オサハタ
MEMO22巻アカジャネタ。カズヤギでありいずれ半サギョになる半田くんとサギョくんでもあり、なメモ。
カズヤギは同期で同い年設定。
ひとくくり それはカズサ本部長の、嵐のような抜き打ち視察が終わってすぐの出来事。
「おみゃあは本部長の前でも凪いどるんじゃなぁ」
と、隊長に言われて、僕が思い返したのは吸対の人間になった当初のことだった。
「本部長って、どんな人ですか?」
と、僕が聞いた相手は、入隊当初の研修を担当してくれていたヤギヤマさんだ。
ヤギヤマさんは、研修が始まってすぐ僕だけに他の同期とは違う課程に進むよう指示をした。
それは皆が行なっている銃の扱いの類とは全く違い、吸血鬼の歴史に関する資料を読んでおいて欲しい、というもの。
その分厚い紙束をめくる僕に、
「休み休みで構わないよ、とても長いものだから」
と飲み物を差し出してくれた機会に、僕はさっきの質問をしたんだ。
2325「おみゃあは本部長の前でも凪いどるんじゃなぁ」
と、隊長に言われて、僕が思い返したのは吸対の人間になった当初のことだった。
「本部長って、どんな人ですか?」
と、僕が聞いた相手は、入隊当初の研修を担当してくれていたヤギヤマさんだ。
ヤギヤマさんは、研修が始まってすぐ僕だけに他の同期とは違う課程に進むよう指示をした。
それは皆が行なっている銃の扱いの類とは全く違い、吸血鬼の歴史に関する資料を読んでおいて欲しい、というもの。
その分厚い紙束をめくる僕に、
「休み休みで構わないよ、とても長いものだから」
と飲み物を差し出してくれた機会に、僕はさっきの質問をしたんだ。
オサハタ
DOODLE半田「じゃあおやすみ」サギョウ「……おやすみ?」
からの──
(お絵描きして、上げて、Twitterに戻ると神絵師しかいなくて、アッ、ヤッパリ皆上手い。下手なのは私だけ……)ってなっちゃってイクナイネ‼︎
オサハタ
DONEお差し入れのお礼です!無事に受け取りました!お心遣いを本当に本当に有難うございます!
リアクションをはじめとしたご反応等々でお構いいただけるだけでこの上なく喜ばしいことですのにお差し入れまで頂戴してしまい、相当するお礼など出来ようもないかもしれませんがせめてと思い描きました!何らかの、こう……、精神的なプラスになれれば幸いでございます……!
絶対美味いに決まっているこちらのビール、大事に大事に飲ませていただきます!
この度は本当に有難うございましたー!!!! 4
オサハタ
DOODLEお盆休みの方も、世間がお休みのときこそお仕事がお忙しい方も、通常業務の方も、お休みといえばお休みだけど家族もお休みだから休むに休めない方も、どうぞ皆さまお疲れの出ませんよう祈っております。暑さ、水害、疫病、その他もろもろ、受け取ってしまうのが最早当たり前、当たらないのは相当に運がいいといった状況ではありましょうが、どうか皆様がその幸運の持ち主であるよう願っております!オサハタ
MOURNING愛している、と彼は言った。Nightmare 目の前に横たわる骸に、外傷があったのかどうかは憶えていない。
暗い路地裏、雑に転がるその身体。
呼びかけはしなかった、呼んだところでもう聞こえないと、何故だか感覚で理解していたから。
傍に屈んで、触れた頬に弾力はなく、冷たい。
そんなにも長くこんな場所に独りにして済まないと、声に出さず謝った。
薄く開いたままの瞼、乾いて、知っているよりも色の薄くなっている虹彩。
それでも真っ直ぐに覗き込めば己が映るから、まるでまだ、俺を、見てくれているように思えてしまうから、そのままに、して、おきたくて。
そこでようやく名前を口にした。
だが、その後は、続かなかった。
ありがとう?
さようなら?
ごめん?
浮かぶどれもが相応しく、ないような、気がして。
2784暗い路地裏、雑に転がるその身体。
呼びかけはしなかった、呼んだところでもう聞こえないと、何故だか感覚で理解していたから。
傍に屈んで、触れた頬に弾力はなく、冷たい。
そんなにも長くこんな場所に独りにして済まないと、声に出さず謝った。
薄く開いたままの瞼、乾いて、知っているよりも色の薄くなっている虹彩。
それでも真っ直ぐに覗き込めば己が映るから、まるでまだ、俺を、見てくれているように思えてしまうから、そのままに、して、おきたくて。
そこでようやく名前を口にした。
だが、その後は、続かなかった。
ありがとう?
さようなら?
ごめん?
浮かぶどれもが相応しく、ないような、気がして。
オサハタ
DOODLE付き合ってる半サギョ昼間だけど眠る時間帯が彼らにとって夜的な
熱帯夜 暑さで微睡みに引き上げられた。
寝ぼけ眼をどうにか開きつつ、枕元に置いていたスマホで確認した時間は正午。
まだまだ起きるべき刻ではない、けれど、このままでは──そう、離れて眠りに入ったはずの恋人が、いつの間にやらまるで幼児にとってのお気に入りの縫いぐるみの如く自分を強く強く抱いて寝息を立てているこの状況では──素直に今一度眠るわけにはいかない。
半覚醒の意識、手探りで触れたリモコンはエアコンのもの。
躊躇いなく限界まで設定温度を下げた。
連続する電子音と、それに連なって大きくなった本体の風音に、安堵して、半分ほど開いていた瞼を、もう一度伏せよう、と、したところで──
「すぐ、離れる、から」
聞こえたのは、途切れ途切れの、覚束なく、それでいて甘ったるい、愛おしい、こえ。
552寝ぼけ眼をどうにか開きつつ、枕元に置いていたスマホで確認した時間は正午。
まだまだ起きるべき刻ではない、けれど、このままでは──そう、離れて眠りに入ったはずの恋人が、いつの間にやらまるで幼児にとってのお気に入りの縫いぐるみの如く自分を強く強く抱いて寝息を立てているこの状況では──素直に今一度眠るわけにはいかない。
半覚醒の意識、手探りで触れたリモコンはエアコンのもの。
躊躇いなく限界まで設定温度を下げた。
連続する電子音と、それに連なって大きくなった本体の風音に、安堵して、半分ほど開いていた瞼を、もう一度伏せよう、と、したところで──
「すぐ、離れる、から」
聞こえたのは、途切れ途切れの、覚束なく、それでいて甘ったるい、愛おしい、こえ。
オサハタ
DOODLE事後のふたり余韻 暑い。熱い。
冷房、の、設定温度、を、もう少し下げておけばよかった、と、思った。
真夏、の、昼前の、触れ合いは、予想以上に汗が皮膚を濡らす。
頬から髪から身体中から、雫は流れて落ちて止まらない、それはお互いさま。
寝台は頻繁な交換が難しい故、防水敷布を敷いてからさらにその上に一般的な敷布を敷いているけど、今日はその二枚とも交換した方がいいだろうな、と、達したばかりのぼんやりとした頭で僕は考えていた。
でも何にせよ、先ずは風呂に入ろう。温水の温度も今日はいつもより下げよう。
そんなことを思いながら僕は自分の首元に顔を埋めている先輩の濡れた髪を指先ですいた。
「……先輩、シャワー行こ」
擦り寄せた鼻先、汗だくのはずなのにいい匂いしかしないのはなんでだろう。
1118冷房、の、設定温度、を、もう少し下げておけばよかった、と、思った。
真夏、の、昼前の、触れ合いは、予想以上に汗が皮膚を濡らす。
頬から髪から身体中から、雫は流れて落ちて止まらない、それはお互いさま。
寝台は頻繁な交換が難しい故、防水敷布を敷いてからさらにその上に一般的な敷布を敷いているけど、今日はその二枚とも交換した方がいいだろうな、と、達したばかりのぼんやりとした頭で僕は考えていた。
でも何にせよ、先ずは風呂に入ろう。温水の温度も今日はいつもより下げよう。
そんなことを思いながら僕は自分の首元に顔を埋めている先輩の濡れた髪を指先ですいた。
「……先輩、シャワー行こ」
擦り寄せた鼻先、汗だくのはずなのにいい匂いしかしないのはなんでだろう。
Yutaki_Sira
DONE先輩お誕生日おめでとうございます。これからも健やかにセロリと一緒にいてください。えっちないけどえっち連呼してるので一応ここにあげます。
リボンの応用法について七月一日。
サギョウは悩んでいた。いわゆる花金と呼ばれるタイミングではあるが、そんな悠長な精神状態ではなかった。普通に悩んでいた。新横浜というもはや土地自体がポンチである場所でゆっくりした休みなど見込めない場所において花金は無効化されるのもある。
七月二日は半田桃の誕生日である。それだけならば悩むこともないのだが、半田桃とサギョウは先日お付き合いを始めた仲だった。お付き合い。恋人関係。将来を誓い合う仲(半田談。サギョウは重いな…としみじみ思った)。サギョウとしては「いつか別れるかもな〜〜」の気持ちが常にあるのだが半田がそれを薙ぎ倒してくるスタイル。
これまでなら「とりあえずセロリ渡しときゃ喜ぶだろこのセロリマン」で終わっていたのだが、恋人ともなるとそうはいかない。サギョウはゲンドウポーズを取らざるをえなくなった。世の恋人同士って誕生日に何を送るんだ。先日のサギョウの誕生日の時は「なんでもして欲しいことを言うがいい!」と言われたのでそれに従った。行動支給である。大変満足したのでその時のことはいいのだが。
3584サギョウは悩んでいた。いわゆる花金と呼ばれるタイミングではあるが、そんな悠長な精神状態ではなかった。普通に悩んでいた。新横浜というもはや土地自体がポンチである場所でゆっくりした休みなど見込めない場所において花金は無効化されるのもある。
七月二日は半田桃の誕生日である。それだけならば悩むこともないのだが、半田桃とサギョウは先日お付き合いを始めた仲だった。お付き合い。恋人関係。将来を誓い合う仲(半田談。サギョウは重いな…としみじみ思った)。サギョウとしては「いつか別れるかもな〜〜」の気持ちが常にあるのだが半田がそれを薙ぎ倒してくるスタイル。
これまでなら「とりあえずセロリ渡しときゃ喜ぶだろこのセロリマン」で終わっていたのだが、恋人ともなるとそうはいかない。サギョウはゲンドウポーズを取らざるをえなくなった。世の恋人同士って誕生日に何を送るんだ。先日のサギョウの誕生日の時は「なんでもして欲しいことを言うがいい!」と言われたのでそれに従った。行動支給である。大変満足したのでその時のことはいいのだが。
オサハタ
DOODLE付き合ってる半サギョのメモつながり「好きだ」
と、
この人はよく言う。
「それはどうも」
と返すのがお決まり、だったけれど──
ある時ふと、
「どうして?」
と、聞いてみた。
そうしたら、向こうは、驚くでもなく、困るでもなく、小さく頷いてゆるく微笑みながら、こう、言った。
「縁もゆかりも、そして血の繋がりもない、赤の他人なのに、それなのに、縁やゆかり、そして血の繋がりがある人物と同等かともすればそれ以上に、大事な存在だからだ」
それを聞いて、目を丸くしたのは僕の方。
「そして、叶うのならば一瞬たりとも逃さず共に居たいと望まずにはいられない、そういう存在は、お前だけだ」
ゆっくりと伸ばされた手のひら、は、あたたかい、けれど、多分触れられた僕の頬の方が、あつい。
564と、
この人はよく言う。
「それはどうも」
と返すのがお決まり、だったけれど──
ある時ふと、
「どうして?」
と、聞いてみた。
そうしたら、向こうは、驚くでもなく、困るでもなく、小さく頷いてゆるく微笑みながら、こう、言った。
「縁もゆかりも、そして血の繋がりもない、赤の他人なのに、それなのに、縁やゆかり、そして血の繋がりがある人物と同等かともすればそれ以上に、大事な存在だからだ」
それを聞いて、目を丸くしたのは僕の方。
「そして、叶うのならば一瞬たりとも逃さず共に居たいと望まずにはいられない、そういう存在は、お前だけだ」
ゆっくりと伸ばされた手のひら、は、あたたかい、けれど、多分触れられた僕の頬の方が、あつい。