みおみお
СДЕЛАНО以前、イラストで描いたモノを、小話にしました。幽ちゃん曰く、蔵さんが子ども扱いしてくる!というイチャイチャ話?
今は、甘んじてやるからな。「おいで」と柔らかな声で言われ、そのまま素直に蔵馬がいる場所へと体が吸い寄せられた。
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今日も蒸すな。と思いながら垂れる汗を拭うと、じゃりっとした不快な感触。一応、玄関のチャイムを押す前にズボンの膝を叩くと、思っていた以上に細かい砂が舞った。
日々の鍛錬。といえば聞こえはいいが、同じような趣味の奴と手合わせという遊びを楽しみ、汗に砂埃がくっついてどろっどろの状態で何も考えずに蔵馬の一人暮らしの部屋に寄れば、「とりあえず、シャワーでも浴びておいで」と回れ右の要領で浴室へと行くよう指示を受けた。
シャワーを浴びている間に、蔵馬は…置いたままにしてある…オレの服を持ってきてくれた。脱いだままの服は、洗っておくよ、と洗濯機を回し始めるのだから、相変わらず手際が良い。「わりぃな、さんきゅっ」とシャワーの音にかき消されぬよう大きめの声で蔵馬に返事をして、オレは頭から爪先まで泡だらけの体をシャワーで洗い流した。汗も砂も落ちるとさっぱりして、気分は良い。
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今日も蒸すな。と思いながら垂れる汗を拭うと、じゃりっとした不快な感触。一応、玄関のチャイムを押す前にズボンの膝を叩くと、思っていた以上に細かい砂が舞った。
日々の鍛錬。といえば聞こえはいいが、同じような趣味の奴と手合わせという遊びを楽しみ、汗に砂埃がくっついてどろっどろの状態で何も考えずに蔵馬の一人暮らしの部屋に寄れば、「とりあえず、シャワーでも浴びておいで」と回れ右の要領で浴室へと行くよう指示を受けた。
シャワーを浴びている間に、蔵馬は…置いたままにしてある…オレの服を持ってきてくれた。脱いだままの服は、洗っておくよ、と洗濯機を回し始めるのだから、相変わらず手際が良い。「わりぃな、さんきゅっ」とシャワーの音にかき消されぬよう大きめの声で蔵馬に返事をして、オレは頭から爪先まで泡だらけの体をシャワーで洗い流した。汗も砂も落ちるとさっぱりして、気分は良い。
みおみお
ОБУЧЕНИЕ好きな曲の世界観で、勢いで書いたので、肝心なところを書いてないです。そこは、また改めて書きたいです。
ゴリムチュウ通りがかりの名前も知らないような男だったら、よかったのに…と今になって思うが、もう既に事後であるからどうしようもない。
酔った席での戯れと、お互いがすっぱりと忘れてしまえばよいのに、何故この男は俺の前にいるのか。
恋の相手なら、救いがあったのかもしれない。
だが、君とはそんな可愛らしい関係ではないはすだ。
ジョークだと、笑い合えばいいのに。
なぜ、そうやって、俺を煽りにくるのか。
このまま、どこまで堕ちるつもりなのか。
………………
事の発端は、気の合う仲間が集まった、ただの飲み会だ。
久しぶりに酔って、気分が開放的になっていて、隙があったのだろう。そう、この飲み会の直前に、魔界に行っていたのもよくない。奔放だった妖狐の頃の感覚が蘇っていたのかもしれない。
2512酔った席での戯れと、お互いがすっぱりと忘れてしまえばよいのに、何故この男は俺の前にいるのか。
恋の相手なら、救いがあったのかもしれない。
だが、君とはそんな可愛らしい関係ではないはすだ。
ジョークだと、笑い合えばいいのに。
なぜ、そうやって、俺を煽りにくるのか。
このまま、どこまで堕ちるつもりなのか。
………………
事の発端は、気の合う仲間が集まった、ただの飲み会だ。
久しぶりに酔って、気分が開放的になっていて、隙があったのだろう。そう、この飲み会の直前に、魔界に行っていたのもよくない。奔放だった妖狐の頃の感覚が蘇っていたのかもしれない。