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    スレ

    mith3308

    DONE2024年5月5日SUPER COMIC CITY 31に発行予定の
    ファウ晶♂の新刊サンプルです。一章を公開しています!
    親愛と恋慕で葛藤する晶くんと、それを知っていて遠ざけるファウストの話です。
    たくさんすれ違いさせたいです。ハッピーエンドです。
    魔法使いたちを書くの楽しいんですが読める代物が書けているのか心配ですが…
    覗いてくださっただけで嬉しいです!楽しんでいただけるように頑張ります。
    Night and Day. 真っ青な大空が地の果てまで続いている。遥か遠くにある荒々しい岩肌を持つ山々が、大空に喰らいつくように、剣を天に衝き立てたような稜線を重ねていた。昼を過ぎて傾いた太陽の光が、雄麗な山脈を白く光らせている。尾根を境目に、影絵のように片方の面が、黒く塗りつぶされていて、稜線を重ねたいくつもの山が、一枚の黒い大きな岩のようにも見えた。
     晶は、雄大な景色を見渡しながら、この山の一部になるような気持ちで、大きく息を吸った。草の香りを多く含んだ空気は瑞々しく、身体が満たされていく。あまり、元の世界では身近になかった空気だった。
    「賢者!」
     澄んだ空気を、楽しげな声が伝ってくる。
     晶は、山脈から視線を外して振り返った。短い草が生えた急な斜面を、運搬用のそりに乗って、ものすごいスピードで滑り降りているシノが、手を振っている。
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    からん

    DOODLE現パロ高校生(シャディミオ5本、4スレ1本)纏めました。
    きみと青い春01

    「すいません、ちょっといいですか」
    此処はゲームセンター、しかもクレーンゲームに特化している場所だ。そして私は店員、なので呼ばれることには慣れている。慣れているのだが、頭一つ以上は大きい男性には流石にたじろぐ。あ、しかもこの制服は有名私立校だ。モデル並みどころかモデル越えの高身長に、金髪をポニーテールにしているというスタイルすらよく似合う。
    「一つ取れたので、もう一つを移動して貰いたいんです」
    「了解しました。一つ取られたとは、おめでとうございます!」
    「ありがとうございます」
    驚くほど眩しい笑顔である。人生経験豊富ではない私にとって、今日が最高の日かもしれない。そんな彼に案内されて、やってきた筐体前には大きなエビフライ(冗談でも比喩でもない、巨大エビフライのぬいぐるみがあるのである)を抱えている美少女が待っていた。イケメンに目を潰されたかと思った次の瞬間、眩い美少女に目を焼かれた。どうなってるのこの高校、もしや顔面偏差値でもあるのかと時代遅れな偏見すら持ってしまう。美少女の髪色は、まるで男子高校生の対になるような白銀をしていた。近付かない距離でも睫毛の長さが見えて、エビフライの尻尾に顔を埋めるだけで可愛さが炸裂している。
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