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    現在

    おわり

    PAST今現在、恋愛感情なんか微塵もないアズリドとフロリドの未来の子供がやってきてなんやかんやのクソ冒頭
    並行世界チャイルド それは、授業中の出来事だった。
     グラウンドの上。辺りが急に暗くなり、さらに大きな穴が空いた。雷鳴轟かせる穴。その口から吐き出された二つの塊が、このとんでもない事件の発端になるとは、この時はまだ誰も知る由もなかった。

     * * *

     授業中、慌てたゴーストがリドルを教室まで呼びに来た。緊急だと言われ、急いで学園長室まで向かうと、その扉の前でアズールとフロイドと出会った。
     苦手な同級生と、胡散臭い同級生兼同じ寮長である二人を見て、リドルは自然と眉を顰めた。
    「あー! 金魚ちゃんだぁ〜!! なになに、金魚ちゃんもマンタせんせぇに呼ばれたの?」
    「僕たちも先ほど緊急の知らせを受けて来たんです」
     この組み合わせなら自分ではなくジェイドが呼ばれるべきなのでは? とリドルは思った。どう考えても、二人と一緒に呼ばれた理由が分からない。こんな所で立っていても仕方ない、コンコンとドアをノックすれば、学園長室からバタバタと走り回る音が聞こえた。中からは、やめなさい! と言う声や、甲高い子供の声と泣き喚く声が聞こえた。
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    sakurattihikari

    PROGRESS魔王城内部の書庫とジーヴルとジャルデンのなんか
    勝手に人の子借りたりしてるぞ しかし扱いごめんな現在進行系
    ジャがちょっと潮風感じる
    紙と木、あるいは皮でできた書物。それらを収納する壁によってつくられた、静けさの籠もる少し冷たい空気の立ち込める空間。男は、己の踵が床を叩く音を耳にしながら、その足を奥へと進めた。
    魔王城内に作られた、本の収蔵と管理のための空間である書庫へ、ジーヴルは訪れていた。人に用事があったためである。しかしその人というものが、領内の見回りなどを請け負う、基本的にどこにも留まらないといった職分なもので、同じ軍に属していても、会う機会というのはそう多くはない。そのためそんな彼が比較的よく訪れるらしいこの書庫に、ジーヴルは珍しく自ら足を向けた。
    書庫にもいくらかの魔物たちはいるが、城内の各所や他の地域に比べれば少なく、静かな方だと感じる。それは喧騒の有無か、存在の騒がしさの有無か。少数人が集って大声をあげているよりも、大人数の静寂を浴びている方が鬱陶しく感じることもあるのだ。少なくとも現在の書庫の様子とは、片手で数えられるほどの数の個体だけがおり、それらは静寂を好んでいるらしいのだった。
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    slekiss

    DONE1主と2主の会話。カプ要素なし。やや重めのシリアス。
    ふたりの過去(特に2主)に関する多大な捏造を含んでいるため、何でも許せる方向け。
    現在では互いの口調は砕けてますが、過去は2主が丁寧語仕様。
    1主:シアン・ローズ。ツン要素多めの口悪い系ツンデレが基本だが、今回はツンもデレもなし。大人しい。
    2主:シオン・N・エルフィールド。何気に料理が得意。但し……

    以上を踏まえていれば読めるかと。
    Is it fun 新年あけましておめでとうということで、今日はさくら亭を貸し切ってささやかな新年会が行われていた。だが、ささやかなのはあくまで費用という意味であって、場の雰囲気という点では非常に盛り上がっており、目的としては概ね大成功というところだろう。
     シアン・ローズという人物は、こういった馬鹿騒ぎに積極的に乗る方ではない。かといってルーやイヴのように参加を渋るほどでもなく、その時の気分に非常に左右されるタイプであった。
     そして本日はそれなりに楽しもう、という気分であったらしい。最初のうちは話しかけてくる知己に相槌を打ちながら近場のものを適当に飲み食いしていたが、トリーシャやマリアといった盛り上がり好きが幅を利かせてくるようになると、そのテンションの高さにいささか辟易してきたようで、自分を気に掛ける視線がないことを確認してから、そっと席を立った。
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