クローン
PROGRESS【💜&💛】次は何しようかな?#ラ兄弟
リクエスト:書いてない組み合わせシリーズ終わり!あとはどこかのタイミングでオルタ兄弟シリーズを出す!まだ先だけど。
予定のない休日。シュウとルカはリビングで日向ぼっこをしていた。
「平和だねぇ」
「へいわだねぇ」
「「……」」
「…………っひまーーーー!!!!」
「ええ……暇かぁ」
「すっごい暇!!ねぇ!面白いことしようよ!」
突然叫んだルカに驚きながらもシュウは彼の突然の提案に耳を傾ける。
「例えば?」
「うーん……みんなを驚かせる!」
「それって面白いの?」
「ただ驚かせるだけじゃないぜ!みんながPOGになるよう驚かせるんだ!」
「ふーんPOGねぇ……例えば?」
「えー……うーん……何かある?」
「ええ!?僕に聞くの?うーん、まあそうだなあ……」
二人でウンウン考える。シュウが携帯で見つけた記事をルカに見せた。
「こういうのはどう?」
「それ最高!」
3100「平和だねぇ」
「へいわだねぇ」
「「……」」
「…………っひまーーーー!!!!」
「ええ……暇かぁ」
「すっごい暇!!ねぇ!面白いことしようよ!」
突然叫んだルカに驚きながらもシュウは彼の突然の提案に耳を傾ける。
「例えば?」
「うーん……みんなを驚かせる!」
「それって面白いの?」
「ただ驚かせるだけじゃないぜ!みんながPOGになるよう驚かせるんだ!」
「ふーんPOGねぇ……例えば?」
「えー……うーん……何かある?」
「ええ!?僕に聞くの?うーん、まあそうだなあ……」
二人でウンウン考える。シュウが携帯で見つけた記事をルカに見せた。
「こういうのはどう?」
「それ最高!」
クローン
PROGRESS【💙&🧡】明日は二人で遊びに行っちゃおうか前作【🧡&💛】いないいない……ばあ!の続き。
#ラ兄弟
あれから皆大きくなり、ミスタはルカの立派な遊び相手になっていた。今日も泥だらけになるまで遊んでお風呂に入ってきたところ。
「アイス食べたーい!」
「こらルカ!髪を乾かしてからだ!」
ヴォックスが走り回るルカを捕まえドライヤーのスイッチを入れる。
「じゃあミスタは僕がやってあげるね」
「えっいいよ自分で『いいからいいから!』」
背後から現れたアイクがミスタを椅子に座らせる。ドライヤーが空くのを待っている間、丁寧にタオルドライをされる。続いてドライヤーが始まり、そちらも温度を見ながら丁寧に当てられた。
「よし出来た!ミスタの髪は本当にサラサラだねぇ……」
宝物を扱うように髪に触れてくるアイクにミスタは呟いた。
「……アイクってあの時から優しいよなー。いやあれの前も優しかったけど」
2291「アイス食べたーい!」
「こらルカ!髪を乾かしてからだ!」
ヴォックスが走り回るルカを捕まえドライヤーのスイッチを入れる。
「じゃあミスタは僕がやってあげるね」
「えっいいよ自分で『いいからいいから!』」
背後から現れたアイクがミスタを椅子に座らせる。ドライヤーが空くのを待っている間、丁寧にタオルドライをされる。続いてドライヤーが始まり、そちらも温度を見ながら丁寧に当てられた。
「よし出来た!ミスタの髪は本当にサラサラだねぇ……」
宝物を扱うように髪に触れてくるアイクにミスタは呟いた。
「……アイクってあの時から優しいよなー。いやあれの前も優しかったけど」
クローン
PROGRESS【🧡&💛】いないいない……ばあ!初めてお兄ちゃんになるミスタの話
#ラ兄弟
弟が生まれた。名前はルカ。
俺の初めての弟。
今まで俺には兄が三人いて、俺が一番年下だった。俺が弟だったのに今日から俺は、お兄ちゃん。
お兄ちゃんってどうすればいいんだ?
「可愛いな」
「ほっぺがプニプニだ」
「あっ!あくびした!」
兄達はルカを代わる代わる抱っこし、笑顔を見せている。俺はそれを少しだけ離れた所で立って見ていた。ルカを抱っこしたシュウが言う。
「ミスタも抱っこする?」
今まで俺に向いていたものが全部ルカに注がれている。やっと向いたものもルカを通して。今思えばバカな事を言ったと思う。でも思った事が口をついて出てしまった。
「......俺とルカ、どっちが大事?」
一瞬静まり返った部屋。アイクが突然立ち上がり、俺を強く抱きしめた。泣き出したルカをシュウがあやし、ヴォックスは俺の頭に手を乗せた。
1964俺の初めての弟。
今まで俺には兄が三人いて、俺が一番年下だった。俺が弟だったのに今日から俺は、お兄ちゃん。
お兄ちゃんってどうすればいいんだ?
「可愛いな」
「ほっぺがプニプニだ」
「あっ!あくびした!」
兄達はルカを代わる代わる抱っこし、笑顔を見せている。俺はそれを少しだけ離れた所で立って見ていた。ルカを抱っこしたシュウが言う。
「ミスタも抱っこする?」
今まで俺に向いていたものが全部ルカに注がれている。やっと向いたものもルカを通して。今思えばバカな事を言ったと思う。でも思った事が口をついて出てしまった。
「......俺とルカ、どっちが大事?」
一瞬静まり返った部屋。アイクが突然立ち上がり、俺を強く抱きしめた。泣き出したルカをシュウがあやし、ヴォックスは俺の頭に手を乗せた。
クローン
PROGRESS【💜&🧡】やっべー!福引き当たった!!#ラ兄弟
今日はツイてない日だった。
朝、かけたはずの目覚まし時計が鳴らなかった。給食で、どこからでも切れる袋に入ったドレッシングが全然開かなかった。家でおやつのポテチ袋を開けたら引っ張りすぎて中身ぶちまけた。掃除してから炭酸のジュースを開けたら、それも溢れ出て机も床も大変な事になった。二度目の掃除。晩ご飯の手伝いで卵を割ったら殻がいっぱい入ってしまった。給食と晩ご飯が被ってた。オムライス。
別に大事件って程でもないけど、こう何回も起きると嫌になる。
「クソ〜……さいあく〜……もうやだ〜……」
ミスタがソファーに転がってぼやいていれば、ポスンと誰かが座る音。シュウがゲーム機を持っていた。
________________.......
1215朝、かけたはずの目覚まし時計が鳴らなかった。給食で、どこからでも切れる袋に入ったドレッシングが全然開かなかった。家でおやつのポテチ袋を開けたら引っ張りすぎて中身ぶちまけた。掃除してから炭酸のジュースを開けたら、それも溢れ出て机も床も大変な事になった。二度目の掃除。晩ご飯の手伝いで卵を割ったら殻がいっぱい入ってしまった。給食と晩ご飯が被ってた。オムライス。
別に大事件って程でもないけど、こう何回も起きると嫌になる。
「クソ〜……さいあく〜……もうやだ〜……」
ミスタがソファーに転がってぼやいていれば、ポスンと誰かが座る音。シュウがゲーム機を持っていた。
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クローン
PROGRESS【💙&💛】空飛ぶ夢、見てみたかったんだよね#ラ兄弟
「ゔ〜......!ふぇ〜ん......!」
「おっと、どうしたのルカ。怖い夢でも見た?」
「ゔ〜アイクだっこ〜......!」
「よしよし大丈夫だからね」
昔、悪夢を見て泣くルカをよくあやしていた。お昼寝の時も夜の時間も。ぐずぐず泣きながらアイクに抱きつくルカは、毎回アイクの温かい体温と優しい声に安心して二度目の眠りに落ちていく。
アイクは可愛い弟が頼りにしてくれる喜びを感じ、ルカは優しい兄の事を安心できる存在として大切に思っていた。
そんな二人も成長し、そのうちルカは悪夢を見なくなった。今日はこんないい夢だったと報告できるくらいに。
そんな中、今度はアイクが眠れない日々を過ごすようになる。高校生になり新しい環境に難しくなる授業、両親のいない家で兄弟たちの世話をし、出来ない事だらけなのにやりたい事は沢山ある。皆の協力の元、日が経つにつれ少しずつ出来る事が増え軌道に乗り始めた日々の最中。張り続けていた糸がプツンと切れたらしい。眠気が来て布団に入るも数時間で目が覚めたり、悪夢で飛び起きる日々。分かってはいるが、寝なくちゃ、明日も学校が、と考え込んでしまい悪循環に陥っていく。二週間も経つ頃にはアイクの目元にはクマがくっきりと浮き出ていた。
1555「おっと、どうしたのルカ。怖い夢でも見た?」
「ゔ〜アイクだっこ〜......!」
「よしよし大丈夫だからね」
昔、悪夢を見て泣くルカをよくあやしていた。お昼寝の時も夜の時間も。ぐずぐず泣きながらアイクに抱きつくルカは、毎回アイクの温かい体温と優しい声に安心して二度目の眠りに落ちていく。
アイクは可愛い弟が頼りにしてくれる喜びを感じ、ルカは優しい兄の事を安心できる存在として大切に思っていた。
そんな二人も成長し、そのうちルカは悪夢を見なくなった。今日はこんないい夢だったと報告できるくらいに。
そんな中、今度はアイクが眠れない日々を過ごすようになる。高校生になり新しい環境に難しくなる授業、両親のいない家で兄弟たちの世話をし、出来ない事だらけなのにやりたい事は沢山ある。皆の協力の元、日が経つにつれ少しずつ出来る事が増え軌道に乗り始めた日々の最中。張り続けていた糸がプツンと切れたらしい。眠気が来て布団に入るも数時間で目が覚めたり、悪夢で飛び起きる日々。分かってはいるが、寝なくちゃ、明日も学校が、と考え込んでしまい悪循環に陥っていく。二週間も経つ頃にはアイクの目元にはクマがくっきりと浮き出ていた。
クローン
PROGRESS💙&💜夜通しゲーム大会だ!
#ラ兄弟パロ
次男アイクと三男シュウ。歳も見た目も違うのに時々双子のような事がある、とっても仲良しな二人。それぞれ他の兄弟とも仲良しだが、二人の場合は兄弟と言っても双子のような友達のような不思議な仲の良さを感じるのだ。例えばある日の一日。
ぽかぽかと暖かい日。陽の当たるソファーでシュウがスヤスヤ眠っていた。通りがかったアイクがブランケットを持ってきた。かと思えば隣に座り、二人一緒にくるまった。しばらくして通りがかったミスタとルカは、兄二人の姿を見て顔を見合わせた。ルカやミスタが寝ていたらこんな事は起きない。ブランケットを掛けるだけだ。
(二人とも寝てる!仲良しだね!)
(な!アイクがこんな所で寝てんの珍し〜。いつも起こす側だもんな)
1280ぽかぽかと暖かい日。陽の当たるソファーでシュウがスヤスヤ眠っていた。通りがかったアイクがブランケットを持ってきた。かと思えば隣に座り、二人一緒にくるまった。しばらくして通りがかったミスタとルカは、兄二人の姿を見て顔を見合わせた。ルカやミスタが寝ていたらこんな事は起きない。ブランケットを掛けるだけだ。
(二人とも寝てる!仲良しだね!)
(な!アイクがこんな所で寝てんの珍し〜。いつも起こす側だもんな)