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DONE【SS】亀さに「赤面」赤面「ね、ねえ、亀甲……っ」
亀甲貞宗は、私の恋刀だ。というか、ついさっきそうなった。
私が彼を好きだと気づいたのはずいぶんと前だったけれど、口にすることができずにいた。人間と付喪神という存在の違いももちろんあるけれど、私はその、所謂Sの気はないものだから、彼の望む存在にはなれないだろうと思っていたから。
そんな私がつい気持ちを口にしてしまった理由はさておき。
私の告白を聞いた亀甲は驚きにその綺麗な目をめいっぱい見開き、あらんかぎりの力で私を抱きしめたかと思えばあっという間に目の前に跪いて、それからずっと、私にキスしている。
ただし、足の甲に。
「うう、亀甲……っ」
「なんだい?ご主人様。ぼくに言いたいことがあるなら、何でも言ってくれていいんだよ?」
1313亀甲貞宗は、私の恋刀だ。というか、ついさっきそうなった。
私が彼を好きだと気づいたのはずいぶんと前だったけれど、口にすることができずにいた。人間と付喪神という存在の違いももちろんあるけれど、私はその、所謂Sの気はないものだから、彼の望む存在にはなれないだろうと思っていたから。
そんな私がつい気持ちを口にしてしまった理由はさておき。
私の告白を聞いた亀甲は驚きにその綺麗な目をめいっぱい見開き、あらんかぎりの力で私を抱きしめたかと思えばあっという間に目の前に跪いて、それからずっと、私にキスしている。
ただし、足の甲に。
「うう、亀甲……っ」
「なんだい?ご主人様。ぼくに言いたいことがあるなら、何でも言ってくれていいんだよ?」
里上久路
DONEできました。亀甲貞宗の台詞シリーズ。今回アップした完成原稿からしばらく線が雑です。なぜなら アタリ→ラフ→ペン入れ の、ラフとペン入れを一緒にして工程を減らしているから。それは私が面倒くさがりだからです。 2
里上久路
DONEペン入れできました。亀甲さんと不安げな審神者。ちゃんと戦をするかどうかではなく出陣部隊の身を案じて不安げなのを分かってて敢えてこう言ってるんだとしたら亀甲さん、そういうとこだよ!って考えてさらに沈むわけですよ、沼に。 2⬢⬡茶柱⬡⬢
MOURNING当初、乱菊が入ったガラスの棺を抱えてる構図だったけど、体が隠れすぎちゃった。でも好きな構図。
大切な乱菊をガラスの棺に入れて、抱えてる亀甲さん。
皆には内緒だけど、ご主人様には見せてくれそうだね。
里上久路
DONEプロットを組んでいたら文章にしたくなったので文章にしました。後で漫画に直します。(いつになるかは不明)
※大型商業施設『万屋』は、いわゆる政府のひざ元にあって、数多の本丸が利用できるまさに『大型の万屋』なのです!
よその…ここは、大型商業施設『万屋』――
「えーーんえーーん…」
人通りもまばらな通路。
立ち尽くして泣いている男児とばったり出くわした審神者は、保護者らしき人物がいないかとあたりを見渡した。
そもそも人がいない。
時間は平日の午前中。フードコート近辺は閑散としていた。
「どうしたの?パパママとはぐれちゃったのかな?」
怖がられないかな、などと不安に思いつつも彼女はしゃがんで声をかける。
男児はぐずぐずとしゃくりあげながら首を横に振った。
「違うの?…え~と、じゃあ、落とし物したとか?」
この問いにもまた首を振る。
「……きんじ…」
男児の口からぐすぐすとつぶやくようにこぼれた単語。どうしたものかと考えあぐねているところに出たそれが聞き取れずに、審神者は「ん?」と首をかしげた。
2121「えーーんえーーん…」
人通りもまばらな通路。
立ち尽くして泣いている男児とばったり出くわした審神者は、保護者らしき人物がいないかとあたりを見渡した。
そもそも人がいない。
時間は平日の午前中。フードコート近辺は閑散としていた。
「どうしたの?パパママとはぐれちゃったのかな?」
怖がられないかな、などと不安に思いつつも彼女はしゃがんで声をかける。
男児はぐずぐずとしゃくりあげながら首を横に振った。
「違うの?…え~と、じゃあ、落とし物したとか?」
この問いにもまた首を振る。
「……きんじ…」
男児の口からぐすぐすとつぶやくようにこぼれた単語。どうしたものかと考えあぐねているところに出たそれが聞き取れずに、審神者は「ん?」と首をかしげた。