mainichi_ponpok
PROGRESS初めてのきたあつ。続き書きたいです。
無題 うちの主将は、怖い。
上背もないし、身体も細い方や。でも、堂々と淡々と粛々とちゃんと生きてる姿は誰よりも怖い。俺よりバレー上手くない奴なんて怖くもなんともない。そう思ってた時期が俺にもあったなあなんて、北さんの背中を見ながらいつも思う。
俺より丁寧にボールに触る人に初めて会った。俺よりバレー下手やけど、俺よりバレーをちゃんとする人に初めて出会った。バレー以外にもバレーと同じようにちゃんと出来るんはとてつもない事やと今になって思う。
尊敬して、正論で詰められたら言い返されへん。褒められたら嬉しい。好きやと思った。
せやから、怖い。
「お前の目きしょいねん」
始めて好きになった人に言われた言葉。二年先輩の同じバレーチームのキャプテンでセッターやった。放課後俺だけ呼ばれて、二人きりになれたん少し嬉しかった気持ちを打ち砕いた。心底冷めた目で少し怯えながら、そう言われた時のこときっと俺はずっと忘れられん。まだ恋の自覚もきしょい目も自覚すらしてなかった。
1874上背もないし、身体も細い方や。でも、堂々と淡々と粛々とちゃんと生きてる姿は誰よりも怖い。俺よりバレー上手くない奴なんて怖くもなんともない。そう思ってた時期が俺にもあったなあなんて、北さんの背中を見ながらいつも思う。
俺より丁寧にボールに触る人に初めて会った。俺よりバレー下手やけど、俺よりバレーをちゃんとする人に初めて出会った。バレー以外にもバレーと同じようにちゃんと出来るんはとてつもない事やと今になって思う。
尊敬して、正論で詰められたら言い返されへん。褒められたら嬉しい。好きやと思った。
せやから、怖い。
「お前の目きしょいねん」
始めて好きになった人に言われた言葉。二年先輩の同じバレーチームのキャプテンでセッターやった。放課後俺だけ呼ばれて、二人きりになれたん少し嬉しかった気持ちを打ち砕いた。心底冷めた目で少し怯えながら、そう言われた時のこときっと俺はずっと忘れられん。まだ恋の自覚もきしょい目も自覚すらしてなかった。
arabiki_ryoji
DOODLE第1回「ちゃんと結んできた愛つむぐ」にてウェブアンソロ寄稿させて頂いたものです。風邪を引いた侑と見舞いに来た北。雰囲気えろ。
存在を忘れてたなどということは決してございません。ええ。 11464
arabiki_ryoji
DONE2023年3月18日開催のWebオンリー「ちゃんと結んできた愛つむぐ2-Wedding Special-」にてプロフィールムービー素材として書いたssをまとめてアップします。使ってもらったのも使ってないのもごちゃまぜです。SSメーカーにて作成したので画像形式です。
以下目次
①侑幼少期
②侑小学生
③侑Vリーグ時代
④北幼少期
⑤北小学生
⑥初デート 6
いざわ
DONE北侑イラスト(2023.03)北侑結婚おめでとう〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
描きながら仕事着+指輪の破壊力ぱねえ…ってなりました。エンゲージリングつけた推しの戦闘力∞
指輪、侑くんは普段はネックレスにして肌身離さず持ってそうだし、北さんは自室の和箪笥に大事に仕舞ってそう☺️『大事』の手段が違う北侑かわいい〜〜!
そして休日は2人で指につけてお出掛けしてくれ〜〜〜〜!かっわいい〜〜!!
oden
PAST北侑WEBオンリーちゃんと結んできた愛つむぐ2記念第一回の時に開催したWEBアンソロの再掲です!
他作品も順に増やしていきますのでよろしくお願いいたします!
パスワードは会場にてご確認ください。
⬇
通常公開にきりかえました。 6
ktat_ai55
INFO23年5月にHQ北侑アンソロ『愛はすべて体躯(ここ)に』を刊行いたします!幸せな北侑がたっぷり詰まった全年齢アンソロジーを目指しております。
https://ktat-ai55.tumblr.com/
本アンソロ発刊につきまして、執筆者様を公募いたします。
参加締切は9月11日、原稿締切は23年2月5日です。
詳細については画像、またはHP内募集要項をご確認ください。
https://ktat 4
葛城丹都
MOURNING北侑本『待てどサクラ咲かず』のカットしちゃった部分その③。別パターンのエンディング。
大学の授業とかサークルとか立地とか調べるのは楽しかった。
阪急の駅を降りて十数分、坂道と階段を登っていくと、北の通う大学がある。キャンパス内には、歴史のありそうな立派な造りの講堂や、近未来感のある研究棟、他にもたくさんの建物が建っている。侑は何もかもが珍しくて、きょろきょろとあたりを見回していた。
「口開いとるで」
隣でキャンパスを案内してくれていた北がくすりとおかしそうに笑う。侑は慌てて口を閉じた。
『北さんの大学見てみたい』
という侑の希望を、北は二つ返事で引き受けた。侑は大学自体に興味があるというよりは、単純に北に会いたかったのだけど。一通り見て回ってから、
「そんで、ここが俺のお気に入りの場所」
と言って案内してくれたのが、キャンパスの端のほうにある記念会館だった。ガラス張りの建物の下の空間が、テラスのように開けていて、街と海を一望できる。侑と北は景色を見渡せる階段に座って、途中で買ってきたペットボトルのドリンクを開けた。
1195「口開いとるで」
隣でキャンパスを案内してくれていた北がくすりとおかしそうに笑う。侑は慌てて口を閉じた。
『北さんの大学見てみたい』
という侑の希望を、北は二つ返事で引き受けた。侑は大学自体に興味があるというよりは、単純に北に会いたかったのだけど。一通り見て回ってから、
「そんで、ここが俺のお気に入りの場所」
と言って案内してくれたのが、キャンパスの端のほうにある記念会館だった。ガラス張りの建物の下の空間が、テラスのように開けていて、街と海を一望できる。侑と北は景色を見渡せる階段に座って、途中で買ってきたペットボトルのドリンクを開けた。
葛城丹都
MOURNING北侑本のカットしちゃったところ②「死るときに〜」の喧嘩したあとの侑と角名。
うちの角名はこういう感じだなーってのがわかりやすい気がする。
放課後の練習を終えた侑は、体育館外の水道で立ち尽くしていた。
『何でバレー続けてるほうが「成功者」みたいな認識なん?』
「八十歳なった時、俺より幸せやったって自信持って言えたんなら、そん時もっかい俺をバカにせえや」
言い合った言葉を反芻して、顔に思いっきり水をかける。二月の水道水はひどく冷たくて顔が凍りそうだったけれど、侑はしばらくぽたぽたと水を滴らせたまま考えていた。
ふと隣に誰か来た気配がする。そいつは五のことなんか気にかけず水を飲んで顔を軽く洗い、立ち去ろうとする。
「おい、なんか言えや!」
「えっ、やだよ面倒くさい」
答えたのは角名だった。その表情の薄い顔面を睨んでいると、
「先に顔拭きなよ」
893『何でバレー続けてるほうが「成功者」みたいな認識なん?』
「八十歳なった時、俺より幸せやったって自信持って言えたんなら、そん時もっかい俺をバカにせえや」
言い合った言葉を反芻して、顔に思いっきり水をかける。二月の水道水はひどく冷たくて顔が凍りそうだったけれど、侑はしばらくぽたぽたと水を滴らせたまま考えていた。
ふと隣に誰か来た気配がする。そいつは五のことなんか気にかけず水を飲んで顔を軽く洗い、立ち去ろうとする。
「おい、なんか言えや!」
「えっ、やだよ面倒くさい」
答えたのは角名だった。その表情の薄い顔面を睨んでいると、
「先に顔拭きなよ」