mekoneko69
DONE月鯉SS現パロ(転生)
訳あり記憶なし月島と記憶あり鯉登の同棲話
ツキシマ視点
RECALL③の続き
https://poipiku.com/7014192/8895734.html
まだ続きます
RECALL④記憶が戻るわけでもなく、何か手掛かりが出るわけでもなく、何の進展もないまま俺の居候生活は10日が経過した。
朝、起床して朝食を作り、コイトさんを起こして朝食を一緒に食べて、コイトさんを見送り、その後洗濯と掃除で午前が終わり、簡単に昼食を済ませた後、筋トレをしながら晩飯のメニューを考えて買い出しに行き、洗濯物を取り込み畳んでクローゼットに収納し終わってから、晩飯を作る。そうこうしている間にコイトさんが帰宅して晩飯を一緒に食べ、後片付けをし終わったらコイトさんの勉強に付き合い、風呂に入って就寝する。大体そんなルーティンだ。
筋トレはコイトさんが俺の体を気遣い勧めてくれた。マンションの住人専用のジムを利用させてもらっている。
3395朝、起床して朝食を作り、コイトさんを起こして朝食を一緒に食べて、コイトさんを見送り、その後洗濯と掃除で午前が終わり、簡単に昼食を済ませた後、筋トレをしながら晩飯のメニューを考えて買い出しに行き、洗濯物を取り込み畳んでクローゼットに収納し終わってから、晩飯を作る。そうこうしている間にコイトさんが帰宅して晩飯を一緒に食べ、後片付けをし終わったらコイトさんの勉強に付き合い、風呂に入って就寝する。大体そんなルーティンだ。
筋トレはコイトさんが俺の体を気遣い勧めてくれた。マンションの住人専用のジムを利用させてもらっている。
mekoneko69
DONE明治軸・全年齢月島誕生日SS
2023年鯉登誕生日SSのアンサー話です。
https://poipiku.com/7014192/9695069.html
当時の状況や陸大の事など付け焼刃の知識なので大らかに読んでいただけると幸いです。
貴方と共に汽車の車窓から外を眺めると川沿いの桜が淡い紅色を纏い始めた。
私がまたこちらに戻る頃は満開になっているだろうか。
昨年末に月島が私に会いに上京してきた(私が呼び寄せたのだが)。
待ち合わせ場所をはっきりと伝えたわけではないが、月島の事だから私の思考を察し上野公園の彼の方の銅像の下で待ってくれているだろうと期待した。
先に来て吃驚させてやろうと企み私は銅像付近で隠れて待っていた。
しかし、約束の時間が経過しても月島は現れない。いるのは大きな花束を抱えた背広の男だけだった。
上りの列車はとうに上野駅に到着しているはずだ。
私の思惑が外れ別の場所で待っているのだろうか、もしくは何か揉め事に巻き込まれただろうか(月島は巻き込まれ体質だから)とあれやこれやと一抹の不安が過り、居ても立ってもいられず表に出たところで大きな花束を抱えた男が私の名を呼んだ。
2601私がまたこちらに戻る頃は満開になっているだろうか。
昨年末に月島が私に会いに上京してきた(私が呼び寄せたのだが)。
待ち合わせ場所をはっきりと伝えたわけではないが、月島の事だから私の思考を察し上野公園の彼の方の銅像の下で待ってくれているだろうと期待した。
先に来て吃驚させてやろうと企み私は銅像付近で隠れて待っていた。
しかし、約束の時間が経過しても月島は現れない。いるのは大きな花束を抱えた背広の男だけだった。
上りの列車はとうに上野駅に到着しているはずだ。
私の思惑が外れ別の場所で待っているのだろうか、もしくは何か揉め事に巻き込まれただろうか(月島は巻き込まれ体質だから)とあれやこれやと一抹の不安が過り、居ても立ってもいられず表に出たところで大きな花束を抱えた男が私の名を呼んだ。
d_chin_mkai
DONE24年1月インテで配布した無配の🌙🎏です。M軸謎時空 多分本編開始前
ひょんなことから新品少尉殿のデカケツに顔面騎乗してほしくなって堪らなくなった月島の頭のおかしい夢の話です。タイトルは苦し紛れに決めたので意味はありません。 9367
mekoneko69
DONE月鯉SS・明治軸黄金争奪戦から6年後の設定
当時の鉄道事情や陸大のことは付け焼刃程度の知識+憶測も入っていますので、細かいことは気にせず大らかに読んでいただけると幸いです。
貴方は美しい12月頭、一通の封書が届いた。
手紙にはたった一文、
『12月23日正午、上野で待つ』
何かの決闘状かと思った。
そして、封筒の中には東京行きの切符が入っていた。
黄金争奪戦後、我々は政権転覆を図る反乱分子と見なされ、中央政府から相当な詰問や尋問を受けた。
「部下を守るためどんな手を使っても…」と言った彼は寝る間も惜しみ、時には苦渋を飲むこともあったが、少尉という立場でありながらも中央政府を相手に上手く立ち回った。
それから2年、尋問も落ち着きを取り戻していった。その間、少尉から中尉に昇進した鯉登中尉は、連隊長の大佐から陸軍大学校の推薦の話が上がった。そこからはとんとん拍子で話が進み、多忙な業務の中、陸大の受験勉強をされていた。
4125手紙にはたった一文、
『12月23日正午、上野で待つ』
何かの決闘状かと思った。
そして、封筒の中には東京行きの切符が入っていた。
黄金争奪戦後、我々は政権転覆を図る反乱分子と見なされ、中央政府から相当な詰問や尋問を受けた。
「部下を守るためどんな手を使っても…」と言った彼は寝る間も惜しみ、時には苦渋を飲むこともあったが、少尉という立場でありながらも中央政府を相手に上手く立ち回った。
それから2年、尋問も落ち着きを取り戻していった。その間、少尉から中尉に昇進した鯉登中尉は、連隊長の大佐から陸軍大学校の推薦の話が上がった。そこからはとんとん拍子で話が進み、多忙な業務の中、陸大の受験勉強をされていた。
mekoneko69
DONE月鯉SS現パロ(転生)
訳あり記憶なし月島と記憶あり鯉登の同棲話
鯉登視点
杉元が登場します
RECALL②の続き
https://poipiku.com/7014192/8068435.html
続きます
RECALL③いつも通りの時間にアラームが鳴り、意識が浮上する。
見慣れた天井、閉じられたカーテン、付いたままの間接照明。
寝室のベッドには自分のみ。
いつも通りの変わらない光景。
一緒に寝たはずの男の姿は無く、昨日までの出来事は、自分の都合のいい夢だったのかもしれない。
寝起きで覚醒しきっていない思考のまま起床し、顔を洗おうと洗面室に向かう途中、廊下に違和感があった。リビングの扉の窓から明るい光が漏れている。いつもはカーテンが閉まっていて暗い。カーテンの閉め忘れはしていないはずだ。恐る恐るリビングの扉を開けると、カーテンが開け放たれた窓から明るい日差しと共に味噌汁と何かを焼いている匂いが舞い込んできた。
「あ、コイトさんおはようございます。ちょうど今、起こしに行こうかと思っていました」
5853見慣れた天井、閉じられたカーテン、付いたままの間接照明。
寝室のベッドには自分のみ。
いつも通りの変わらない光景。
一緒に寝たはずの男の姿は無く、昨日までの出来事は、自分の都合のいい夢だったのかもしれない。
寝起きで覚醒しきっていない思考のまま起床し、顔を洗おうと洗面室に向かう途中、廊下に違和感があった。リビングの扉の窓から明るい光が漏れている。いつもはカーテンが閉まっていて暗い。カーテンの閉め忘れはしていないはずだ。恐る恐るリビングの扉を開けると、カーテンが開け放たれた窓から明るい日差しと共に味噌汁と何かを焼いている匂いが舞い込んできた。
「あ、コイトさんおはようございます。ちょうど今、起こしに行こうかと思っていました」
mekoneko69
DONE月鯉SS現パロ(転生)
記憶なし月島と記憶あり鯉登の同棲する話
月島視点
RECALL①の続き
https://poipiku.com/7014192/8036798.html
続きます
RECALL②俺は今、目の前の若者、コイトオトノシンに振り回されている。
住み込みの家事代行を提案され、記憶喪失の上に無一文な俺に拒否権はなかった。
それから「お前」のままでは落ち着かないと、俺は「ツキシマ」と名付けられた。
そして半強制的な交渉成立後、新宿の有名デパートに強引に連れ出された。
「かわいい」「かっこいい」「これが似合っている」と、着せ替え人形のようにとっかえひっかえ服や靴を試着させられている。
試着室で服の値札を見て眩暈がした。0の数が多い。
俺は自分の記憶だけが抜け落ちているだけで、物の価値観は変わっていないような気がする。服一着に何万円も使ったことはない。多分。
要りません、と震えながら返却してもコイトさんは一切聞かず勝手に会計を済ませている。
2894住み込みの家事代行を提案され、記憶喪失の上に無一文な俺に拒否権はなかった。
それから「お前」のままでは落ち着かないと、俺は「ツキシマ」と名付けられた。
そして半強制的な交渉成立後、新宿の有名デパートに強引に連れ出された。
「かわいい」「かっこいい」「これが似合っている」と、着せ替え人形のようにとっかえひっかえ服や靴を試着させられている。
試着室で服の値札を見て眩暈がした。0の数が多い。
俺は自分の記憶だけが抜け落ちているだけで、物の価値観は変わっていないような気がする。服一着に何万円も使ったことはない。多分。
要りません、と震えながら返却してもコイトさんは一切聞かず勝手に会計を済ませている。
mekoneko69
DONE月鯉SS現パロ(転生)
記憶なし月島と記憶ありの鯉登が同棲する話
記憶が無い月島は訳ありで…
続編あります(現在執筆中)
RECALL①11月後半の雨が降る肌寒い日の夜、自分の住むマンション近くのゴミ捨て場にずっと探している男に似た男が倒れていた。
私、鯉登音之進は、明治時代、大日本帝国陸軍第七師団に所属していた前世の記憶がある。
生まれつき記憶があるわけではなく、16歳の時、社会人である兄の鯉登平之丞が中国への海外出張がきっかけでフラッシュバックを起こしてしまった。当初は、記憶と現実の区別がつかなく混乱し、ふさぎ込んでしまったが、兄が無事に帰国して落ち着きを取り戻した。
ただ、前世の記憶もすべて残っているわけでない。
アイヌが隠した黄金争奪戦の中、五稜郭で私は鶴見中尉と決別した。
函館行きの列車で新撰組の土方歳三と対峙した後、手投げ弾で自爆しようとする月島軍曹を阻止すべく駆け寄り、牛山に投げ飛ばされてしまった。
4093私、鯉登音之進は、明治時代、大日本帝国陸軍第七師団に所属していた前世の記憶がある。
生まれつき記憶があるわけではなく、16歳の時、社会人である兄の鯉登平之丞が中国への海外出張がきっかけでフラッシュバックを起こしてしまった。当初は、記憶と現実の区別がつかなく混乱し、ふさぎ込んでしまったが、兄が無事に帰国して落ち着きを取り戻した。
ただ、前世の記憶もすべて残っているわけでない。
アイヌが隠した黄金争奪戦の中、五稜郭で私は鶴見中尉と決別した。
函館行きの列車で新撰組の土方歳三と対峙した後、手投げ弾で自爆しようとする月島軍曹を阻止すべく駆け寄り、牛山に投げ飛ばされてしまった。