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    aka_no_sousaku

    MEMO劉の過去の小説までいかないメモ書き。元の性格からネガティブで泣き虫。母が居ない事をよく虐められた。
    よく泣いて女々しい自分も大嫌いで、ディーラーの堂々とした格好良いお父さんに憧れて。
    あんな風になりたいと心の底から思っていた。

    母の話はよく聞いた。父は目を細めて僕にはしない顔を、写真に向ける。
    「ファンファン、お前の髪はこいつに良く似ている。」
    写真のなかで笑う母という人は三つ編みにしていた。

    「5歳になったら、1つ階段を登ろうか」

    5歳から父の元でカジノゲームについて教わる。
    この頃からトランプでの手品も始める。


    トランプで遊んで居た時に発現。7歳だった。
    羽根でトランプが持てなくなった事が悲しかった。手品が出来て、やっと自分を好きになれると思ったのに。ごめんなさいお父さん。こんなに何も出来ない僕を嫌わないで。

    父の部下の人には差別的視線を送られたものの、父は「その内、人に戻れる。強い子だから、またディーラーとして立てるぞ」「その為に学校に行くんだ」その顔は険しかった。

    その年の内に入学。
    入学以降も友達もろくに出来ず、幼馴染だけが良く遊んでくれた。
    大事にしなきゃ。俺なんかに仲良くしてくれる家族のような 2678