5月GOGOmoon
PASTpixivに昔上げたもの。15話後の話。軌道エレベーターは私の想像による設定です。
オブリビオン そいつは簡単に火を起こした。
テントの設営を手際よくやるので、どこまでやれるのか見ていたが、火まで自分で起こした。ライターを持っていたので、手間取るならさっと点けてしまえばいいと思ったが、必要なかった。
かつて大都市だった街には、草が生え、コケが生え、蔓が廃墟に這う。崩れる可能性のある廃墟の中で寝るよりも、今までと変わらず、テントをはったほうがよいと判断した。
パチパチと安定して燃える炎を見ていて、そうか、金持ちだから、恵まれているから火が起こせるのだと思った。安全で親が見守っている場所に用意された「サバイバル」を知っている。死ぬことはない、いざとなれば助けてくれる人間がいるから、こんなに何でもできるのだ。こいつは生活手段として火の起こし方を知っているんじゃない、「教養」として知っているのだ。
2921テントの設営を手際よくやるので、どこまでやれるのか見ていたが、火まで自分で起こした。ライターを持っていたので、手間取るならさっと点けてしまえばいいと思ったが、必要なかった。
かつて大都市だった街には、草が生え、コケが生え、蔓が廃墟に這う。崩れる可能性のある廃墟の中で寝るよりも、今までと変わらず、テントをはったほうがよいと判断した。
パチパチと安定して燃える炎を見ていて、そうか、金持ちだから、恵まれているから火が起こせるのだと思った。安全で親が見守っている場所に用意された「サバイバル」を知っている。死ぬことはない、いざとなれば助けてくれる人間がいるから、こんなに何でもできるのだ。こいつは生活手段として火の起こし方を知っているんじゃない、「教養」として知っているのだ。
おもち
MOURNINGオルに会いに来るのはリスクしかないから来るなと言われていたのに、危険を冒して会いに来たグです
んで、オルはちょっと怒ってたから、「服を返しに来たんだ!」って嘘つくグに対するオルのこの態度。
力尽きた
5月GOGOmoon
INFO無償ダウンロードはこちらから https://pictspace.net/items/detail/40590815話後、軌道エレベーターまでの話。
遠雷(無償DLサンプル)「こんなはずじゃなかったんですよ」
まだ人の息遣いが聞こえてきそうな生活感が残る街だった。資源の枯渇により産業が廃り、住民同士の争いが絶えず、ほとんどが出て行った。歩いていると気配を感じたが、後ろを向いても誰もいなかった。
まだ残っていた人間も、すぐに別の場所へ移らねばならなかった。
「今いろいろ探してるんですけど、なかなか見つからなくって。見つからないのは探す努力をしてないからだって怒られちゃうんですよ」
その男は力なく笑いながら、車の整備をしていた。
「過去に引っ張られるんですよ。ここで生まれて育ってきたから」
今まで乗ってきた車が故障して、この街に立ち寄ることになった。男は親切にも車を見てくれた。車の下から顔を出して、ダメですね、といった。
2078まだ人の息遣いが聞こえてきそうな生活感が残る街だった。資源の枯渇により産業が廃り、住民同士の争いが絶えず、ほとんどが出て行った。歩いていると気配を感じたが、後ろを向いても誰もいなかった。
まだ残っていた人間も、すぐに別の場所へ移らねばならなかった。
「今いろいろ探してるんですけど、なかなか見つからなくって。見つからないのは探す努力をしてないからだって怒られちゃうんですよ」
その男は力なく笑いながら、車の整備をしていた。
「過去に引っ張られるんですよ。ここで生まれて育ってきたから」
今まで乗ってきた車が故障して、この街に立ち寄ることになった。男は親切にも車を見てくれた。車の下から顔を出して、ダメですね、といった。
u4q_t
DOODLEオルコットさんの身体の機械部分に気付いてるグエルくん。オルコットさん機械の部分が結構多くてビックリしました。
公式さんのGUNDの扱いがいまいち分かってないのですが、(すみません)なんかあまり気にせず普通に会話に出して生活に落とし込んでいってたらいいなあ。
不具合とか出ませんように。
不具合出るのもまあ、ありですが(ヘキ)
にぃなん
DONEカビ臭くて暗い部屋に閉じ込められたCEOの話。拘束されたC E O カビ臭い。目を覚ます前に、意識の中に入ってきたのは顔を顰める類の不快な臭いだった。
(朝……?いや、まだ暗いな)
目を開けてもまだ薄暗い室内に、まだ夜だと判断する。目覚めと同時に、特に意識をしなくても身体はいつもの通りに動こうとする。こんな時、グエルはいつも思う。まるでプログラムされているA Iのようだと。
たぶん真夜中であるはずの時間を確認するために、ベッドサイドにある端末へ手を伸ばそうとした。だが、グエルの動きはガチッという音と共に阻まれる。
「あ……?」
まだ半分寝ぼけたまま、グエルはもう一度右手を動かそうとした。だが、やはりガチリと硬い音が鳴って動きは制限されてしまう。そうなってやっとグエルは両手が思うように動かないことに気づいた。
5911(朝……?いや、まだ暗いな)
目を開けてもまだ薄暗い室内に、まだ夜だと判断する。目覚めと同時に、特に意識をしなくても身体はいつもの通りに動こうとする。こんな時、グエルはいつも思う。まるでプログラムされているA Iのようだと。
たぶん真夜中であるはずの時間を確認するために、ベッドサイドにある端末へ手を伸ばそうとした。だが、グエルの動きはガチッという音と共に阻まれる。
「あ……?」
まだ半分寝ぼけたまま、グエルはもう一度右手を動かそうとした。だが、やはりガチリと硬い音が鳴って動きは制限されてしまう。そうなってやっとグエルは両手が思うように動かないことに気づいた。
亜乃🌈
INFO仲良しのぼんずさんが誕生日プレゼントにオルグエ描いてくれましたー🎁しかもわたしの本のLeoLeoLandのレオグエくんで😍もう表情が甘ったるくて可愛くてえっち…無防備なポーズ(たまらん!)
オルさん…この子好きにできるの?え?ずるい!!
ぼんずさんは私が知ってる限り最も可愛くてえっちな身体を描かれる天才さんです👏✨️ありがとう🥰
にぃなん
DONE眠れないCEO オルグエ編眠れないCEO 眠れない。
そんな夜が何日続いたのか、グエルはもう覚えていない。
知らなかったこととはいえ、自ら手にかけてしまった父の後を継ぎ、グエルはジェターク社のCEOとなった。就任当初、ワンマン経営で慣らしていた会社は、その大黒柱を失ったことで倒産しかけていたが、グエルはそれを3年でどうにか建て直した。
ジェターク社はヴィムが残してくれた唯一無二の遺産だ。正直なところ、立て直しに何年かかったとしても、たとえその見通しがまるで立たなくてもグエルは諦めるつもりはなかったが、3年という月日は一旦の区切りでもあった。ここまでやってだめならきっともうなにをしてもだめだろう。そのリミットがグエルにとっては3年だった。
5299そんな夜が何日続いたのか、グエルはもう覚えていない。
知らなかったこととはいえ、自ら手にかけてしまった父の後を継ぎ、グエルはジェターク社のCEOとなった。就任当初、ワンマン経営で慣らしていた会社は、その大黒柱を失ったことで倒産しかけていたが、グエルはそれを3年でどうにか建て直した。
ジェターク社はヴィムが残してくれた唯一無二の遺産だ。正直なところ、立て直しに何年かかったとしても、たとえその見通しがまるで立たなくてもグエルは諦めるつもりはなかったが、3年という月日は一旦の区切りでもあった。ここまでやってだめならきっともうなにをしてもだめだろう。そのリミットがグエルにとっては3年だった。
ktkr45_great12
DONE「何かしらのショックで物を深く考えてられなくなって一人で生きていけなくなったグエを保護するオルさん」と言う俺だけが楽しいシリーズなオルグエ設定はふわっとしか考えていません。時々シリアスみたいなそれっぽい事書いてるけどふわっとしか考えていません。とにかく二人のゆるゆる日常が欲しくて書いてます。
出会い出会いは戦場だった。と言っても、ドンパチした訳では無く、俺たちの部隊が駆け付けた時、既に戦闘は終了していた。正確にコックピットを貫かれた敵機の残骸。その残骸の中心に背を丸め横たわる様な形で機能を停止しているモビルスーツがあった。恐らく元は白だったのであろう機体は撃墜した敵機のオイルやら硝煙やらが纏わり付いて、所々が赤紫色に染まっていた。
(まるで血に濡れている様だ)
周囲を警戒しつつ、モビルスーツに近付く。外側から見た様子ではコックピット周辺に破損は見られないが、「中」がどうなっているのかは開けてみないと分からない。
(乗っている奴は何者だ? こちら側の陣営か、それとも)
このモビルスーツが何処の所属か現時点では何の情報も無い。もしもパイロットが生きているなら尋問する必要がある。自分の機体から降り、片手に銃を構えると、外から強制的にコックピットを開けた。
2640(まるで血に濡れている様だ)
周囲を警戒しつつ、モビルスーツに近付く。外側から見た様子ではコックピット周辺に破損は見られないが、「中」がどうなっているのかは開けてみないと分からない。
(乗っている奴は何者だ? こちら側の陣営か、それとも)
このモビルスーツが何処の所属か現時点では何の情報も無い。もしもパイロットが生きているなら尋問する必要がある。自分の機体から降り、片手に銃を構えると、外から強制的にコックピットを開けた。