KRMR08_olo
DOODLEメタフム+カビの過去絵ちょいまとめ+α。万一メタナイトが傍にいない時にカービィ戦闘不能対処の為に口移しを教えられるフームの話を描こうとして挫折した残骸とか。3人でさっさと公認の家族になってくれ。 9智美。
CAN’T MAKEフームと卿だったり大人組だったり。本編の数年後、かもしれない。誰だお前ら『人形』
「…………」
フームは水面に佇んでいた。頭上には赤く染まった月が顔を覗かせる。彼女は海に沈む訳でもなく、かといって陸地に戻るわけでもなく、ただただその場に立ち尽くす。比較的喜怒哀楽が分かりやすい彼女には珍しく感情が一切見当たらない。精巧に造られた人形のようだ。
「フーム、身体を冷やす前に戻るんだ」
メタナイトはフームに声をかける。その声は優しかった。彼女は月に背を向け、メタナイトと向き合った。両手を広げ、微笑みかける。
「……わたしが消えたところで、何が変わるの?」
「…………」
「ここで消えたとしても、世界はきっといつものように進んでいく」
彼女は歌うように告げる。メタナイトは思わず息を飲んだ。月明かりに照らされる彼女は幻想的で、まるで赤く染った月に飲み込まれるのではないかという錯覚を覚えた。目元の雫も赤く染め上げられる。メタナイトは思わず彼女の手を掴んだ。
3814「…………」
フームは水面に佇んでいた。頭上には赤く染まった月が顔を覗かせる。彼女は海に沈む訳でもなく、かといって陸地に戻るわけでもなく、ただただその場に立ち尽くす。比較的喜怒哀楽が分かりやすい彼女には珍しく感情が一切見当たらない。精巧に造られた人形のようだ。
「フーム、身体を冷やす前に戻るんだ」
メタナイトはフームに声をかける。その声は優しかった。彼女は月に背を向け、メタナイトと向き合った。両手を広げ、微笑みかける。
「……わたしが消えたところで、何が変わるの?」
「…………」
「ここで消えたとしても、世界はきっといつものように進んでいく」
彼女は歌うように告げる。メタナイトは思わず息を飲んだ。月明かりに照らされる彼女は幻想的で、まるで赤く染った月に飲み込まれるのではないかという錯覚を覚えた。目元の雫も赤く染め上げられる。メタナイトは思わず彼女の手を掴んだ。
智美。
DOODLE【アニカビ絵】卿描けなくて涙目になったメタフム。資料集欲しい。どんなシチュなのかはご想像にお任せします(丸投げは基本)。ディスカバ、メタの姿観測出来たけど永遠に会えそうにないのですがそれは。ド下手なだけですハイKRMR08_olo
DOODLEオチも山もない俺得メタ→フムマンガ。本編の卿の過去がシリアス路線なのでフームに幸せにしてもらうスタート地点。この後静かな図書室にでも行って自分の好きなものをフームにぽつぽつ教えてあげてくれ。 4智美。
MEMOアニカビdeやきうのじかんだあああ!! どうやってグローブ着けてるんだとかバット持ってるんだとかつっこんだら負け。あの世界のW○Cか何か?? 戦力外辛いです…「(さてどうするか)」
私は脳内で戦略を練る。陛下からバトンを受け継いだフームはいささか緊張していた。前回登板で打ち込まれてしまったから致し方ない。しかし、それが本来の実力でもないことは皆が知っている。幸いにもクリーンナップは陛下がきっちりと抑え、下位打線に入っていた。油断は禁物、だがあまりにも慎重になり過ぎては後々フーム自身が苦しくなる。フームに対してバッターが苦手としている球を要求する。彼女は頷いた。
「くそっ!!」
「(まずは一人)」
空振り三振でアウトカウントが一つ増える。フームは大きく深呼吸した。まだ彼女は本調子でない。前回はツーアウト取ったものの、あともう一つが取れなかった。伏兵に一発を浴び、ストライクが入らなくなり四球で塁に出してしまう。悪循環から自分のリズムが崩れ、逆転を許した。普段フームは球威で押し切る陛下と違いコントロールで相手打者を翻弄している。まだ双方とも点が取れていない局面、そして前回登板で打たれた中継ぎ、フームの周りに野手が集まった。
848私は脳内で戦略を練る。陛下からバトンを受け継いだフームはいささか緊張していた。前回登板で打ち込まれてしまったから致し方ない。しかし、それが本来の実力でもないことは皆が知っている。幸いにもクリーンナップは陛下がきっちりと抑え、下位打線に入っていた。油断は禁物、だがあまりにも慎重になり過ぎては後々フーム自身が苦しくなる。フームに対してバッターが苦手としている球を要求する。彼女は頷いた。
「くそっ!!」
「(まずは一人)」
空振り三振でアウトカウントが一つ増える。フームは大きく深呼吸した。まだ彼女は本調子でない。前回はツーアウト取ったものの、あともう一つが取れなかった。伏兵に一発を浴び、ストライクが入らなくなり四球で塁に出してしまう。悪循環から自分のリズムが崩れ、逆転を許した。普段フームは球威で押し切る陛下と違いコントロールで相手打者を翻弄している。まだ双方とも点が取れていない局面、そして前回登板で打たれた中継ぎ、フームの周りに野手が集まった。
智美。
MAIKING続フォロワー様のフムブン姉弟ちっこい頃ツイから膨らんだアニカビ妄想。大人組考えようとして轟沈するの図。オチとか色々はカビちゃが吸い込みました「……こんなものっ」
デデデのハンマーを拝借してあの転送装置の前に立つ。怪しげな商売にすぐ乗っかるデデデもデデデだけれど、そもそもこんなものさえなければ大事にはならなかったのだ。元凶を絶ってしまえば良い。簡単な話だ。賑やかな足音が聞こえる。デデデは乱暴に扉を開けるとわたしを指す。デデデと少し遅れてやってきたエスカルゴンは目を丸くしていた。
「何をするゾイ!?」
「何って……見て分からない?」
「わわわ、フームが暴走してるでゲス!」
「だってこれがあるから村のみんなも困ってたじゃない」
「……やめるんだ」
藍色のマントがなびく。ハンマーはあっさりとわたしの手から離れた。メタナイト卿はこんな行動を取ったわたしに困惑している。気配を察することは難しいけれど、何を思っているかは少しだけ理解出来るようになった。小さい頃はその仮面が珍しくて、そして怖くなって距離を取っていたっけ。関わってみないと分からないこともある。メタナイト卿は一応デデデの部下だ。時々忘れそうになるけれど。
3319デデデのハンマーを拝借してあの転送装置の前に立つ。怪しげな商売にすぐ乗っかるデデデもデデデだけれど、そもそもこんなものさえなければ大事にはならなかったのだ。元凶を絶ってしまえば良い。簡単な話だ。賑やかな足音が聞こえる。デデデは乱暴に扉を開けるとわたしを指す。デデデと少し遅れてやってきたエスカルゴンは目を丸くしていた。
「何をするゾイ!?」
「何って……見て分からない?」
「わわわ、フームが暴走してるでゲス!」
「だってこれがあるから村のみんなも困ってたじゃない」
「……やめるんだ」
藍色のマントがなびく。ハンマーはあっさりとわたしの手から離れた。メタナイト卿はこんな行動を取ったわたしに困惑している。気配を察することは難しいけれど、何を思っているかは少しだけ理解出来るようになった。小さい頃はその仮面が珍しくて、そして怖くなって距離を取っていたっけ。関わってみないと分からないこともある。メタナイト卿は一応デデデの部下だ。時々忘れそうになるけれど。