ゆじくん開発日記「せ、先生ッ! 俺、先生のことが好き、なんだけど……」
真っ赤な顔で叫ぶように告げる虎杖の潤んだ琥珀色の瞳に見上げられた五条は、それは嘘偽りではないと肌で実感した。もちろん、罰ゲームの類いでもないだろう。
「そっか、悠仁って僕のことが好きなんだぁ」
にまにまと緩む頬と楽しそうな声を隠しもせず、五条は嬉しそうに呟く。
「じゃあさ、付き合おっか」
こてりと首を傾げて言う五条を告白した側の虎杖が驚いたように見上げた。五条はむふふと笑って、さらに言葉を紡ぐ。
「でも、最後まではしないよ? 悠仁、未成年だから僕が犯罪者になっちゃう」
その言葉に虎杖は、さらにぎょっとしか表情で五条を見上げる。どうせ、断られるとでも思っていたのだろう。残念ながら、五条だって虎杖が好きなのだ。
「だから、卒業するまでは開発するだけにしておこうね」
「…………………………………………え?」
五条は虎杖を逃がすつもりはない。未成年の生徒に手を出さないという選択肢もない。最後まではしない、挿入だけはしない。つまり、それ以外はアリということである。