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    BLタグ ⑤条×夏⑩のカップリング

    くもがみ ねぎ

    DONE【五夏小説】高♢專時代 しょ~こちゃん視点のふたりの話
    いつぞやべったーにあげてたやつ
     六眼と無下限呪術の抱き合わせかつ御三家の一角、希少な呪霊操術の使い手、他人の治療も可能な反転術式の習得者。地位と貰ってる給料だけが高そうなおっさんたち曰く、今年の一年は近年稀に見るほどの豊作らしい。そうは言っても、私は別に誰かに評価される為にあいつらと同じ年に生まれたわけではないし、他ふたりもきっとそうだろう。偶然同じものが視認できて、同じような力を持っていて、同じ学校に入学しただけの話だ。だから正直、誰にどう思われようが知ったこっちゃない。私は私に出来ることをするだけ。そこは何があっても変わらない。それなりに勉強して、それなりの医者になる。私の進む道は、どんなことがあっても一本道だ。

     同期ふたりの呪力量はそりゃあもう相当で、それに比例するように術師としての志も高かった──いや、志が高いのは一方だ。もう一方は志よりも我儘度合いや甘味へ対する意識のほうがよっぽど高い。その癖そいつは気に食わないこと、嫌いなものには兎にも角にも盾を突く性分だった。
     その高尚さが鼻についたらしく、ふたりは反発し合うことが多かった。入学して早々溢れる怒りと呪力を抑えることなく「外でゆっくり話そうじゃない 3755

    たんごのあーる

    TRAINING「君と羊と青」

    呪専に入学したての、さしす。前向きな青い春を書きたかった。あと、爺や。
    BGM:RADWINPS/君と羊と青
    正直、呪術高専なんて行きたくなかった。学ぶ、なんてことが必要だなんて思えなかった。事実、呪術なら誰にも負けない自信はあったし、机にかじりついて勉強なんてかったるい。どう考えても、群れて囲われているだけのあの場所に行く意味があるとは、とても思えなかった。でも、爺やが文字通り泣いて頼むから、まー行ってみるか、嫌ならすぐに辞めればいいし、ぐらいの気持ちだった。
     入学式にいたのは、小柄な女が一人と変な前髪のデカい男が一人。
    「変な前髪。」
     と思わず口に出したら、
    「これだから、お坊っちゃまは。口の聞き方も知らないのかい?」
     と、売り言葉に買い言葉、挙げ句の果てに大喧嘩になって、教室を半壊させて大騒ぎになった。で、早速初日から夜蛾先生にがっつり怒られた。もちろんしばらくお互いに口もきかなかった。
     
    「なのに、なんで一緒にいるかねー。」
     校舎の屋上で、硝子が煙草片手に俺を見上げる。昼休みに決まって喫煙している二人を見つけてからは、置いてかれないように、もしくは先回りしてここに来る。右手側に傑、左手側に硝子、真ん中に俺、が定位置となっていた。
    「ほんとだよ。煙草臭いの嫌だー、とか言うくせに 1972