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CAN’T MAKE続き、むつかしい。頑張るために途中まで書けたのを⋯つれない向日葵(仮)あの日は何時頃の時期だったか、思い出せない
いいや、忘れたいのだと思う。
覚えていたらその季節の度、振り向いてしまうから
けれども、腕の中で冷たくなっていく感覚。
それだけは忘れ去ることが出来ず10年以上経った今でも鮮明に残っている。
───久方ぶりに見たな。
遠くで蝉が鳴いている、夏本番だ。
乾くはずもないのに額に浮かんだ汗を手の甲で拭きゆっくり起き上がった。すると蝉と一緒に混ざる声。
時刻は朝7時半。
俺と同じように暑さで夢見が悪そうな、汗ばんだ背中を揺する
昨日の夜は少し冷えたから⋯長袖を着せたのが悪かった。
「うぅ゙〜⋯」
「神楽、起きろ。」
「⋯⋯ぎんちゃ⋯おはようある⋯」
「ん、おはよう。汗すげぇぞ、シャワー浴びる?その間朝メシ用意しとくから」
16564いいや、忘れたいのだと思う。
覚えていたらその季節の度、振り向いてしまうから
けれども、腕の中で冷たくなっていく感覚。
それだけは忘れ去ることが出来ず10年以上経った今でも鮮明に残っている。
───久方ぶりに見たな。
遠くで蝉が鳴いている、夏本番だ。
乾くはずもないのに額に浮かんだ汗を手の甲で拭きゆっくり起き上がった。すると蝉と一緒に混ざる声。
時刻は朝7時半。
俺と同じように暑さで夢見が悪そうな、汗ばんだ背中を揺する
昨日の夜は少し冷えたから⋯長袖を着せたのが悪かった。
「うぅ゙〜⋯」
「神楽、起きろ。」
「⋯⋯ぎんちゃ⋯おはようある⋯」
「ん、おはよう。汗すげぇぞ、シャワー浴びる?その間朝メシ用意しとくから」
ヨルノ
DONE付き合ってる土銀奴とは同じ居酒屋で、同じ銘柄の同じ苦いビールを飲んだはずだ。
なのにどうしてか万事屋との初めてのキスは甘かった。
雰囲気がとか、まとう空気がとか、そういった類のものではなく味覚的に甘い味だった。
一本裏道にある小さな公園のベンチ。
馴染みの店で飲んだ帰り道。
「タバコ」とも言わず公園に入り、ベンチに座って火を付ける。お互いの家からは少し遠回りになるその公園にヒョコヒョコ着いてきて、隣に腰掛けてくるのが嬉しい。つい頬が緩んでしまいそうだったけど、咳払いをして足を組み直した。
インナーの胸元をつまんで扇ぎ、暑さのこもる体へ空気を送る万事屋が妙に色っぽく見える。
しっとりとした夏の夜風に煽られて、思わずキスをした。
724なのにどうしてか万事屋との初めてのキスは甘かった。
雰囲気がとか、まとう空気がとか、そういった類のものではなく味覚的に甘い味だった。
一本裏道にある小さな公園のベンチ。
馴染みの店で飲んだ帰り道。
「タバコ」とも言わず公園に入り、ベンチに座って火を付ける。お互いの家からは少し遠回りになるその公園にヒョコヒョコ着いてきて、隣に腰掛けてくるのが嬉しい。つい頬が緩んでしまいそうだったけど、咳払いをして足を組み直した。
インナーの胸元をつまんで扇ぎ、暑さのこもる体へ空気を送る万事屋が妙に色っぽく見える。
しっとりとした夏の夜風に煽られて、思わずキスをした。
haru0551
MOURNING土銀8の体育祭ネタ無自覚な土
これから、沼っていくみたいな?
#土銀
アイスまだ梅雨も終わっていないというのに、この暑さはいったい何なのか。
土方は購買部で買ったアイスを一口齧ると、ほっと息をついた。
週末には体育祭が控えている。テレビに写し出された一週間の天気予報は晴れマークが並んでいた。気温も平年を上回るとか言っていなかっただろうか。
想像するとげんなりするが、今年が最後の体育祭だ。練習にも自ずと気合いが入る。
応援団の練習もそろそろ大詰めの段階で、一年、二年の練習に付き合っていたら、少し遅くなってしまった。
部活の予選も近いから、近藤と沖田には剣道部の方を優先してもらっている。このまま鞄を取りに教室へ寄って、土方も参加する予定だ。でもその前にさすがに一息つきたくて、中庭でひとりアイスを齧っていた。
2380土方は購買部で買ったアイスを一口齧ると、ほっと息をついた。
週末には体育祭が控えている。テレビに写し出された一週間の天気予報は晴れマークが並んでいた。気温も平年を上回るとか言っていなかっただろうか。
想像するとげんなりするが、今年が最後の体育祭だ。練習にも自ずと気合いが入る。
応援団の練習もそろそろ大詰めの段階で、一年、二年の練習に付き合っていたら、少し遅くなってしまった。
部活の予選も近いから、近藤と沖田には剣道部の方を優先してもらっている。このまま鞄を取りに教室へ寄って、土方も参加する予定だ。でもその前にさすがに一息つきたくて、中庭でひとりアイスを齧っていた。