ushio0410
MAIKINGあと少しで終わるんだけどここまで書いて満足してしまった冬のココ日長夜の静寂「ん?」
ココが脱衣所から廊下に出ると、広間の奥から冷たい風が流れてきた。風呂で温まったばかりの身体に、冬の冷気が刺さる。
誰かが縁側の雨戸を開けたのだろうか。
「まったくもう……あ」
誰にしろこんな真冬の夜に戸を開けるなんて、とその誰かに文句を言いながら角を曲がる。
ココの予想通り雨戸は開いていた。予想外だったのは、そこにいた人物だった。
驚き足を一瞬止め、今度は静かにその人物に近付く。雨戸の外を眺めていた人物、日天はココがそばに来るのに気付かない。
日天の真後ろまで行くと、ココは目の前の身体を抱き締めた。
「寒くない?」
「わっ、……何だ、ココか」
ビックリしただろ、と軽く睨まれるが本気で怒っていないのは分かっている。
920ココが脱衣所から廊下に出ると、広間の奥から冷たい風が流れてきた。風呂で温まったばかりの身体に、冬の冷気が刺さる。
誰かが縁側の雨戸を開けたのだろうか。
「まったくもう……あ」
誰にしろこんな真冬の夜に戸を開けるなんて、とその誰かに文句を言いながら角を曲がる。
ココの予想通り雨戸は開いていた。予想外だったのは、そこにいた人物だった。
驚き足を一瞬止め、今度は静かにその人物に近付く。雨戸の外を眺めていた人物、日天はココがそばに来るのに気付かない。
日天の真後ろまで行くと、ココは目の前の身体を抱き締めた。
「寒くない?」
「わっ、……何だ、ココか」
ビックリしただろ、と軽く睨まれるが本気で怒っていないのは分かっている。
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MOURNING昨日の続きだけど多分ボツになったので上げるボツ原稿 暫くそのまま睦み合っていた二人だが、気付けば朝と言うには遅い時間になってしまった。
「……と、もうこんな時間か。そろそろ起きるか」
名残惜しくはあったが、日天がベッドから身を起こす。
「一応身体は綺麗にしたけど、日天くんシャワー浴びてきたら? 汗かいたでしょ?」
「ぅ……、ありがとう。そうだな、悪いけど先使わせてもらうな」
綺麗にしてもらった記憶は無いのだが、身体だけでなく中にも残って無いのを見るに、日天が気を失っている間に丁寧に清めてくれたのだろう。いつもの事なのだが、申し訳ない気持ちと恥ずかしさが募る。
そんな二つの感情を払拭するようにいそいそとベッドから降り、床に散らばった衣服から自分のパンツを拾い上げる。どうせすぐまた脱ぐことになるのだが、全裸のままでいるのは何だか憚られた。雪平に背を向けパンツを履いている間、視線を感じて動きがぎこちなくなってしまう。
499「……と、もうこんな時間か。そろそろ起きるか」
名残惜しくはあったが、日天がベッドから身を起こす。
「一応身体は綺麗にしたけど、日天くんシャワー浴びてきたら? 汗かいたでしょ?」
「ぅ……、ありがとう。そうだな、悪いけど先使わせてもらうな」
綺麗にしてもらった記憶は無いのだが、身体だけでなく中にも残って無いのを見るに、日天が気を失っている間に丁寧に清めてくれたのだろう。いつもの事なのだが、申し訳ない気持ちと恥ずかしさが募る。
そんな二つの感情を払拭するようにいそいそとベッドから降り、床に散らばった衣服から自分のパンツを拾い上げる。どうせすぐまた脱ぐことになるのだが、全裸のままでいるのは何だか憚られた。雪平に背を向けパンツを履いている間、視線を感じて動きがぎこちなくなってしまう。
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MAIKING子供×大人パロなココ日「ぼく、早く大人になりたい」
とは、赤ん坊の時から知っているココの言葉だ。まだ生まれてから5年しか経っていないと言うのに、ココはもう子供は嫌なのだと言う。
「どうして、大人になりたいんだ?」
と問えば、ココはその大きな瞳に涙を浮かべ、小さな顔をクシャっとし、
「だって、大人にならないと日天くんとけっこんできない!」
そう叫んでぐすぐすと泣きだした。元から大人しい性格ではあったが、泣き方も静かでしゃくりあげながらぽろぽろと雫を零す。
「あ~もう、泣くなよ」
言葉ではそう言いながらも、ココが可愛らしくてついつい笑ってしまう。自分の袖が汚れるのも気にせずに、ごしごしと顔を拭いてやる。
「そんなに俺と結婚したいのか?」
1311とは、赤ん坊の時から知っているココの言葉だ。まだ生まれてから5年しか経っていないと言うのに、ココはもう子供は嫌なのだと言う。
「どうして、大人になりたいんだ?」
と問えば、ココはその大きな瞳に涙を浮かべ、小さな顔をクシャっとし、
「だって、大人にならないと日天くんとけっこんできない!」
そう叫んでぐすぐすと泣きだした。元から大人しい性格ではあったが、泣き方も静かでしゃくりあげながらぽろぽろと雫を零す。
「あ~もう、泣くなよ」
言葉ではそう言いながらも、ココが可愛らしくてついつい笑ってしまう。自分の袖が汚れるのも気にせずに、ごしごしと顔を拭いてやる。
「そんなに俺と結婚したいのか?」
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MAIKING小説が投稿できると聞いてふぇら 日付が変わろうとしている深夜。とあるマンションの一室。そこでは二人の男が、甘く官能的な時間を過ごそうとしていた。寝室の照明は付いているものの薄暗く、二人の間に影を落とす。
ベッドボードと雪平に挟まれる形になった日天は、まさに逃げ場が無いと言った感じで雪平からの口づけを受け入れていた。
「ん……ふ、ぅ……」
触れては離れていく度に、リップ音が鳴る。ワザと大きくたてられるそれに、日天は口からだけでなく耳からも官能を掻き立てられていた。
雪平と恋人になって一ヶ月が経つ。その間こう言ったキスは幾度となくやってきたが、何度やっても慣れなかった。相変わらず鼻から息を吸うのを忘れるし、何も出来ずにただただ雪平の唇と舌に翻弄される。今日もそうだ。
624ベッドボードと雪平に挟まれる形になった日天は、まさに逃げ場が無いと言った感じで雪平からの口づけを受け入れていた。
「ん……ふ、ぅ……」
触れては離れていく度に、リップ音が鳴る。ワザと大きくたてられるそれに、日天は口からだけでなく耳からも官能を掻き立てられていた。
雪平と恋人になって一ヶ月が経つ。その間こう言ったキスは幾度となくやってきたが、何度やっても慣れなかった。相変わらず鼻から息を吸うのを忘れるし、何も出来ずにただただ雪平の唇と舌に翻弄される。今日もそうだ。