mizuki_r01
DONE余裕のないノと包容力のあるハのハイノイ。たまにはできるハイさんを書いてみたくなった。
お疲れのノイ 仕方がない事だと分かっている。ノイマンは軍人だ。不測の事態には休みだとか勤務時間だとか、そんな事は気にせず業務に当たらなければならない。例えそれが久しぶりの恋人と会う日であっても。
工場地帯で爆発事故が発生したと連絡があったのが夕方の話だ。通常ならこういった事故処理は消防や警察の仕事であって軍が出動するような事ではない。ただ今回は場所が悪かった。工場が林立した一帯に火の手が広がっていること、近くに軍関係の施設があり火薬等に引火する恐れがあることを重く受け止めた結果、軍としても応援を出すとの通達がなされた。その場に居合わせたノイマンも対応すべく、輸送ヘリの操縦桿を握り現場へ向かったのだった。
状況が落ち着き、後続の部隊と交代しようやくオロファトまで戻ってきた時にはとっくに日付が変わっていた。本来ならさっさと帰宅してゆっくり休むべきなのだが、どうにも気力が湧かずソファに座り込んだ。大して座り心地のよくないソファに体を預けて、手にした端末に来ているメッセージを確認する。
3920工場地帯で爆発事故が発生したと連絡があったのが夕方の話だ。通常ならこういった事故処理は消防や警察の仕事であって軍が出動するような事ではない。ただ今回は場所が悪かった。工場が林立した一帯に火の手が広がっていること、近くに軍関係の施設があり火薬等に引火する恐れがあることを重く受け止めた結果、軍としても応援を出すとの通達がなされた。その場に居合わせたノイマンも対応すべく、輸送ヘリの操縦桿を握り現場へ向かったのだった。
状況が落ち着き、後続の部隊と交代しようやくオロファトまで戻ってきた時にはとっくに日付が変わっていた。本来ならさっさと帰宅してゆっくり休むべきなのだが、どうにも気力が湧かずソファに座り込んだ。大して座り心地のよくないソファに体を預けて、手にした端末に来ているメッセージを確認する。
shirakaba
TRAININGコノチャでコノ艦長記憶喪失ネタノエ艦長なんかモテそうだから、チャを忘れてしまったら側にいるのを付き纏われてると認識して関わらないでくれるかな(命令)しちゃった。
記憶が戻るとそこにはチャの姿は無かった。
チャはコノ艦長の暴走を警戒したハイノイの協力もあり、ガッツリ隠れてます。具体的に言うとオーブ行政府の中。
僕の宝物「無くしてからでは遅いのです。思い出せなくても事実を受け入れて下さい」
「…すまない。迷惑をかけているね。私からも彼にはちゃんと伝えておくよ」
無くしてからでは遅い?既に記憶を無くしているのに?
「アルバートから聞いたよ。悪いんだが彼は忙しくてね、もう関わらないでくれるかな」
正しい判断をした筈だ。
「アレクセイ⁉︎何という事を!彼は貴方が望んで手に入れた宝だったと言うのに‼︎」
たから。宝?普通のナチュラルで容姿に優れてもいない歳の離れた同性の彼が?
「ハインライン大尉、馬鹿馬鹿しい話はもうお終いだ。さあ仕事に戻ろう」
じっと私を見たアルバートは瞼を下ろし一つ大きなため息をつくと、話を切り上げる気になったようだ。
2288「…すまない。迷惑をかけているね。私からも彼にはちゃんと伝えておくよ」
無くしてからでは遅い?既に記憶を無くしているのに?
「アルバートから聞いたよ。悪いんだが彼は忙しくてね、もう関わらないでくれるかな」
正しい判断をした筈だ。
「アレクセイ⁉︎何という事を!彼は貴方が望んで手に入れた宝だったと言うのに‼︎」
たから。宝?普通のナチュラルで容姿に優れてもいない歳の離れた同性の彼が?
「ハインライン大尉、馬鹿馬鹿しい話はもうお終いだ。さあ仕事に戻ろう」
じっと私を見たアルバートは瞼を下ろし一つ大きなため息をつくと、話を切り上げる気になったようだ。
nakano_171
MAIKING■劇場版後時系列大いなる捏造■技術大尉の家族構成とかキャラとかもろもろ捏造
■既にできてるハイノイ
ハインライン、モルゲンレーテへ吶喊す玄関から物音を立ててこちらにやって来る気配がある。これが幽霊や物盗りでないなら、他に可能性はひとつしかない。
「今はプラントにいません、新造艦の設計で今日からオーブに……」
「こっちが何時だと思ってるんですか?迷惑です」
「だから、そういうのは兄さんに全部任せてますから。僕は……」
「会いません絶対に。時間の無駄だ」
「いい加減に諦めて下さい!」
途切れ途切れに聞こえてくる話し声。誰かと通話しているらしいそれは酷く苛立たしげだ。
やがてぼんやりと光る端末に照らされて、アルバート・ハインラインの端正な顔が覗いた。次の瞬間には苦々しげに歪み、チッ、という舌打ちとともに端末をひと睨みし顔を離した。寝室に暗闇が戻ってくる。
6685「今はプラントにいません、新造艦の設計で今日からオーブに……」
「こっちが何時だと思ってるんですか?迷惑です」
「だから、そういうのは兄さんに全部任せてますから。僕は……」
「会いません絶対に。時間の無駄だ」
「いい加減に諦めて下さい!」
途切れ途切れに聞こえてくる話し声。誰かと通話しているらしいそれは酷く苛立たしげだ。
やがてぼんやりと光る端末に照らされて、アルバート・ハインラインの端正な顔が覗いた。次の瞬間には苦々しげに歪み、チッ、という舌打ちとともに端末をひと睨みし顔を離した。寝室に暗闇が戻ってくる。
nakano_171
MAIKING書きかけのドルパロサビのロングトーンが綺麗にハモった時、ああ、コイツとアイドルをやれて良かった、と心からそう感じた。
最後のワンフレーズまできっちり歌い上げれば、[[rb:会場>ハコ]]を揺らすような万雷の拍手が鼓膜に突き刺さった。
黄色と青のサイリウムが瞬く2階席へ向けて手を振っていると、ステージの反対側にいたはずの男がこちらに向かって走ってくるのが視界の端にちらついた。軽く脚を開いて、襲い掛かってくる衝撃に備える。
キャ────────!!
客席の悲鳴みたいな声がどこか遠くに聞こえる。
感極まったアルバートの熱烈な感情表現。最早ライブのフィナーレの定番となってしまったハグとキス。角度を変えてもう一度。今日はカメラ入る日だから止めろって散々言っておいたのに。
3125最後のワンフレーズまできっちり歌い上げれば、[[rb:会場>ハコ]]を揺らすような万雷の拍手が鼓膜に突き刺さった。
黄色と青のサイリウムが瞬く2階席へ向けて手を振っていると、ステージの反対側にいたはずの男がこちらに向かって走ってくるのが視界の端にちらついた。軽く脚を開いて、襲い掛かってくる衝撃に備える。
キャ────────!!
客席の悲鳴みたいな声がどこか遠くに聞こえる。
感極まったアルバートの熱烈な感情表現。最早ライブのフィナーレの定番となってしまったハグとキス。角度を変えてもう一度。今日はカメラ入る日だから止めろって散々言っておいたのに。
mizuki_r01
DOODLE蓑麦様(@yummygrain)のイラストを拝見して書きたくなったので書きました!近いうちに部屋に連れ込まれた後の話も書く。戦闘後のロマンティクス1 ファウンデーションとの戦闘後、歓喜に沸くブリッジをノイマンはそっと抜け出した。あのままブリッジにいたら熱に呑まれてしまうような気がしていた。装甲を展開し回避もせず敵陣を最大戦速で突っ切るのも、衝角をもって敵艦に突撃するのも、初めてのことである。通常ならば死にに行くような操縦をした事でひどく興奮している自覚があった。パイロットスーツを着ているのも非日常な興奮に拍車をかけている。早く一人になって頭を冷やさなくては。その一心でロッカールームに駆け込み手早く着替え、部屋を出ようとして、その前に扉が開く。
「ノイマン大尉、こちらにいましたか」
アルバート・ハインライン技術大尉、プラントでは名の知れた開発者で先ほど使用した数々の武装も彼が開発したものだ。そしてミレニアムのクルーでもある。とはいってもノイマンとは出航前に設備や仕様の確認のために少し会話した程度での関係ある。用事があるような口ぶりだが、ノイマンには心当たりはなかった。
3012「ノイマン大尉、こちらにいましたか」
アルバート・ハインライン技術大尉、プラントでは名の知れた開発者で先ほど使用した数々の武装も彼が開発したものだ。そしてミレニアムのクルーでもある。とはいってもノイマンとは出航前に設備や仕様の確認のために少し会話した程度での関係ある。用事があるような口ぶりだが、ノイマンには心当たりはなかった。