asumafriday
TRAINING【その5】呪力はなくなったけど記憶と金と顔と足の長さは繰り越したさとるが、呪力も記憶も無い恵と野薔薇を拾って育ててたら、悠仁と出会っちゃった話。の続き〜!※ちょっとモブが出ますがこの話以降五悠の恋愛には絡んで来ないです
かぞくのとびら(The way to say I'm home.)5.
3学期制の幼稚園は、7月の終わりに1学期の終業式があった。とは言っても、働いている親には夏休みなんかは関係ないから、子供たちは8月だって登園だ。ちょっと申し訳ないな、と思っていたけれど、彼らは相変わらず楽しく通ってくれた。悠仁に感謝。
その8月の間に、野薔薇は6歳の誕生日を迎えた。ケーキを食べながら、恵に「恵は12月ね」と言うと、珍しく嬉しそうな顔をした。二人の誕生日を祝うのはいつも悠仁が主導だったな、と思い出す。そっか、こんな気持ちだったんだね。
幼稚園では、入院していた副担任のスズキ先生が復帰し、9月の初め、悠仁は大量の花束と園児たちからの手紙を抱えてまた別の園へと行った。
恵と野薔薇の話によると、方々からの引き留めが凄かったらしい。二人も相当落ち込んだようだった。
42883学期制の幼稚園は、7月の終わりに1学期の終業式があった。とは言っても、働いている親には夏休みなんかは関係ないから、子供たちは8月だって登園だ。ちょっと申し訳ないな、と思っていたけれど、彼らは相変わらず楽しく通ってくれた。悠仁に感謝。
その8月の間に、野薔薇は6歳の誕生日を迎えた。ケーキを食べながら、恵に「恵は12月ね」と言うと、珍しく嬉しそうな顔をした。二人の誕生日を祝うのはいつも悠仁が主導だったな、と思い出す。そっか、こんな気持ちだったんだね。
幼稚園では、入院していた副担任のスズキ先生が復帰し、9月の初め、悠仁は大量の花束と園児たちからの手紙を抱えてまた別の園へと行った。
恵と野薔薇の話によると、方々からの引き留めが凄かったらしい。二人も相当落ち込んだようだった。
asumafriday
TRAINING【その4】呪力はなくなったけど記憶と金と顔と足の長さは繰り越したさとるが、呪力も記憶も無い恵と野薔薇を拾って育ててたら、悠仁と出会っちゃった話。の続き〜!かぞくのとびら(The way to say I'm home.)4.
「あ〜ポカリ被っちゃった、ごめん。栄養ドリンクとゼリーもあるから冷蔵庫入れるね。おでこのそれ、足りる?他にいるもんあれば買ってくるよ。アイスとか欲しかったら言ってね」
悠仁は持ってきたものを手際良く冷蔵庫に詰めながら、キッチンのカウンター越しに、ソファで横になっている僕に声をかけた。僕は「ありがと」と答えながら、すっかりぬるくなった冷却シートを剥がした。これ、8時間もつなんて絶対嘘だろ。
「五条さん、食欲どう?うどんなら食える?」
「食べれそう…だけど、うちに…そんなの…無いです…」
「だいじょーぶ、買ってきた!冷凍のやつだから明日以降も使えるよ」
悠仁がゴソゴソとスーパーの袋から冷凍のうどんと、束になったネギを取り出して見せた。
4251「あ〜ポカリ被っちゃった、ごめん。栄養ドリンクとゼリーもあるから冷蔵庫入れるね。おでこのそれ、足りる?他にいるもんあれば買ってくるよ。アイスとか欲しかったら言ってね」
悠仁は持ってきたものを手際良く冷蔵庫に詰めながら、キッチンのカウンター越しに、ソファで横になっている僕に声をかけた。僕は「ありがと」と答えながら、すっかりぬるくなった冷却シートを剥がした。これ、8時間もつなんて絶対嘘だろ。
「五条さん、食欲どう?うどんなら食える?」
「食べれそう…だけど、うちに…そんなの…無いです…」
「だいじょーぶ、買ってきた!冷凍のやつだから明日以降も使えるよ」
悠仁がゴソゴソとスーパーの袋から冷凍のうどんと、束になったネギを取り出して見せた。
chapa4ty
DOODLE五(→→→→→→→→→→)←←←←←←悠くらいの呪専軸五悠。付き合いたてで
ゆじが好きといったものをあげがちな5先輩と
5がいてくれるだけで嬉しいゆじ最高にかわいい
早く悠仁くんを幸せにしてほしい 3
asumafriday
TRAINING【その3】呪力はなくなったけど記憶と金と顔と足の長さは繰り越したさとるが、呪力も記憶も無い恵と野薔薇を拾って育ててたら、悠仁と出会っちゃった話。の続き〜!かぞくのとびら(The way to say I'm home.)3.
梅雨が明け、気温が二十八度を超えたその日、子供たちの幼稚園ではプールが始まった。
週末のうちに届いたプールバッグや水着に目をキラキラさせ、しっかり名前は書いたのかと何度も僕に確認し(ちゃんと書いたよ!)、二人は元気よく園バスに乗り込んで行った。
二人にとって生まれて初めての大きなプールはさぞかし楽しかったのだろう。その日は帰ってくるなり水の中で玉入れをしただの、大きなボールを投げ合っただの、かわいい報告がとまらなかった。
「ね、ねえ、悠、い、いた、虎杖先生もプール、入った…?」
「はいった!」
「ウワーーー!!!」
「ごじょうさんうるさいです」
「ご、ごめんなさい……」
楽しいこと、嬉しいこと、たくさん経験してほしい。たくさん僕に教えてほしい。
2721梅雨が明け、気温が二十八度を超えたその日、子供たちの幼稚園ではプールが始まった。
週末のうちに届いたプールバッグや水着に目をキラキラさせ、しっかり名前は書いたのかと何度も僕に確認し(ちゃんと書いたよ!)、二人は元気よく園バスに乗り込んで行った。
二人にとって生まれて初めての大きなプールはさぞかし楽しかったのだろう。その日は帰ってくるなり水の中で玉入れをしただの、大きなボールを投げ合っただの、かわいい報告がとまらなかった。
「ね、ねえ、悠、い、いた、虎杖先生もプール、入った…?」
「はいった!」
「ウワーーー!!!」
「ごじょうさんうるさいです」
「ご、ごめんなさい……」
楽しいこと、嬉しいこと、たくさん経験してほしい。たくさん僕に教えてほしい。
はるる太郎
DOODLE家i族の目を盗んで30分で描いた🎃🍬🍭ごゆ5️⃣「とりっく も とりーと も、たーくさんあげようね♡」
🍬🍭の動きが いつもの5️⃣のなで方と一緒なので、振り向かなくても誰か分かってる🐯
nekoLuti
DONE中文、純肉文、提前公布#五悠
睡姦?虎杖盯~~~~著正呼呼大睡中的戀人。
兩人畢業後同居數年,彼此都因為任務繁忙而常常錯過許多相處時間。
特別是對方不只是普通咒術師,還是肩負重擔的特級咒術師。
更是咒術界御三家的五條家的家主。
又兼職了咒術教育的高專教師。
各種多重身份,讓本就忙碌的戀人更加繁忙。
虎杖自己也是為了能和戀人有更多相處時間,也跟著一起當上高專的教師。
但雙方依舊忙碌,能相處的時間非常少。
這次也是忍了兩個禮拜終於等到戀人出差回來,想要親熱一番。
但是看著戀人疲憊的臉色,又不忍心吵醒他。
只是忍了兩個禮拜連自慰都沒有,真的有點忍不住。
「難得我後面都準備好了⋯⋯」
虎杖嘟著嘴,非常欲求不滿的盯著戀人無邪的睡顏。
「既然這樣⋯⋯!」
做下了重大決定,虎杖眼神飢餓的將手伸向五條的睡褲,非常不客氣的連內褲都一起脫下來。
3949兩人畢業後同居數年,彼此都因為任務繁忙而常常錯過許多相處時間。
特別是對方不只是普通咒術師,還是肩負重擔的特級咒術師。
更是咒術界御三家的五條家的家主。
又兼職了咒術教育的高專教師。
各種多重身份,讓本就忙碌的戀人更加繁忙。
虎杖自己也是為了能和戀人有更多相處時間,也跟著一起當上高專的教師。
但雙方依舊忙碌,能相處的時間非常少。
這次也是忍了兩個禮拜終於等到戀人出差回來,想要親熱一番。
但是看著戀人疲憊的臉色,又不忍心吵醒他。
只是忍了兩個禮拜連自慰都沒有,真的有點忍不住。
「難得我後面都準備好了⋯⋯」
虎杖嘟著嘴,非常欲求不滿的盯著戀人無邪的睡顏。
「既然這樣⋯⋯!」
做下了重大決定,虎杖眼神飢餓的將手伸向五條的睡褲,非常不客氣的連內褲都一起脫下來。
asumafriday
TRAINING【その2】呪力はなくなったけど記憶と金と顔と足の長さは繰り越したさとるが、呪力も記憶も無い恵と野薔薇を拾って育ててたら、悠仁と出会っちゃった話。の続き〜!かぞくのとびら(The way to say I'm home.)2.
ずっとずっと昔、僕たちが出会ったのも、確かこんな季節だった。
悠仁は、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を武器に、産休代理や急な人手不足を助けるフリーランスとして各地の幼稚園や保育園、こども園を転々としているらしかった。
なにその絶対失敗しない医者、みたいな話。保育士Xか?
どこの園で働いても、あっという間に園児の人気を掻っさらい、職員と保護者の信頼を掻っさらい、さらに、園の周りをうろつく不審者や早朝の園を狙った空き巣なんかも捕まえるもんだから「保育士傭兵」なんて呼ばれ生ける伝説と化していると、今日本来の目的であった園長との面談で雑談ついでに教えてもらった。ほ、保育士Xどころじゃなかった。
ちなみに、面談の内容は家での子供たちの様子や僕の仕事と育児とのバランスのことが主で、話せば虐待やネグレクトなんかの疑いはちゃんと晴れたようだった。
3395ずっとずっと昔、僕たちが出会ったのも、確かこんな季節だった。
悠仁は、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を武器に、産休代理や急な人手不足を助けるフリーランスとして各地の幼稚園や保育園、こども園を転々としているらしかった。
なにその絶対失敗しない医者、みたいな話。保育士Xか?
どこの園で働いても、あっという間に園児の人気を掻っさらい、職員と保護者の信頼を掻っさらい、さらに、園の周りをうろつく不審者や早朝の園を狙った空き巣なんかも捕まえるもんだから「保育士傭兵」なんて呼ばれ生ける伝説と化していると、今日本来の目的であった園長との面談で雑談ついでに教えてもらった。ほ、保育士Xどころじゃなかった。
ちなみに、面談の内容は家での子供たちの様子や僕の仕事と育児とのバランスのことが主で、話せば虐待やネグレクトなんかの疑いはちゃんと晴れたようだった。
asumafriday
TRAINING呪力はなくなったけど記憶と金と顔と足の長さは繰り越したさとるが、呪力も記憶も無い恵と野薔薇を拾って育ててたら、悠仁と出会っちゃった話。続きます。かぞくのとびら(The way to say I'm home.)1.
最初に見つけたのは、恵だった。
仕事の合間に通りかかった汚い中華料理屋。二階がアパートになっているらしいそこの、錆だらけの階段にいた、4…5歳くらいのガリガリの子供。明らかに縦にサイズアウトしたよれよれのTシャツを着て、ちょこんと座っていた。
「め…ぐみじゃん…?」
思わず声をかけた。目がぱちりと合う。
まだあまりうまく喋ることができない上に、僕のことも覚えていないようだったけれど、顔には「あんた何やってんですか」と書いてある気がした。間違いなく恵だった。
次が野薔薇。
気分転換にと散歩に出たときに、夕方の寂れた公園で一人、ブランコをやけに力強く漕いでいた。恵と同じかそれ以上に細い二の腕と、目のまわりに紫の痣があった。場所が場所だったこともあって一瞬ヒヤリとしたけれど、目はしっかり見えているみたいだった。
3595最初に見つけたのは、恵だった。
仕事の合間に通りかかった汚い中華料理屋。二階がアパートになっているらしいそこの、錆だらけの階段にいた、4…5歳くらいのガリガリの子供。明らかに縦にサイズアウトしたよれよれのTシャツを着て、ちょこんと座っていた。
「め…ぐみじゃん…?」
思わず声をかけた。目がぱちりと合う。
まだあまりうまく喋ることができない上に、僕のことも覚えていないようだったけれど、顔には「あんた何やってんですか」と書いてある気がした。間違いなく恵だった。
次が野薔薇。
気分転換にと散歩に出たときに、夕方の寂れた公園で一人、ブランコをやけに力強く漕いでいた。恵と同じかそれ以上に細い二の腕と、目のまわりに紫の痣があった。場所が場所だったこともあって一瞬ヒヤリとしたけれど、目はしっかり見えているみたいだった。