3iiRo27
DOODLEritk版深夜の60分一発勝負第百二十六回 お題:「お節介」「ラブレター」
類と付き合っている司が女子のお節介に巻き込まれるお話。
司視点
「お前たち以上にお似合いの2人はいないんだから」「ね、天馬くん。これ、受け取ってくれるよね??」
にっこりと、有無を言わせないといった笑顔で、きっぱりという女性。
その傍で、手に手紙を持ったまま、オロオロとオレと女性を交互に見る、大人しめの女性。
そして、そんな2人に逃げ道を塞がれ、2人の圧を一心に受けている、オレ。
本当に、どうしてこうなってしまったのかと、内心溜息をついてしまった。
-----------------------------
「なあ天馬、どう思うー?」
そのきっかけは、あまりにも単純だった。
クラスメイトの話題。自然な形で振られたそれに、ただ回答しただけだった。
「何がだ?」
「あ、聞いてなかったか。わりいわりい。
よく告白の手段としてラブレターって使われるけど、天馬はそれどう思うのかなって思ってさ」
1962にっこりと、有無を言わせないといった笑顔で、きっぱりという女性。
その傍で、手に手紙を持ったまま、オロオロとオレと女性を交互に見る、大人しめの女性。
そして、そんな2人に逃げ道を塞がれ、2人の圧を一心に受けている、オレ。
本当に、どうしてこうなってしまったのかと、内心溜息をついてしまった。
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「なあ天馬、どう思うー?」
そのきっかけは、あまりにも単純だった。
クラスメイトの話題。自然な形で振られたそれに、ただ回答しただけだった。
「何がだ?」
「あ、聞いてなかったか。わりいわりい。
よく告白の手段としてラブレターって使われるけど、天馬はそれどう思うのかなって思ってさ」
buyo
DOODLEギャグです。意図せずBL営業しようとする司と巻き込まれる類の話。
ミステイク・ジェットコースター! オレはこんなにも己の聡明さを実感したことは無い。世紀の大発見とも言えるそれは、ワンダーステージでの通常公演終了後、カーテンコールでの一幕で発覚した。
類のナレーションと共に舞台が終わり、拍手喝采に包まれる。袖の方に捌けていたえむと類がステージの上へ戻ってきて、四人で観客席の前に並んだ。下手からえむ、寧々、オレ、類の順。客席には小さな子供からお年寄りまで、男も女も、みーんな笑顔で拍手してくれている。このキラキラが眩しくって、何度でも見たいって思うのだ。
そう思うと何だか胸の奥からムズムズした気持ちが湧き上がって、喜びを分かち合うように隣にいた類の肩を叩いた。なあ、お前もそう思うだろう。もっともっと、皆をキラキラさせたいって思うだろ。
17531類のナレーションと共に舞台が終わり、拍手喝采に包まれる。袖の方に捌けていたえむと類がステージの上へ戻ってきて、四人で観客席の前に並んだ。下手からえむ、寧々、オレ、類の順。客席には小さな子供からお年寄りまで、男も女も、みーんな笑顔で拍手してくれている。このキラキラが眩しくって、何度でも見たいって思うのだ。
そう思うと何だか胸の奥からムズムズした気持ちが湧き上がって、喜びを分かち合うように隣にいた類の肩を叩いた。なあ、お前もそう思うだろう。もっともっと、皆をキラキラさせたいって思うだろ。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第百二十五回 お題:「犬」「お揃い」
セカイに新たに表れた存在をきっかけに、あることを思い付いた類のお話。
類視点
それは、始まりの。それは、不定期に行っていた、セカイの動くぬいぐるみの調査の時だった。
「はい、次は君だよ。……おや?」
順番に並んだぬいぐるみくん達の触診をしていた時。
やってきたぬいぐるみくんの姿に、首を傾げた。
セカイのぬいぐるみくん達のことは、調査の甲斐もありある程度把握はできていた。
でも、今やってきた子は初めて見る子。
……いや、「初めて」といっていいのか、わからないが。
その子は、何回も見たことがある、犬のぬいぐるみそっくりで。
姿形は何度も見たものだったのだが、色は全く違っていた。
こんな子はいただろうか?と首を傾げると、その子の後ろにいたぬいぐるみくんが声を上げた。
「ルイクン、ドウシタノー?」
「え?……ああ、すまないね。この色の子は前からいたかと思ってしまって……」
3020「はい、次は君だよ。……おや?」
順番に並んだぬいぐるみくん達の触診をしていた時。
やってきたぬいぐるみくんの姿に、首を傾げた。
セカイのぬいぐるみくん達のことは、調査の甲斐もありある程度把握はできていた。
でも、今やってきた子は初めて見る子。
……いや、「初めて」といっていいのか、わからないが。
その子は、何回も見たことがある、犬のぬいぐるみそっくりで。
姿形は何度も見たものだったのだが、色は全く違っていた。
こんな子はいただろうか?と首を傾げると、その子の後ろにいたぬいぐるみくんが声を上げた。
「ルイクン、ドウシタノー?」
「え?……ああ、すまないね。この色の子は前からいたかと思ってしまって……」
にせかい
MEMO非自願,過激、ooc有【類司】興是哀傷🟡
性對司而言一直是件哀傷的事。
做的時候往往都是在強烈壓力之下,缺乏良好的溝通,不顧後果的恣意妄為。
並不是指他從未在性之中獲得任何愉悅,這樣說對雙方都太不公平,那些事前的準備,為了忍耐而咬緊的嘴脣和潰堤而產生的嘶吼,都是完成畫作的一塊塊拼圖。
「那到底少了什麼?」司想。
🟣
性對類而言一直是件哀傷的事。
並非司不可口,相反的,他是很多人夢寐以求的對象,不少男男女女幻想著能和他共度一宿,只為了換得他一聲感嘆的吟唱。那是為什麼?
因為司在他身下永遠都沒有笑過,而類知道是自己的問題。
自己從未考慮司的感受,一股腦地把人逼到極限再超越,直到昏厥還乘於其上。結束後的安撫一概沒有,自尊?是榻上最沒用的東西。司所要做的就是承受自己以前的屈辱,彼時遭冷落的痛苦在自己手上放大十倍、百倍,剝奪司的意志,類看著地上流淌的池水狂笑。
2147性對司而言一直是件哀傷的事。
做的時候往往都是在強烈壓力之下,缺乏良好的溝通,不顧後果的恣意妄為。
並不是指他從未在性之中獲得任何愉悅,這樣說對雙方都太不公平,那些事前的準備,為了忍耐而咬緊的嘴脣和潰堤而產生的嘶吼,都是完成畫作的一塊塊拼圖。
「那到底少了什麼?」司想。
🟣
性對類而言一直是件哀傷的事。
並非司不可口,相反的,他是很多人夢寐以求的對象,不少男男女女幻想著能和他共度一宿,只為了換得他一聲感嘆的吟唱。那是為什麼?
因為司在他身下永遠都沒有笑過,而類知道是自己的問題。
自己從未考慮司的感受,一股腦地把人逼到極限再超越,直到昏厥還乘於其上。結束後的安撫一概沒有,自尊?是榻上最沒用的東西。司所要做的就是承受自己以前的屈辱,彼時遭冷落的痛苦在自己手上放大十倍、百倍,剝奪司的意志,類看著地上流淌的池水狂笑。
にせかい
PROGRESS未精修,受傷、暴力、不適有,請小心【類司】沒有時間「類!我上了!」早晨,司拿起床頭櫃的手機,見到通知欄的email通知時說。
「怎麼了嗎?」類睡眼惺忪,「今天是星期六,怎麼這麼早叫我起床?」
「看!」司把手機舉到類的面前,「我錄取——
「美國的劇團了!」
神代類第一次品嘗世界在一夕間崩塌的滋味,玻璃渣子碎在口腔裡,乏味卻又提醒自己,司終究不屬於他。
「真是恭喜。」類面無表情。
「是吧?我要乘著實現大明星之夢的飛機,攀到演出的頂峰!」司高興地舉起手機,卻突然感受到氣氛轉變。類壓下他的手,固定在床上,手機掉落。
「咦?」
「特殊的日子,必須好好慶祝才對。」
類的手指十分纖細,然而卻做出和外表不相符的行為,急就章的試探令司竭力隱忍呼痛的欲望。他咬著嘴唇。
「今天明明是開心的一天,怎麼能哭,怎麼能在早上就哭出來?」指節在深處和淺處徘徊,那根手指並不安份,攪弄著,挖掘著,試圖從其中搜出寶物。
3389「怎麼了嗎?」類睡眼惺忪,「今天是星期六,怎麼這麼早叫我起床?」
「看!」司把手機舉到類的面前,「我錄取——
「美國的劇團了!」
神代類第一次品嘗世界在一夕間崩塌的滋味,玻璃渣子碎在口腔裡,乏味卻又提醒自己,司終究不屬於他。
「真是恭喜。」類面無表情。
「是吧?我要乘著實現大明星之夢的飛機,攀到演出的頂峰!」司高興地舉起手機,卻突然感受到氣氛轉變。類壓下他的手,固定在床上,手機掉落。
「咦?」
「特殊的日子,必須好好慶祝才對。」
類的手指十分纖細,然而卻做出和外表不相符的行為,急就章的試探令司竭力隱忍呼痛的欲望。他咬著嘴唇。
「今天明明是開心的一天,怎麼能哭,怎麼能在早上就哭出來?」指節在深處和淺處徘徊,那根手指並不安份,攪弄著,挖掘著,試圖從其中搜出寶物。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第百二十四回 お題:「夜更かし」「始まり」
2人で夜更かしをして、あるものを見ようとするお話。
類視点
ずっと一緒にいれますように))「……司くん、大丈夫かい?」
「う……うむ……」
眠そうに眼を擦る司くんの頭を撫でながら、その手にホカホカのコーヒーを手渡す。
ふうふうと息を吹きかける司くんを見つつ、そっとスマホを開く。
そこには、普段の司くんでは考えられないような、遅い時間が表示されていた。
えむくんにもらった、星がよく見えると評判の宿。
ちょうど流星群の日とも被ったことも相まって、こうして外で待っているのだけれど。
(……やっぱり、司くんはしんどいよねえ)
現在時刻、深夜1時。
年越しでやったショーの時なんかでもとても眠そうにしていたのだ。
元々夜更かしはあまりやってこなかったのだろう。
それでもどうにか見ようと、目を擦ってでも起きようとするその姿に、愛しさが止まらない。
1466「う……うむ……」
眠そうに眼を擦る司くんの頭を撫でながら、その手にホカホカのコーヒーを手渡す。
ふうふうと息を吹きかける司くんを見つつ、そっとスマホを開く。
そこには、普段の司くんでは考えられないような、遅い時間が表示されていた。
えむくんにもらった、星がよく見えると評判の宿。
ちょうど流星群の日とも被ったことも相まって、こうして外で待っているのだけれど。
(……やっぱり、司くんはしんどいよねえ)
現在時刻、深夜1時。
年越しでやったショーの時なんかでもとても眠そうにしていたのだ。
元々夜更かしはあまりやってこなかったのだろう。
それでもどうにか見ようと、目を擦ってでも起きようとするその姿に、愛しさが止まらない。
水無瀬 瑞穂
MAIKINGなんか思いついちゃった、類の司カントボーイ化計画(上)と司がショースターを目指さずピアニストを目指したらなイフ話(下)の冒頭。こんなことやってるから書きかけの話が溜まってきて、二ヶ月更新停止とかやるはめになるんだよ!(台パン) 1822
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DOODLE※年齢改変・捏造友情以上恋愛未満の二人が偽装結婚する話。
迷走してきたので途中ですが尻叩きとして上げます。最後だけR18の予定です。
変人結婚協奏曲(1) あの時は二人とも酔っていた、のだと思う。
司も類もそれぞれの夢へと歩みだしてから幾年月。役者として、演出家として食べていけるくらいには仕事もあるし名も売れた。むしろのんびりしている暇なんてない。嬉しい悲鳴と言うやつだ。
それはもちろんありがたいことなのだけれど、たまーに、あの、すべてが無敵で輝かしかった高校時代を羨ましく思ってしまう。すごくキラキラして、眩しい思い出。
そんなノスタルジーに浸っていたせいか、類から久しぶりにメッセージを受け取って「会いたい」なんて言われた司は、何も考えずに「オレも」とだけ送った。
半年ぶりに直に会った類は少し瘦せたみたいで、でも内側から自信がみなぎっているかのような精悍さが感じられた。いい男ぶりだ。そう伝えると「君の方こそ」と返されて、いつもなら正面から受け止めて胸を張るのに、柔らかな眼差しに思いがけず照れてしまった。
24084司も類もそれぞれの夢へと歩みだしてから幾年月。役者として、演出家として食べていけるくらいには仕事もあるし名も売れた。むしろのんびりしている暇なんてない。嬉しい悲鳴と言うやつだ。
それはもちろんありがたいことなのだけれど、たまーに、あの、すべてが無敵で輝かしかった高校時代を羨ましく思ってしまう。すごくキラキラして、眩しい思い出。
そんなノスタルジーに浸っていたせいか、類から久しぶりにメッセージを受け取って「会いたい」なんて言われた司は、何も考えずに「オレも」とだけ送った。
半年ぶりに直に会った類は少し瘦せたみたいで、でも内側から自信がみなぎっているかのような精悍さが感じられた。いい男ぶりだ。そう伝えると「君の方こそ」と返されて、いつもなら正面から受け止めて胸を張るのに、柔らかな眼差しに思いがけず照れてしまった。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第百十九回 お題:「買い出し」「数学」
ある条件で司に数学を教えることとなった類のお話。
類視点
次の日、そのだらしない顔を何とかしてと、寧々に呆れられた。「さて、それじゃあ今日も頑張ろうか」
「うう……すまん、類……」
珍しく悲壮感が漂う司くんに苦笑しながらも、手に持った教科書を開く。
背筋を伸ばしてノートに向かう司くんを見て、数日前を思い出した。
------------------------------------
今日からテスト1週間前。
練習も中止になったことだし、家でアイデアを練ろうかと考えていた僕のところに、司くんは泣きそうな顔でやってきた。
「……勉強を、教えてほしい?」
「ああ……。どうしても今回は、類の力を借りたくてな……」
申し訳ない、と頭を下げる司くんの顔をどうにかして上げさせ、詳しい事情を聞いてみた。
そうしたら、なんてことはない。
今回のテスト範囲にある数学の公式を、司くんは理解できていなかったのだ。
4097「うう……すまん、類……」
珍しく悲壮感が漂う司くんに苦笑しながらも、手に持った教科書を開く。
背筋を伸ばしてノートに向かう司くんを見て、数日前を思い出した。
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今日からテスト1週間前。
練習も中止になったことだし、家でアイデアを練ろうかと考えていた僕のところに、司くんは泣きそうな顔でやってきた。
「……勉強を、教えてほしい?」
「ああ……。どうしても今回は、類の力を借りたくてな……」
申し訳ない、と頭を下げる司くんの顔をどうにかして上げさせ、詳しい事情を聞いてみた。
そうしたら、なんてことはない。
今回のテスト範囲にある数学の公式を、司くんは理解できていなかったのだ。
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DONEritk版深夜の60分一発勝負第百十七回 お題:「電話」「the show must go on」
多忙の中で体調を崩した司が、それを隠して公演を続行するお話。
司視点
4分の1の重み「the show must go on」
脚本に使えるものを調べようと思って検索、をかけていた時に見つけた、英語の慣用句。
その意味を知った瞬間。
「君は、スターになんてなれない」
あの時の言葉が、頭を過った。
------------------------------------
寧々の歌声に、パチパチと拍手が沸き起こる。
そんな寧々にえむが駆け寄り、類が舞台袖から機材のスイッチをあれこれと弄っている。
オレは、次の自分の出番を待つべく、類とは反対の舞台袖にいた。
位置が逆なのは機材置き場所なんかの都合のためなのだが、今はオレにとっては都合がいい。
ぜえぜえと息を切らすオレの姿を、誰にも目撃されないから。
その日は、とてもタイミングが悪かった。
4554脚本に使えるものを調べようと思って検索、をかけていた時に見つけた、英語の慣用句。
その意味を知った瞬間。
「君は、スターになんてなれない」
あの時の言葉が、頭を過った。
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寧々の歌声に、パチパチと拍手が沸き起こる。
そんな寧々にえむが駆け寄り、類が舞台袖から機材のスイッチをあれこれと弄っている。
オレは、次の自分の出番を待つべく、類とは反対の舞台袖にいた。
位置が逆なのは機材置き場所なんかの都合のためなのだが、今はオレにとっては都合がいい。
ぜえぜえと息を切らすオレの姿を、誰にも目撃されないから。
その日は、とてもタイミングが悪かった。
maki
DONE類司人間🎈×龍神🌟
ツイッターにアップした話の続き。
供給後の一枚絵だけです。
ストーリー設定は漫画の方にあります。
司くんメイン、途中で描くのを諦めたのでnot🔞ですすみません…!
ただ事後描写なので注意! 3