劉
HayateFuunn
MAIKING劉白前提の昶白らしきもの半年前くらいのを発掘したので展開を覚えてない
「……。ふ、く……」
「白銀?」
肩を震わせる白銀に、劉黒が首を傾げる。
「あ、ははっ! 本当、なんなんだよお前」
腹を抱えて、口を大きく開けて快活に笑う白銀。
劉黒の的のずれた発言が、いつもなら琴線に触れてしまうが今回はツボにハマったらしい。
白い頬が赤く上気して、笑いすぎて涙が滲むほど笑って、ただ劉黒は原因が自分にあるとは思っていないようで困惑していたが。
「ふは、はー、腹いてえ……」
「えっ、大丈夫か?」
「ちょ、待て、今来るな、あはは、お前のせいだっての!」
もはや劉黒を見るだけで笑いが止まらない白銀は、心配して触れようとする劉黒の手からするりと逃げて白い髪をなびかせる。
白銀が本気で笑い疲れるまで、この追いかけっこは続いた。
2556「白銀?」
肩を震わせる白銀に、劉黒が首を傾げる。
「あ、ははっ! 本当、なんなんだよお前」
腹を抱えて、口を大きく開けて快活に笑う白銀。
劉黒の的のずれた発言が、いつもなら琴線に触れてしまうが今回はツボにハマったらしい。
白い頬が赤く上気して、笑いすぎて涙が滲むほど笑って、ただ劉黒は原因が自分にあるとは思っていないようで困惑していたが。
「ふは、はー、腹いてえ……」
「えっ、大丈夫か?」
「ちょ、待て、今来るな、あはは、お前のせいだっての!」
もはや劉黒を見るだけで笑いが止まらない白銀は、心配して触れようとする劉黒の手からするりと逃げて白い髪をなびかせる。
白銀が本気で笑い疲れるまで、この追いかけっこは続いた。
lssn_m
DONE@isolation_CT劉が討伐するだけの600字くらいの何か
月夜に舞う インカムから聞こえる合成音声がもうすぐ目的地だと告げる。道なりに100m、その後右折して70m。今回のターゲットはもうすぐそこだ。もう夜遅く、月明かりが道を照らしていた。
路地裏の影に潜み、息を殺す。向かいの妓楼からでっぷりとした腹の魚顔のあやかしが出てきて、せかせかと歩いていくのを確認して駆け出した。月が雲に隠れる。足音は立てず、でも速く、そして高く舞って一閃。双剣であやかしの首を刈り取った。
「よっし。仕事完了!」
剣を振って血を飛ばし鞘に納め、スマホで依頼者に討伐完了報告を送る。これで明日には報酬が振り込まれるだろう。
「あっそうだ。葬儀屋ってのにも連絡しなきゃ」
また月が出てきて周りを照らした。夕方に雨が降ったからか、まだそこらじゅうに水溜りが残っている。
645路地裏の影に潜み、息を殺す。向かいの妓楼からでっぷりとした腹の魚顔のあやかしが出てきて、せかせかと歩いていくのを確認して駆け出した。月が雲に隠れる。足音は立てず、でも速く、そして高く舞って一閃。双剣であやかしの首を刈り取った。
「よっし。仕事完了!」
剣を振って血を飛ばし鞘に納め、スマホで依頼者に討伐完了報告を送る。これで明日には報酬が振り込まれるだろう。
「あっそうだ。葬儀屋ってのにも連絡しなきゃ」
また月が出てきて周りを照らした。夕方に雨が降ったからか、まだそこらじゅうに水溜りが残っている。
ma0t0k0
MEMO【ヤドリギあやかし探偵社 シーサーペント・ディストーション】KP◇比良世持さん
HO鬼◇ネズ。さん:八角 勝馬
HO蛇◇若麦さん:劉 岑冘
HO狐◇真魚とこ:名雪 鶯里
HO蜘蛛◇塩花さん:藤掛 八雲
2021/11/22.24.28
ma0t0k0
MEMO【ヤドリギあやかし探偵社】KP◇比良世持さん
HO鬼◇ネズ。さん:八角 勝馬
HO蛇◇若麦さん:劉 岑冘
HO狐◇真魚とこ(雲野):名雪 鶯里
HO蜘蛛◇塩花さん:藤掛 八雲
2021/11/10〜12 2
srs
DOODLEフリーポーズ素材をお借りして描いてみました。推しcpの可愛い絡み絵が秒で描けるのでとても元気になれます良いですね……!シチュエーションの勉強にもなる!
(これは小さい姜維くんと劉禅様)
ss_fanart18
PROGRESS劉ナイ進捗 完成の二歩手前くらいまでアプっていく。完成版は劉ナイアンソロのノベルティでご覧になれます。ヨロピコ!
とりあえずいい感じに仕上がるよう頑張ります
1日目。2日目。3日目お休み。4日目。
5日目にして完成一歩手前まで行ったので可愛く描けた蛇の顔だけ掲載して進捗報告終了です。お楽しみに! 4
HayateFuunn
MAIKING現パロ劉白劉:図書館近くのコーヒーショップ店員
白:図書館司書
loverary図書館の貸し出しカウンターで、白銀は本を読んでいた。
ページをめくる音。空調の音。勉強をしている者の筆記具の音。かすかな息遣い。
余計な音の聞こえない静寂が好きで、白銀はここに勤めている。
中には白銀目当ての来館者もあるのだが、騒がしくしていると白銀が追い出してしまうから、外の窓から眺めるか、息を殺して本棚の影から様子を伺うかだ。
視線が鬱陶しくはあるが、本に集中していればいずれ気にならなくなる。
さらりと落ちてくる白い髪を耳にかけて、文字列を追う。
幼い頃から特に手入れをしているわけではないのだが、白銀の髪は絡むことなく絹糸のように落ちる。
カウンターの向かいにひとの気配がして、白銀は人当たりのいい笑顔を浮かべながら顔をあげ、相手を見てすぐに真顔に戻った。
967ページをめくる音。空調の音。勉強をしている者の筆記具の音。かすかな息遣い。
余計な音の聞こえない静寂が好きで、白銀はここに勤めている。
中には白銀目当ての来館者もあるのだが、騒がしくしていると白銀が追い出してしまうから、外の窓から眺めるか、息を殺して本棚の影から様子を伺うかだ。
視線が鬱陶しくはあるが、本に集中していればいずれ気にならなくなる。
さらりと落ちてくる白い髪を耳にかけて、文字列を追う。
幼い頃から特に手入れをしているわけではないのだが、白銀の髪は絡むことなく絹糸のように落ちる。
カウンターの向かいにひとの気配がして、白銀は人当たりのいい笑顔を浮かべながら顔をあげ、相手を見てすぐに真顔に戻った。
mayuyuniji
DONE(曹←劉/水魚ss)曹劉と劉親子とちょっと危うい水魚はらはらと落ちた。
それには名が書いてあった。
そして私たちは道を分かった。
「父上も、剣を振るう時に目を瞑るのですね」
執務の合間、気分転換に双剣を持ち出したら息子が覗きにきた。
「禅もです。よく子龍に叱られます」
剣が似合わない子が口にした言葉に、忘れていた北の都の古い記憶が呼び起こされる。
まだ若かった頃、同じことを人に言われた。
君は、剣を振るう時に目を瞑るのだな
それはいけない、とその人は続けた。
進む者は見なくてはいけない
「でも、できたら見たくないですよね」
屍を重ねて進むその道を
「血と肉が吹き飛ぶ様など」
劉禅は同意を求めるように父親に笑顔を向ける。
劉備は父として、先導者として応えるべき言葉を持っていなかった。
1065それには名が書いてあった。
そして私たちは道を分かった。
「父上も、剣を振るう時に目を瞑るのですね」
執務の合間、気分転換に双剣を持ち出したら息子が覗きにきた。
「禅もです。よく子龍に叱られます」
剣が似合わない子が口にした言葉に、忘れていた北の都の古い記憶が呼び起こされる。
まだ若かった頃、同じことを人に言われた。
君は、剣を振るう時に目を瞑るのだな
それはいけない、とその人は続けた。
進む者は見なくてはいけない
「でも、できたら見たくないですよね」
屍を重ねて進むその道を
「血と肉が吹き飛ぶ様など」
劉禅は同意を求めるように父親に笑顔を向ける。
劉備は父として、先導者として応えるべき言葉を持っていなかった。
HayateFuunn
MAIKING劉白と昶白、どっちも幸せになって欲しいのに幸せになってくれない。罅白銀が倒れたと影側から連絡を受け、赴いたのが二時間前。
寝室で眠る白銀は、かすかな息づかいがなければ人形かと思うほどに生気がなかった。
その顔色に見覚えがある。光側の下界にいたとき、そこにいるだけで体力を著しく消耗するのだという説明と、冷や汗を浮かべながらうなされていた白銀。
あの時と、顔色が似ている。元々顔色は雪みたいに白いからあまり大差はないが、土気色に近い気がする。
何故だ。ここは影の王宮、白銀の自室だ。白銀の体を脅かす光のエネルギーはほぼないし、あっても支障はない程度。
なのに何故、あの時みたいに憔悴している?
祀翠も原因が分からないから手を出せないと困ったように言っていた。
分かりやすい外傷もない、光と影の均衡は保てている。なら、どうして。
2400寝室で眠る白銀は、かすかな息づかいがなければ人形かと思うほどに生気がなかった。
その顔色に見覚えがある。光側の下界にいたとき、そこにいるだけで体力を著しく消耗するのだという説明と、冷や汗を浮かべながらうなされていた白銀。
あの時と、顔色が似ている。元々顔色は雪みたいに白いからあまり大差はないが、土気色に近い気がする。
何故だ。ここは影の王宮、白銀の自室だ。白銀の体を脅かす光のエネルギーはほぼないし、あっても支障はない程度。
なのに何故、あの時みたいに憔悴している?
祀翠も原因が分からないから手を出せないと困ったように言っていた。
分かりやすい外傷もない、光と影の均衡は保てている。なら、どうして。