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    バチバチ

    nashireonnn

    DONE「しつこくて頑固なシミみたいなもんですよ、困りますね!」

    人外鯉登対人間鯉登×人間月島(転生パロ)
    夢の中で黄泉竈食ひさせようとするヤンデレ味の強い人外鯉登と、人間らしい感情で月島を愛してる鯉登がバチバチしてる話。またしても何も知らない月島さん
    (細かい設定はついったに画像で投げます)
    白無垢に落ちた血のように 広く、広く。果てなどないように見える白い空間になんとはなしに佇んでいると、不意に声を掛けられた。
    「どうした、月島軍曹?」
     掛けられた言葉に、ぼんやりとしていた意識を取り戻す。目の前にいつの間にか現れた男が、椅子に腰掛けながら優雅な手付きでティーカップを持ち上げている。静かにカップを傾けて中身を飲む仕草をすると、男は月島を見上げて言った。
    「突っ立っていないで貴様も座れ。上官命令だ」
    「……は」
     軍服に身を包んだ男にそう言われ、月島は椅子を引いて向かい側に腰掛ける。被っていた軍帽を脱いで机の端に置き、背筋を正して向かい合う。月島が着席したのを見て、男は机に置かれたティーポットを傾けてその中身を空いていたもう一つのカップに注いだ。それを月島に差し出し、男はもう一度手元のカップの中身を煽った。
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    totoro_iru

    MOURNING米/津/玄/師の「ク.ラ.ン.ベ.リ.ー.と.パ.ン.ケ.ー.キ」を聴いたらこうなりました。
    バチバチにピアス開けている新八くんと、バチバチに刺青入れている銀さんの休日という「現パロ」と表記していいかも分からない話。
    微睡の休日 意識が夢の中から顔を出した。ぴったりくっついていた瞼を開けると、既に日が上ってからだいぶ経っているようだ。もしかしたら、もうすぐ昼かもしれない。
     僕はモゾモゾと手足に力を入れて起き上がった。眠い。頭の中はまだモヤモヤと霞がかった状態だ。身体が動き始めれば、この霞も晴れるだろうか。頭を軽く揺らせば、両耳を着飾るピアスたちがシャリシャリと鳴った。
     その音が聞こえたのか隣で寝ていた男が「うーん」と唸ったが、すぐにまた寝息を立て始めた。男の背中に彫られた虎の刺青が規則正しく動く様子が少し滑稽に見える。僕の方が疲れてるはずなのにな。まぁ、体力を使ったのはお互い様か。
     ベッドから部屋の中を見渡せば、床には服が散らばっていた。それらを洗濯したい気持ちは山々だったが、休日の朝を過ぎてしまった今はテキパキと動く気には到底なれなかった。朝ごはんはどうしようか。僕の手が自然と右耳に伸びた。シャリ、シャリと指でピアスを遊ばせながら考える。何か考え事している時、僕は右耳を触る癖があるらしい。寝ているあの人が教えてくれた。
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