sakikuryo
DOODLE高杉社長について書きたい咲紅さんはおおよそ五分の夕立のあと、様々な蜂蜜を取り扱う洒落た店で嘘みたいな味のりんごを食べたことの話をしてください。#さみしいなにかをかく #shindanmaker
https://shindanmaker.com/595943
面白きこともなき周回を面白く高杉社長を書いてみようとした
途中で切れます
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あたりが焼け野原になったのを見届けてから、高杉は手近なカフェーへ入った。銅だか真鍮だかを叩いてのしたような看板に、甘たるい西洋菓子の名が焼き付けてある。店の名前なのだろう。食べたことはない菓子だったが、横文字の響きだけで十分に胸やけがする。引いた扉の蝶番はやけに重い。ベルが尖った音でちりんと云い、対して店員は、蚊の鳴くような応対で客を出迎える。
「二名様ですね」
お好きなお席へどうぞ、と言われて初めて高杉は、自分の後ろにもう一人居たのだと気が付いた。カルデアのマスターだ。白っぽい衣服と頬は煤だらけで、とてもじゃないが洒落たカフェーで一服する格好ではなかろう。人のことは言えないが。振り返る視界で、高杉は自分の髪の、ほどけて赤く、爛れたように黒いのをとらえた。こんな血でべとべとの人間を、よくまあ客として迎え入れたものだ。
1215途中で切れます
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あたりが焼け野原になったのを見届けてから、高杉は手近なカフェーへ入った。銅だか真鍮だかを叩いてのしたような看板に、甘たるい西洋菓子の名が焼き付けてある。店の名前なのだろう。食べたことはない菓子だったが、横文字の響きだけで十分に胸やけがする。引いた扉の蝶番はやけに重い。ベルが尖った音でちりんと云い、対して店員は、蚊の鳴くような応対で客を出迎える。
「二名様ですね」
お好きなお席へどうぞ、と言われて初めて高杉は、自分の後ろにもう一人居たのだと気が付いた。カルデアのマスターだ。白っぽい衣服と頬は煤だらけで、とてもじゃないが洒落たカフェーで一服する格好ではなかろう。人のことは言えないが。振り返る視界で、高杉は自分の髪の、ほどけて赤く、爛れたように黒いのをとらえた。こんな血でべとべとの人間を、よくまあ客として迎え入れたものだ。
葉留佳
PASTFGOでの推し、ベディの落書きです。1部6章での夜にひっそり泣いているところをマシュに見られてしまうシーンをイメージしました。
ここからカラーにしたかったけど、力尽きました…(主に髪に気合い入れすぎたせい)
pipkosmic
DONE動きます以前より温めておいたカドぐだ♀のプロットを
なんちゃってゲームとして昇華しました
7章以前に起こしたものなので
カドックくんの倫理観と恋愛観が魔術師レベルです
また、センシティブな話しかしていないので注意です
背景は、以下をお借りしました↓
【背景】高所の廃屋の背景 3パターン https://nanamiyuki.com/archives/37739
umeno0420
DOODLEチュートリアルガチャでポカニキを召喚したけど初手バッドコミュニケーションでマスター失格判定になったぐだこと、本当なら座に帰ってやるけどドクターと人理のために最低限だけ仕事をしてくれるポカニキの、終局特異点の話。ラブではないが一部距離感が近いのでCPタグです。
楽園で待ち合わせ楽園で待ち合わせ
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公」
まほうのじゅもん、を、唱えた。
「四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
特異点F、いつか冬木と呼ばれた街を踏破し、カルデアへと帰還したわたしに手渡されたのは、小難しい言葉の並んだルーズリーフだった。
「告げる」
ご丁寧にふりがなまで振られたそれは、久しぶりに見る日本語だった。カルデアに来てから英語ばかり聞いていたわたしには、ひどく懐かしい。だから耳慣れない単語の羅列を嬉々として読み上げた。
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」
それが何のために紡がれる言葉か、ろくに考えもせずに。
「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応ェ」
6887「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公」
まほうのじゅもん、を、唱えた。
「四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
特異点F、いつか冬木と呼ばれた街を踏破し、カルデアへと帰還したわたしに手渡されたのは、小難しい言葉の並んだルーズリーフだった。
「告げる」
ご丁寧にふりがなまで振られたそれは、久しぶりに見る日本語だった。カルデアに来てから英語ばかり聞いていたわたしには、ひどく懐かしい。だから耳慣れない単語の羅列を嬉々として読み上げた。
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」
それが何のために紡がれる言葉か、ろくに考えもせずに。
「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応ェ」