ntonto0101
DONEレイシオが恋しくて、めちゃくちゃ一人で捗っちゃう穹君のお話(R18)pass 18↑(y/n)
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DOODLEレイ穹未満当たり前のようにアベンチュリンが生きてる(一部しか登場しません)
穹くんが暇を持て余してレイシオと通話してるだけ。
書きたいところを書いたので、セリフ多め
なんか適当に雰囲気で読んでください✌️
レイ穹(未満)愛とは何かを話すだけ「それで、その時丹恒がさ『今日はお前に構ってやれない。』って言ったんだよ、俺のことなんだと思ってるのかな、子ども?赤ちゃん?それに追い出し方もひどくてさぁ、本気でお尻が割れるかと……。」
『それは元からだ。』
普段より柔らかい低音で耳元で響く。落ち着いている時の彼の声はこんなにも穏やかなのか、少し意外だった。
俺は今、レイシオと通話している。特に用があるわけではない、他愛のない雑談をしているだけだ。
最初はなんとなくの暇つぶしだった。特に何も予定がなく、ただ列車のロビーでぼーっと天井を眺めているだけの日。
暇すぎる。誰か俺と遊んでくれないかな。
周りを見回すと何か真剣な会話をしているだろう姫子とヴェルトに、忙しなく動き回るなのかとパム。そしてアーカイブ室に篭りっきりの丹恒。
3495『それは元からだ。』
普段より柔らかい低音で耳元で響く。落ち着いている時の彼の声はこんなにも穏やかなのか、少し意外だった。
俺は今、レイシオと通話している。特に用があるわけではない、他愛のない雑談をしているだけだ。
最初はなんとなくの暇つぶしだった。特に何も予定がなく、ただ列車のロビーでぼーっと天井を眺めているだけの日。
暇すぎる。誰か俺と遊んでくれないかな。
周りを見回すと何か真剣な会話をしているだろう姫子とヴェルトに、忙しなく動き回るなのかとパム。そしてアーカイブ室に篭りっきりの丹恒。
落書き
DOODLEレイ穹 現パロ 後で推敲します続くかも
止まり木を見つけた 腹の底をとろ火でぐつぐつ炙る茶を一杯、二杯、景気良く流し込んでいって、気付いたころには一人になっており、やたら肌触りの良い夜風を浴びながらどことも知れぬ路地裏を彷徨っていた。
暫くすると胃が唐突に正気を取り戻し、主に理不尽を訴えた。穹は耐えきれず薄汚れた灰色の壁と向き合ってげえげえ吐く。送風機が送る生温かさは腐乱臭を伴っているようにも思えた。その悪臭の出処は足元だ。なまっちろい小さな湖を掻きまわす人工的な風、乳海攪拌ならぬ――やめておこう。天地は既に創造されている。知ったかぶりの神話になぞらえたところで、無知と傲慢を晒すだけである。自嘲を浮かべる。
穹少年は、穹青年となっても、その類稀なる好奇心こそ失いこそはしなかったが、加齢と共に心は老朽化していくばかり。それでもって汚れも古さも一度慣れてしまうと周囲が引いてしまうぐらいにハードルが下がってしまうもので、己のこういった行いの良し悪しを客観的に評価できるだけの頭はまだ残っているというのに、なんだか他人事みたいに流してしまう。つまるところ、泥酔の末に吐瀉物を撒き散らす男なんて情けないしありえない、真剣にそう言えるくせに、それが自分のこととなると周囲の顰蹙を買うほどに要領を得ない返事と化すのである。
2961暫くすると胃が唐突に正気を取り戻し、主に理不尽を訴えた。穹は耐えきれず薄汚れた灰色の壁と向き合ってげえげえ吐く。送風機が送る生温かさは腐乱臭を伴っているようにも思えた。その悪臭の出処は足元だ。なまっちろい小さな湖を掻きまわす人工的な風、乳海攪拌ならぬ――やめておこう。天地は既に創造されている。知ったかぶりの神話になぞらえたところで、無知と傲慢を晒すだけである。自嘲を浮かべる。
穹少年は、穹青年となっても、その類稀なる好奇心こそ失いこそはしなかったが、加齢と共に心は老朽化していくばかり。それでもって汚れも古さも一度慣れてしまうと周囲が引いてしまうぐらいにハードルが下がってしまうもので、己のこういった行いの良し悪しを客観的に評価できるだけの頭はまだ残っているというのに、なんだか他人事みたいに流してしまう。つまるところ、泥酔の末に吐瀉物を撒き散らす男なんて情けないしありえない、真剣にそう言えるくせに、それが自分のこととなると周囲の顰蹙を買うほどに要領を得ない返事と化すのである。
落書き
TRAININGレイ穹 習作杜松実の自白薬を添えて 真夜中のホテル・レバリーは乾いていた。先程抜けたばかりの廊下を振り返ると、そこは控えめな照明が淡く光を放つのみ、静まり返った空気に満ち満ちている。完成された空気だ。時計なんて見なくても一歩足を踏み入れれば肌で時刻を感じられる。夜中にふと起きてしまって、水を飲むためだけに部屋を出る、あの感覚。
穹はそれほど暗闇が好きではない。どちらかというと賑やかな場所が好きだ。けれどもラウンジは眩いばかりで空虚である。そもそも夢境を売りにしているのだから、(ロビーを除いて)現実のレバリーに留まる旅行者は元よりそれ程多くはない。だというのに昼夜問わずラウンジだけは光量を保ち、いかにも暇そうにグラスを磨くバーテンダーをこれでもかと照らし出している。ただ、それだけだ。絢爛さに反してあまりにも寂しい空間だった。階段脇のステージ上のグランドピアノは沈黙を貫いている。それと遊んでいたあのピアニストは、今はもう夢の中だろうか。
3479穹はそれほど暗闇が好きではない。どちらかというと賑やかな場所が好きだ。けれどもラウンジは眩いばかりで空虚である。そもそも夢境を売りにしているのだから、(ロビーを除いて)現実のレバリーに留まる旅行者は元よりそれ程多くはない。だというのに昼夜問わずラウンジだけは光量を保ち、いかにも暇そうにグラスを磨くバーテンダーをこれでもかと照らし出している。ただ、それだけだ。絢爛さに反してあまりにも寂しい空間だった。階段脇のステージ上のグランドピアノは沈黙を貫いている。それと遊んでいたあのピアニストは、今はもう夢の中だろうか。