kazura1212
DONE貴方はカズラのフェルムコで『忘れてしまった』をお題にして140文字SSを書いてください。もう少しで忘れてしまった
── デミウルゴス様から元の世界に戻れるって言われたから、ちょっと里帰りしてくる。え、いつ帰るかって? うーん、2、3日くらいかなぁ。作り置きは沢山してくから。
そう言って、彼奴が元の世界に帰って10年が過ぎた。2、3日ではなかったのか。
作り置きは最初の2日で全て食べきってしまった。何故全て食べてしまったのか、あの頃の我らをぶちのめしたい。
もう、こちらに戻ってくる気はないのか。このままではお主の作った飯の味も、お主のことも……。
「ただいま〜」
『は?』
「ん?」
『あ、あるじー!』
『お前! 今まで何してたんだよ!』
「え?」
『待ちわびたぞ主殿!』
『お主っ!今まで何をしていたのだ!!』
「ちょ、えっ、何!?」
556── デミウルゴス様から元の世界に戻れるって言われたから、ちょっと里帰りしてくる。え、いつ帰るかって? うーん、2、3日くらいかなぁ。作り置きは沢山してくから。
そう言って、彼奴が元の世界に帰って10年が過ぎた。2、3日ではなかったのか。
作り置きは最初の2日で全て食べきってしまった。何故全て食べてしまったのか、あの頃の我らをぶちのめしたい。
もう、こちらに戻ってくる気はないのか。このままではお主の作った飯の味も、お主のことも……。
「ただいま〜」
『は?』
「ん?」
『あ、あるじー!』
『お前! 今まで何してたんだよ!』
「え?」
『待ちわびたぞ主殿!』
『お主っ!今まで何をしていたのだ!!』
「ちょ、えっ、何!?」
kazura1212
DONE貴方はカズラのフェルムコで『世界が狂う』をお題にして140文字SSを書いてください。世界が狂う?『すまんが、フェンリルの番になってくれ』
「は?」
デミウルゴス様にお供えするために声をかけると、開口一番によく分からないことを言われた。
つがい……つがいってあれだよな、要するにフェルと夫婦になれってこと?
「とりあえず、理由を聞いてもいいでしょうか」
『結論から言うと、このままでは彼奴は魔王となりこの世界を滅ぼす』
「フェルが魔王に!?なんで!?」
『お主には申し訳ないと思ったのじゃが、この先の未来を見たら……数年後に可愛いおなごに求婚されてのう、それで』
「えっ、俺結婚できるんですか!」
ついに俺にも春が来るのか。
『いや、恋人が出来たと知った瞬間フェンリルが大暴れするのじゃ。それで』
なん、だと……てことは何か、俺は一生誰とも結婚出来ない……?
570「は?」
デミウルゴス様にお供えするために声をかけると、開口一番によく分からないことを言われた。
つがい……つがいってあれだよな、要するにフェルと夫婦になれってこと?
「とりあえず、理由を聞いてもいいでしょうか」
『結論から言うと、このままでは彼奴は魔王となりこの世界を滅ぼす』
「フェルが魔王に!?なんで!?」
『お主には申し訳ないと思ったのじゃが、この先の未来を見たら……数年後に可愛いおなごに求婚されてのう、それで』
「えっ、俺結婚できるんですか!」
ついに俺にも春が来るのか。
『いや、恋人が出来たと知った瞬間フェンリルが大暴れするのじゃ。それで』
なん、だと……てことは何か、俺は一生誰とも結婚出来ない……?
Jambu
DONEMuko's hidden desire.To be eaten by the mighty Fenrir perhaps?
Password:
R u over 18 y.o?
yes/no
kazura1212
DONEいいフェルムコの日!素敵な企画をありがとうございます!!中途半端に書いてツイートしたようなしてないような、記憶にないけどメモに残ってたフェルムコを大幅に加筆修正しました。
フェルムコに幸あれ!! 2450
御波(みなみ)
DONEフェルムコ 漫画2ページ危機感なさすぎる心配と信頼されてるのが嬉しいので複雑な心境の従魔さん
※ムさんはレベルアップしたり強くなる気はあるんだけどそれはそれとして全面的に信頼してるのを描きたかった 2
kazura1212
DONE花吐き病を患っているムコさんのお話し。異世界の恋煩い なんだ、これ。
みんなが狩りに出ている間にお昼ご飯を作ってる途中具合が悪くなり、突然嘔吐した。
加護のおかげで病気にはならないはずなのに……そう思って自分の吐いた
吐瀉物を見ると──
「なんだこれ」
俺は花を吐いた。
花?なんで?異世界の病気か?
「ということがあったんですが」
デミウルゴス様へお酒とおつまみを送りながら、昼間あった出来事を話た。病気にならない身体のはずだけど、もしかしたらってこともあるしね。確認しておくに越したことはない。
『ふむふむ、それは「花吐き病」じゃな』
「花吐き病……俺は病気なんですか?」
『病気と言えば病気じゃが……わかりやすく言えばこの世界の恋煩い、みたいなものかのう』
803みんなが狩りに出ている間にお昼ご飯を作ってる途中具合が悪くなり、突然嘔吐した。
加護のおかげで病気にはならないはずなのに……そう思って自分の吐いた
吐瀉物を見ると──
「なんだこれ」
俺は花を吐いた。
花?なんで?異世界の病気か?
「ということがあったんですが」
デミウルゴス様へお酒とおつまみを送りながら、昼間あった出来事を話た。病気にならない身体のはずだけど、もしかしたらってこともあるしね。確認しておくに越したことはない。
『ふむふむ、それは「花吐き病」じゃな』
「花吐き病……俺は病気なんですか?」
『病気と言えば病気じゃが……わかりやすく言えばこの世界の恋煩い、みたいなものかのう』
kabe
DONEリーマンムコさんんが電車で痴漢に遭いそう…というのを見て、フェル部長に守られて欲しいと思い書いたSSです。笑い話にならなかった件 最近、朝の通勤電車で尻を触られている気がするが、なにせあの満員電車だ。どうやっても、周りの人とどこかしらが触れ合ってしまうのは毎日のことだから気のせいだと思っていた。
思っていたが、ここ数日確実に尻に当たる指が意思を持っている気がする。
それでもやはり満員電車だし、男だしな……と思い深く考えていなかったから、ついつい話してしまった。
「なんか最近、朝の電車で痴漢に遭ってるかもしれないんですよね〜」
お昼休憩の席で、お弁当を食べながら笑い話のようにうっかり口にしてしまった。
それを聞いたフェル部長は、持っていたフォークを落とし、すごい形相で詰め寄ってきた。
「どういう事だ!触られているのか?どこをだ!どんな奴だ!」
903思っていたが、ここ数日確実に尻に当たる指が意思を持っている気がする。
それでもやはり満員電車だし、男だしな……と思い深く考えていなかったから、ついつい話してしまった。
「なんか最近、朝の電車で痴漢に遭ってるかもしれないんですよね〜」
お昼休憩の席で、お弁当を食べながら笑い話のようにうっかり口にしてしまった。
それを聞いたフェル部長は、持っていたフォークを落とし、すごい形相で詰め寄ってきた。
「どういう事だ!触られているのか?どこをだ!どんな奴だ!」
kazura1212
DONE8月27日開催イベントで頒布した無料配布です。新刊ベースの世界戦のため「異世界で伝説の魔獣フェンリルの奴隷兼番になりました」を読了後にお読みください。
フェルムコでなりきり50の質問1 あなたの名前を教えてください
フェル『フェルだ』
ムコ「向田剛志です」
2 年齢は?
フェル『1014だ』
ムコ「1014!?」
フェル『言ってなかったか?』
ムコ「うん、俺が27だから……え、何歳差……?」
3 性別は?
フェル『雄だ』
ムコ「男です」
4 貴方の性格は?
フェル『我は強い』
ムコ「それは性格じゃないよ」
フェル『む、ではお主が答えろ』
ムコ「えええ……あ、次の質問それみたいだよ」
5 相手の性格は?
ムコ「えーっと、フェルの性格は魔獣だからちょっと強引というか真っ直ぐっていうか、でも俺が困っているとすぐ助けてくれるし、すごくやさしいかな」
フェル『ほお、お主は我のことをそう思っていたのか』
ムコ「フェルは俺の性格どう思ってるんだ?」
4456フェル『フェルだ』
ムコ「向田剛志です」
2 年齢は?
フェル『1014だ』
ムコ「1014!?」
フェル『言ってなかったか?』
ムコ「うん、俺が27だから……え、何歳差……?」
3 性別は?
フェル『雄だ』
ムコ「男です」
4 貴方の性格は?
フェル『我は強い』
ムコ「それは性格じゃないよ」
フェル『む、ではお主が答えろ』
ムコ「えええ……あ、次の質問それみたいだよ」
5 相手の性格は?
ムコ「えーっと、フェルの性格は魔獣だからちょっと強引というか真っ直ぐっていうか、でも俺が困っているとすぐ助けてくれるし、すごくやさしいかな」
フェル『ほお、お主は我のことをそう思っていたのか』
ムコ「フェルは俺の性格どう思ってるんだ?」
kazura1212
DONE人肌が恋しくなったムコーダさんの話し 嗅ぎ慣れた香りとよく知る気配を感じゆっくり瞼を開くと、獣舎の陰からムコーダが顔を出した。
『こんな時間にどうしたのだ』
「ごめん、起こしちゃった?いや、えーっと、ちょっと人肌が恋しくなっちゃって」
『我は人ではないが』
「いいんだよ」
そう言うとさも当たり前のようにムコーダはフェルのお腹のあたりに身体を滑り込ませてきた。収まりのいい位置を探し、もぞもぞと身体を動かすムコーダのやりたいようにさせ、後ろから見守る。
「あったかい……フェルとこうやって二人きりなのも久々だな」
『そうだな』
季節的にはもうすぐ冬だ。この時間は少々肌寒い。だが、宿屋の中であればまだ冷えることも無いだろう。
などと、無粋なことを言うつもりはないが。
508『こんな時間にどうしたのだ』
「ごめん、起こしちゃった?いや、えーっと、ちょっと人肌が恋しくなっちゃって」
『我は人ではないが』
「いいんだよ」
そう言うとさも当たり前のようにムコーダはフェルのお腹のあたりに身体を滑り込ませてきた。収まりのいい位置を探し、もぞもぞと身体を動かすムコーダのやりたいようにさせ、後ろから見守る。
「あったかい……フェルとこうやって二人きりなのも久々だな」
『そうだな』
季節的にはもうすぐ冬だ。この時間は少々肌寒い。だが、宿屋の中であればまだ冷えることも無いだろう。
などと、無粋なことを言うつもりはないが。
kazura1212
DONE小さな嘘 風呂に入って神様達へのお供えをして。
さて寝るか、と主寝室に入ると『先に寝る』と言っていたフェルがまだ起きていた。
「まだ起きてるなんて珍しいな。眠れないのか?」
そうフェルに話しかけると、じっと俺を見つめながらタシタシと自分の布団を叩いた。ここに来いってことか?
よく分からないがフェルに指定された場所に座ると、突然前足で引き寄せられすっぽりフェルの両足に収まった。一瞬の出来事に戸惑っていると俺たちの周りが淡い光で包まれ、フェルと二人きりの空間になった。
「フェル?」
『我ほどの力があれば、お主の自由を奪って人里から離れた場所に閉じ込めておくなど造作もない』
「まぁ、うん。そうだな」
『だが、お主はそれを良しとしないだろ』
938さて寝るか、と主寝室に入ると『先に寝る』と言っていたフェルがまだ起きていた。
「まだ起きてるなんて珍しいな。眠れないのか?」
そうフェルに話しかけると、じっと俺を見つめながらタシタシと自分の布団を叩いた。ここに来いってことか?
よく分からないがフェルに指定された場所に座ると、突然前足で引き寄せられすっぽりフェルの両足に収まった。一瞬の出来事に戸惑っていると俺たちの周りが淡い光で包まれ、フェルと二人きりの空間になった。
「フェル?」
『我ほどの力があれば、お主の自由を奪って人里から離れた場所に閉じ込めておくなど造作もない』
「まぁ、うん。そうだな」
『だが、お主はそれを良しとしないだろ』
kazura1212
DONEフェルムコワンドロで書いたお話お題「贈り物」
タイトルは「花かんむり 意味」で調べたら出てきました。
スイ大ベースのお話です。
永遠の幸せ『お主ら、何をしているのだ?』
狩りから戻ってきたフェルがドサリと俺たちの横に獲物を置いた。今日はブラックサーペントか。まぁこれくらいならギルドマスターに怒られることもないだろう。
『あのねー、お友達に教えてもらったお花のかんむりをあるじと作ったのー』
自分が作った花かんむりを自慢げに見せるスイに癒されながら、ブラックサーペントをアイテムボックスに仕舞った。
フェルの狩りに着いて行くかと思ったけど、今日は教わったばかりの花かんむりをもう一度作りたかったらしい。ほんと、スイにはこうゆう遊びだけしてて欲しいよ。
などと考えていると、突然スイが俺の肩に飛び乗ってきた。
「わっ! スイ、どうしたの?」
『これあるじにあげるー。こっちはフェルおじちゃんにあげるねー』
1030狩りから戻ってきたフェルがドサリと俺たちの横に獲物を置いた。今日はブラックサーペントか。まぁこれくらいならギルドマスターに怒られることもないだろう。
『あのねー、お友達に教えてもらったお花のかんむりをあるじと作ったのー』
自分が作った花かんむりを自慢げに見せるスイに癒されながら、ブラックサーペントをアイテムボックスに仕舞った。
フェルの狩りに着いて行くかと思ったけど、今日は教わったばかりの花かんむりをもう一度作りたかったらしい。ほんと、スイにはこうゆう遊びだけしてて欲しいよ。
などと考えていると、突然スイが俺の肩に飛び乗ってきた。
「わっ! スイ、どうしたの?」
『これあるじにあげるー。こっちはフェルおじちゃんにあげるねー』