山椒魚
DONE邦訳第2巻以降の内容が大きく関わってくるおはなしです。したがって、ネタバレが大いにありますのでご注意ください。
以下ネタバレを含む内容紹介。
日月露華芝の身体で「絶世きゅうり」を名乗っていた沈清秋を振り返る、主に洛冰河視点の物語。タイトルのポップな雰囲気はラベル詐欺のようなものです。他に思いつかなかったのでご勘弁ください。
魔王陛下はきゅうりに夢中 それは、洛冰河と共に街歩きをしていた時のこと。
少し喉でも潤そうかと、通り沿いにある店が外に出している腰掛けを借り、お茶と一緒に注文した甘いものを摘んでいたときの事だった。
街の賑わいなどについて他愛もない話をしながら、何とはなしに通りを眺めていると、両脇に出店が立ち並ぶ大通りの人混みの中をくぐり抜けながら、幼い子どもたちが歓声をあげて走ってくる姿が見えた。
兄妹なのだろう。彼らの顔立ちはよく似ており、上二人の兄たちが、少し歳の離れた弟と妹の周りをケラケラと笑いながらぐるぐると走り回っている。弟と妹は一緒に手をつなぎ、近くに来た兄を掴まえようと、これまたキャッキャと楽しそうに駆け回っていた。
その一団は、しばらく沈清秋の眼の前でじゃれ合っていたが、やがて下の弟がふらりと大人にぶつかって叱られると、上の兄が「ごめんなさい」と頭を下げて、今度は皆で手をつないで家があると思われる方角へと走り去って行った。
12496少し喉でも潤そうかと、通り沿いにある店が外に出している腰掛けを借り、お茶と一緒に注文した甘いものを摘んでいたときの事だった。
街の賑わいなどについて他愛もない話をしながら、何とはなしに通りを眺めていると、両脇に出店が立ち並ぶ大通りの人混みの中をくぐり抜けながら、幼い子どもたちが歓声をあげて走ってくる姿が見えた。
兄妹なのだろう。彼らの顔立ちはよく似ており、上二人の兄たちが、少し歳の離れた弟と妹の周りをケラケラと笑いながらぐるぐると走り回っている。弟と妹は一緒に手をつなぎ、近くに来た兄を掴まえようと、これまたキャッキャと楽しそうに駆け回っていた。
その一団は、しばらく沈清秋の眼の前でじゃれ合っていたが、やがて下の弟がふらりと大人にぶつかって叱られると、上の兄が「ごめんなさい」と頭を下げて、今度は皆で手をつないで家があると思われる方角へと走り去って行った。
cxinar
DOODLE20話読みましたmxtx先生、デビュー作から既に群衆こわい
19の事案はあれど、冰ちゃんの血の力って凄いなー、ってなりつつ今後どう活用されるかドキドキ
次回ついに水牢かな、と思うとそれもドキドキ
Sketch1008
DONE【まとめ】パロとかMXTX作品関係今年に入ってTwitterに投げていたイラストをまとめてみました。
城主のポ〇モンパロを考えていたちょうどその時に、☆先生も殿下のパロ絵をあげてらして、胸が高鳴っちゃったな… 6
ちっち🐰
DONEさはんOOCの新作漫画です。アフター公開にあたり2ページ追加しました。冒頭からPAPAPAありますが、たいしてエロくはないです。
師尊のお部屋は、こず様(@_kozu)が作成された素材をお借りしています💖ありがとうございます😊
パスワード:18↑?
yes/no 16
Nullpoint_mdzs
PROGRESS長めになる予定の冰九。(当社比)OOCにあわせて、冒頭のみ公開です。
失くしてから知ること 昨夜、ついに舌を抜かれて私は人棍に成り果てた。
もう落とすものなどなく、鎖で繋がれてうごけぬまま霊力が尽きるのを待つだけ。
なのに、洛冰河は「また明日」と言い残した。
あやつが私を楽に死なせるはずはなく、その言葉の意味は分からないし考えたくもない。
落とされた腕や脚のあった場所はまだじくじくと痛み、ときおり訪れる眠気を吹き飛ばしてゆく。
うとうととしては痛みで目覚めるのをここに来てから幾度繰り返したかしれぬが、今日もそうするだけで刻は過ぎていった。
「師尊、お目覚めですか?」
洛冰河の声で夜が来たのだと知った。
眠れるわけがないと言いたくとも言えず、そのわざとらしい問いを無視する。
「さて、舌までも失くした師尊はこのあとどうなるとお思いですか?」
389もう落とすものなどなく、鎖で繋がれてうごけぬまま霊力が尽きるのを待つだけ。
なのに、洛冰河は「また明日」と言い残した。
あやつが私を楽に死なせるはずはなく、その言葉の意味は分からないし考えたくもない。
落とされた腕や脚のあった場所はまだじくじくと痛み、ときおり訪れる眠気を吹き飛ばしてゆく。
うとうととしては痛みで目覚めるのをここに来てから幾度繰り返したかしれぬが、今日もそうするだけで刻は過ぎていった。
「師尊、お目覚めですか?」
洛冰河の声で夜が来たのだと知った。
眠れるわけがないと言いたくとも言えず、そのわざとらしい問いを無視する。
「さて、舌までも失くした師尊はこのあとどうなるとお思いですか?」