汪莉( ˘ω˘ )
DONEなりちゃんこと奥成さん(@okunari0720)の呟きに滾って書いちゃったやつ。こういうこと???!!こういうのもギャップ萌えって言うん?「悠仁」
普段とは違う、真剣な色味の声で名を呼ばれる。逃げようにも、すでに手遅れ。背中には冷たい教室の壁、体の横には五条の腕、物理的に囚われてしまっては虎杖に逃げ道はない。いや、あったとしても最強を冠する五条から逃げられる未来は見えなかった。
「お前、俺のこと、好きなんだろ?」
そうして、二歳年上の先輩である五条は爆弾を無遠慮に投下する。真ん丸いサングラスの奥で煌めく青空を模した宝石のような瞳がじっと虎杖を見下ろして、白状しろと迫っているように感じた。
「じ、自意識かじょ」
「じゃねえよ。穴が開くほど目で追われて気付かねえほど、俺は鈍くねえ」
自意識過剰なのではないか、と最後まで言わせても貰えずに虎杖は俯く。そんなに五条の背を目が追っていたなんて自覚はなかった。本人が言うのだ、間違はないだろう。
3159普段とは違う、真剣な色味の声で名を呼ばれる。逃げようにも、すでに手遅れ。背中には冷たい教室の壁、体の横には五条の腕、物理的に囚われてしまっては虎杖に逃げ道はない。いや、あったとしても最強を冠する五条から逃げられる未来は見えなかった。
「お前、俺のこと、好きなんだろ?」
そうして、二歳年上の先輩である五条は爆弾を無遠慮に投下する。真ん丸いサングラスの奥で煌めく青空を模した宝石のような瞳がじっと虎杖を見下ろして、白状しろと迫っているように感じた。
「じ、自意識かじょ」
「じゃねえよ。穴が開くほど目で追われて気付かねえほど、俺は鈍くねえ」
自意識過剰なのではないか、と最後まで言わせても貰えずに虎杖は俯く。そんなに五条の背を目が追っていたなんて自覚はなかった。本人が言うのだ、間違はないだろう。
汪莉( ˘ω˘ )
PROGRESS前の開発日記(https://poipiku.com/8174069/10339940.html )の続き!まだえちちにはなりませぬ( ˘ω˘ )ゆじくん開発日記②「開発って、どういうこと……?」
五条の不穏な発言に虎杖は考えながら言葉を発する。どう考えても、自分にとってあまり良い意味ではないとしか思えない。思えないが、何も知らないままというのもそれはそれで恐ろしい気がする。どちらがよりマシかと考えたら、知っている方だろう。
「ん?」
想定外の好意を返されたが、想定外の展開になりつつあるという恐れを顔に張り付けた虎杖の疑問に五条は首を傾げた。
「どういうことって?」
五条としては、とても簡単に、これ以上ないくらい分かりやすく答えたつもりだ。
「開発って、え、俺、何されんの……?」
簡潔だからこそ、虎杖には良く分からない。声は不安げな色が含まれているが、その琥珀の瞳はほんのりと期待を孕んでいた。最後まではしない、という発言はどう考えてもそっちの意味合いだろう。そういう意味での開発ということは、どう考えてもそういうことだ。健全な男子高生である虎杖がほんのりと期待してしまうのも致し方ないだろう。だって、相手は百戦錬磨の大人の男である。期待するなという方が無理だ。
1833五条の不穏な発言に虎杖は考えながら言葉を発する。どう考えても、自分にとってあまり良い意味ではないとしか思えない。思えないが、何も知らないままというのもそれはそれで恐ろしい気がする。どちらがよりマシかと考えたら、知っている方だろう。
「ん?」
想定外の好意を返されたが、想定外の展開になりつつあるという恐れを顔に張り付けた虎杖の疑問に五条は首を傾げた。
「どういうことって?」
五条としては、とても簡単に、これ以上ないくらい分かりやすく答えたつもりだ。
「開発って、え、俺、何されんの……?」
簡潔だからこそ、虎杖には良く分からない。声は不安げな色が含まれているが、その琥珀の瞳はほんのりと期待を孕んでいた。最後まではしない、という発言はどう考えてもそっちの意味合いだろう。そういう意味での開発ということは、どう考えてもそういうことだ。健全な男子高生である虎杖がほんのりと期待してしまうのも致し方ないだろう。だって、相手は百戦錬磨の大人の男である。期待するなという方が無理だ。
汪莉( ˘ω˘ )
MEMO恋に恋する自己完結型の片恋ナルシストなゆじくんと恋愛童貞で初恋モンスター(予定)のごじょせんのお話。呟いたネタのひとつ。書きたいってなったので書き出しだけ……。初恋モンスターと片恋ナルシスト「ね、悠仁。僕のこと、好きなんでしょ? 僕も悠仁が好きだから付き合おっか」
その告白は、虎杖悠仁にとって青天の霹靂であった。いや、まさか矢印が自分に向いてしまうだなんて思いもしなかったのだ。勝手に恋をして、勝手に目で追って、勝手に想いを募らせる。それだけで良かった……、いや、違う。それが良かった。
「えーっと、ごめん。五条先生、幻聴が聞こえたんだけど、今なんて?」
奇跡的に何も問題もない自分の耳が聞き間違えたか、季節外れの涼しさにやられた脳がとんでもない誤解をしたのか、そのどちらかだろうと虎杖は五条を見上げる。
「悠仁は僕が好き。僕も悠仁が好き。両想いだから付き合おっか」
だがしかし、虎杖の希望的憶測は優しく微笑む五条に踏み躙られた。ぴっと立てた白く美しい指が最初に虎杖を指し、それから自身である五条に向く。そして、その指先はまたぴっと虎杖を指した。ふたりの間を行き来する指を見下ろして、虎杖は絶望的な気持ちで五条の言葉を聞いてしまう。
2237その告白は、虎杖悠仁にとって青天の霹靂であった。いや、まさか矢印が自分に向いてしまうだなんて思いもしなかったのだ。勝手に恋をして、勝手に目で追って、勝手に想いを募らせる。それだけで良かった……、いや、違う。それが良かった。
「えーっと、ごめん。五条先生、幻聴が聞こえたんだけど、今なんて?」
奇跡的に何も問題もない自分の耳が聞き間違えたか、季節外れの涼しさにやられた脳がとんでもない誤解をしたのか、そのどちらかだろうと虎杖は五条を見上げる。
「悠仁は僕が好き。僕も悠仁が好き。両想いだから付き合おっか」
だがしかし、虎杖の希望的憶測は優しく微笑む五条に踏み躙られた。ぴっと立てた白く美しい指が最初に虎杖を指し、それから自身である五条に向く。そして、その指先はまたぴっと虎杖を指した。ふたりの間を行き来する指を見下ろして、虎杖は絶望的な気持ちで五条の言葉を聞いてしまう。
汪莉( ˘ω˘ )
PROGRESSという書き出しで、ごじょせんによるゆじくん開発日記を……と思ってる。需要があるかは知らん!あたしがあたしのために書くんじゃい!!くらいの勢いです。趣味&性癖の合う方は、ぜひ応援ください。ゆじくん開発日記「せ、先生ッ! 俺、先生のことが好き、なんだけど……」
真っ赤な顔で叫ぶように告げる虎杖の潤んだ琥珀色の瞳に見上げられた五条は、それは嘘偽りではないと肌で実感した。もちろん、罰ゲームの類いでもないだろう。
「そっか、悠仁って僕のことが好きなんだぁ」
にまにまと緩む頬と楽しそうな声を隠しもせず、五条は嬉しそうに呟く。
「じゃあさ、付き合おっか」
こてりと首を傾げて言う五条を告白した側の虎杖が驚いたように見上げた。五条はむふふと笑って、さらに言葉を紡ぐ。
「でも、最後まではしないよ? 悠仁、未成年だから僕が犯罪者になっちゃう」
その言葉に虎杖は、さらにぎょっとしか表情で五条を見上げる。どうせ、断られるとでも思っていたのだろう。残念ながら、五条だって虎杖が好きなのだ。
466真っ赤な顔で叫ぶように告げる虎杖の潤んだ琥珀色の瞳に見上げられた五条は、それは嘘偽りではないと肌で実感した。もちろん、罰ゲームの類いでもないだろう。
「そっか、悠仁って僕のことが好きなんだぁ」
にまにまと緩む頬と楽しそうな声を隠しもせず、五条は嬉しそうに呟く。
「じゃあさ、付き合おっか」
こてりと首を傾げて言う五条を告白した側の虎杖が驚いたように見上げた。五条はむふふと笑って、さらに言葉を紡ぐ。
「でも、最後まではしないよ? 悠仁、未成年だから僕が犯罪者になっちゃう」
その言葉に虎杖は、さらにぎょっとしか表情で五条を見上げる。どうせ、断られるとでも思っていたのだろう。残念ながら、五条だって虎杖が好きなのだ。
汪莉( ˘ω˘ )
MAIKING呪専入学直前のα五×呪専卒業直後のΩ虎から呪専入学後のα五×呪専新任教師のα虎になる話。運命の番。よし、世界を滅ぼそう。 よし、世界を滅ぼそう。
この感想は虎杖悠仁が、恐らく、いや、間違いなく、自分の番であろうαの美しい男と再会した時に思ったことだ。きらきらと窓から差し込む太陽に照らされて煌めく雪のように白い髪、サングラス越しでも分かる澄み渡る青空を模した宝石のような双眸、それらに負けない美しい尊顔。そのどれもが、きゅうっという音を立てて驚いた表情でこちらを見ている。その大きく見開かれた瞳に映るのは、相手以上に驚いた表情をしている自分だ。
それをぱちぱちと瞬いて、見つめながら悠仁は心の中で同じセリフを繰り返す。
よし、世界を滅ぼそう。
虎杖悠仁。その名は、呪術界では有名なもの。『宿儺の器』とイコールで結ばれるものとして。しかし、有名なのは、名前だけであり、またその肩書だけだった。多くの呪術師は、悠仁の姿などは知らない。
3235この感想は虎杖悠仁が、恐らく、いや、間違いなく、自分の番であろうαの美しい男と再会した時に思ったことだ。きらきらと窓から差し込む太陽に照らされて煌めく雪のように白い髪、サングラス越しでも分かる澄み渡る青空を模した宝石のような双眸、それらに負けない美しい尊顔。そのどれもが、きゅうっという音を立てて驚いた表情でこちらを見ている。その大きく見開かれた瞳に映るのは、相手以上に驚いた表情をしている自分だ。
それをぱちぱちと瞬いて、見つめながら悠仁は心の中で同じセリフを繰り返す。
よし、世界を滅ぼそう。
虎杖悠仁。その名は、呪術界では有名なもの。『宿儺の器』とイコールで結ばれるものとして。しかし、有名なのは、名前だけであり、またその肩書だけだった。多くの呪術師は、悠仁の姿などは知らない。
くぅみ
PROGRESS離島の医者パロ、話がとっちらかってきたので書き直すかもとりあえず進捗。離島の医者パロ(仮)プロローグ
あの日、人魚に出会った。
大学生になったばかりの夏、五条悟は何もかもが色あせ、生きていることすらめんどうになっていた。
そして、全てから逃げるように、放置されていた離島にある別荘に逃げた。
親友たちに言わせれば『天才の悲哀ってやつか』『何の苦労もないからそうなるんだ』と辛辣に言いはなたれたが、それはその通りなのだろう。
産まれた家は財閥系の名家で金の苦労なんて考えたこともない。悟自身も、物心ついた頃から神童と言われ、勉強もスポーツも全てが人並み以上に努力もせず出来てしまう。そのためか、成長するにつれ、世の中の全てが色褪せ、つまらないものに感じるようになっていった。
その上、自分の周囲にいるのは数人の友人以外は五条家に取り入りたい者、玉の輿狙いのギラギラした女たち。その全てが嫌になってしまったのだった。
7153あの日、人魚に出会った。
大学生になったばかりの夏、五条悟は何もかもが色あせ、生きていることすらめんどうになっていた。
そして、全てから逃げるように、放置されていた離島にある別荘に逃げた。
親友たちに言わせれば『天才の悲哀ってやつか』『何の苦労もないからそうなるんだ』と辛辣に言いはなたれたが、それはその通りなのだろう。
産まれた家は財閥系の名家で金の苦労なんて考えたこともない。悟自身も、物心ついた頃から神童と言われ、勉強もスポーツも全てが人並み以上に努力もせず出来てしまう。そのためか、成長するにつれ、世の中の全てが色褪せ、つまらないものに感じるようになっていった。
その上、自分の周囲にいるのは数人の友人以外は五条家に取り入りたい者、玉の輿狙いのギラギラした女たち。その全てが嫌になってしまったのだった。
くぅみ
PROGRESS離島の医者パロ、話がとっちらかってきたので書き直すかもとりあえず進捗。離島の医者パロ(仮)プロローグ
あの日、人魚に出会った。
大学生になったばかりの夏、五条悟は何もかもが色あせ、生きていることすらめんどうになっていた。
そして、全てから逃げるように、放置されていた離島にある別荘に逃げた。
親友たちに言わせれば『天才の悲哀ってやつか』『何の苦労もないからそうなるんだ』と辛辣に言いはなたれたが、それはその通りなのだろう。
産まれた家は財閥系の名家で金の苦労なんて考えたこともない。悟自身も、物心ついた頃から神童と言われ、勉強もスポーツも全てが人並み以上に努力もせず出来てしまう。そのためか、成長するにつれ、世の中の全てが色褪せ、つまらないものに感じるようになっていった。
その上、自分の周囲にいるのは数人の友人以外は五条家に取り入りたい者、玉の輿狙いのギラギラした女たち。その全てが嫌になってしまったのだった。
7153あの日、人魚に出会った。
大学生になったばかりの夏、五条悟は何もかもが色あせ、生きていることすらめんどうになっていた。
そして、全てから逃げるように、放置されていた離島にある別荘に逃げた。
親友たちに言わせれば『天才の悲哀ってやつか』『何の苦労もないからそうなるんだ』と辛辣に言いはなたれたが、それはその通りなのだろう。
産まれた家は財閥系の名家で金の苦労なんて考えたこともない。悟自身も、物心ついた頃から神童と言われ、勉強もスポーツも全てが人並み以上に努力もせず出来てしまう。そのためか、成長するにつれ、世の中の全てが色褪せ、つまらないものに感じるようになっていった。
その上、自分の周囲にいるのは数人の友人以外は五条家に取り入りたい者、玉の輿狙いのギラギラした女たち。その全てが嫌になってしまったのだった。