つむり
MAIKING 親父が休暇を取るらしい。
「地球に行くが、お前も来るか?」
「え?」
思わずそう返してしまえば、こちら以上にきょとんとした顔をされる。それが苦笑に変わる。
「お前にとっては、地球はそんなに愛着のある星ではないか。いや、サイドスペースの地球なら、馴染みがあるか?」
「ああ、いや……それぞれの宇宙として別々には考えてるけど、地球は地球だろ。……上手く言えねえけど」
こちらに理解を示そうとする考えは、誤解と言うほどではないが、そこまで深く考えたことはない。しどろもどろに返せば、ははは、と快活な笑い声で返される。この人のこういう、なんというか、さらっとしたところは、自分とは似ていないと思う。
「忙しいなら無理にお前も休めとは言わないさ。遣り甲斐も感じているようだしな。」
1656「地球に行くが、お前も来るか?」
「え?」
思わずそう返してしまえば、こちら以上にきょとんとした顔をされる。それが苦笑に変わる。
「お前にとっては、地球はそんなに愛着のある星ではないか。いや、サイドスペースの地球なら、馴染みがあるか?」
「ああ、いや……それぞれの宇宙として別々には考えてるけど、地球は地球だろ。……上手く言えねえけど」
こちらに理解を示そうとする考えは、誤解と言うほどではないが、そこまで深く考えたことはない。しどろもどろに返せば、ははは、と快活な笑い声で返される。この人のこういう、なんというか、さらっとしたところは、自分とは似ていないと思う。
「忙しいなら無理にお前も休めとは言わないさ。遣り甲斐も感じているようだしな。」
つむり
MAIKING ここは、冷たい宇宙の真っ只中。ただ記号で呼ばれるだけの座標点の一つでしかない、どこでも無い場所。
あの日、プラズマスパークに伸ばしたオレの手は、その禁忌に触れるまでもなく軽く叩き落とされた。栄光の、ウルトラ兄弟の三番目に。あの強大な力に挑戦することさえ叶わなかったのだ。
罪に問われたオレは、テクターギアとかいう巫山戯た枷を取り付けられた姿で宇宙に放り出され、課された罰は、国外永久追放。思うように体が動かせない上、ディファレーター光線も満足に浴びられない状態となると、どこかの恒星に身を寄せながら、ひっそりと過ごすしかない。
放り出された宇宙はどこでもないし、なにもない。孤独なところだ。けれど、孤独なのは光の国にいた時と何も変わらない。
2297あの日、プラズマスパークに伸ばしたオレの手は、その禁忌に触れるまでもなく軽く叩き落とされた。栄光の、ウルトラ兄弟の三番目に。あの強大な力に挑戦することさえ叶わなかったのだ。
罪に問われたオレは、テクターギアとかいう巫山戯た枷を取り付けられた姿で宇宙に放り出され、課された罰は、国外永久追放。思うように体が動かせない上、ディファレーター光線も満足に浴びられない状態となると、どこかの恒星に身を寄せながら、ひっそりと過ごすしかない。
放り出された宇宙はどこでもないし、なにもない。孤独なところだ。けれど、孤独なのは光の国にいた時と何も変わらない。
つむり
MAIKINGかけねえ←え? そのひとはいつだって、暗くて冷たい宇宙でただひとり、真っ直ぐと光を見詰めていた。
それは、宇宙に浮かぶ星のようだった。
「ベリアルさん!」
星が振り返る。
釣り上がった輝きの切れ長の目は、常にその奥で光を燃やしている。星の光のようなのに、その目はもっと、星に住む生き物のように短い感覚で命を燃やしているように感じる。もう何万年も然程変化していない、この光の国の星とは違う。このひとは常に先を求めている。
「まーた来ちまったのか。ガキ。」
だからこそこの国ではちょっと浮いていて、自分が惹かれてしまう相手だった。
「ぼく……俺はもうガキじゃありませんよ!」
「へー。じゃあオマエ、ココがどこだか、分かるか?」
「どこって……、」
634それは、宇宙に浮かぶ星のようだった。
「ベリアルさん!」
星が振り返る。
釣り上がった輝きの切れ長の目は、常にその奥で光を燃やしている。星の光のようなのに、その目はもっと、星に住む生き物のように短い感覚で命を燃やしているように感じる。もう何万年も然程変化していない、この光の国の星とは違う。このひとは常に先を求めている。
「まーた来ちまったのか。ガキ。」
だからこそこの国ではちょっと浮いていて、自分が惹かれてしまう相手だった。
「ぼく……俺はもうガキじゃありませんよ!」
「へー。じゃあオマエ、ココがどこだか、分かるか?」
「どこって……、」
つむり
CAN’T MAKE書きたい方向性と噛み合わない設定に成りつつあるので修正しなければ成らないメンドイ← 数多の多元宇宙間を渡るゼロ。
そのさなか良く知った気配、出来れば当たってほしくないが、間違えようもない程の因縁のある気配を感じた。
「べリアル!」
その相手とは、何度も戦い、その度に様々な結末を迎え、そこに至るまでの相手を知った。
けれど条件反射として、悪に関わっていることを前提に、その尖った背鰭に敵意を向けてしまう。
「テメエまた何か悪さしてねェだろうな!?」
「出会い頭にうるせえヤツだな……!?」
売り言葉に買い言葉で、双方に苛立ちを与えるだけの対面から始まってしまった。
互いに戦意を向ける。
「なんだか知らねえが、仕方ねえ……」
べリアルが舌を打つ。
「来い!ジード!」
「なっ!?ジードだって!?」
5677そのさなか良く知った気配、出来れば当たってほしくないが、間違えようもない程の因縁のある気配を感じた。
「べリアル!」
その相手とは、何度も戦い、その度に様々な結末を迎え、そこに至るまでの相手を知った。
けれど条件反射として、悪に関わっていることを前提に、その尖った背鰭に敵意を向けてしまう。
「テメエまた何か悪さしてねェだろうな!?」
「出会い頭にうるせえヤツだな……!?」
売り言葉に買い言葉で、双方に苛立ちを与えるだけの対面から始まってしまった。
互いに戦意を向ける。
「なんだか知らねえが、仕方ねえ……」
べリアルが舌を打つ。
「来い!ジード!」
「なっ!?ジードだって!?」
mukubirdy
PASTemcee's Ultra archive 2021feat. SHUWATCH!! Vol. 2 illustrations, fanart commissions & MagicalDraw group sessions 31
mukubirdy
DONEA Chance EncounterComic submission for SHUWATCH!! The Ultraman Fan Zine Vol. 2 (2021) 3
SANDEMAN
DONE筆頭教官モブトラマン1「最近の筆頭教官、どんどん逞しくなってないか••••••?」
モブトラマン2「流石はウルトラの父のご子息••••••パネェな、なんか俺、勃ってきちゃった」(ヒソヒソ)
逞しくなってるタロゥと引き換え、科学技術局のとれぎゃあは随分とやつれているともっぱらの噂