mizuto_midori
DONE腐向けです。典包っぽい絵と包典っぽい絵を描きました。(包典包前提)前にアップしたミニキャラ版(https://poipiku.com/2981975/8545423.html)を、いつも描いている頭身で描こう!と思って描いたのですが…ミニキャラと同じポーズで描くのが難しかったので、少しポーズが違っています。 2
redapple555
DONEWebオンリー典包祭ありがとうございました!&おつかれさまでした!イベント参加できて幸せでした❤️
と、いう気持ちを込めた小話。
夜の店先で待ちあわせ「……」
夜の闇の中、万屋街の通りに居並ぶ店達は明かりが灯り、通りに人出はまだまだある。
そんな中、白い息を吐き出しながら、とある店の前で立つ刀剣男士。
はあ、とまた白い吐息が冬の空気に溶け込んでいく。
真冬の夜は、気温も日中よりも遥かに下がり、今晩は氷点下らしい。
軽装の中にたっぷり重ね着をし、羽織も羽織った状態だが、やはり寒いものは寒いのだろう。
身を縮こませ、手は袖から出そうとせずに、ただただそこに立っている。
闇のように溶け込んだ着流しの色、その上に羽織る羽織は濃い墨色の軽装姿。
「…毎回思うのだが、何故店先で待ちあわせをする」
そんな刀剣男士に声をかけるのは、こちらも軽装姿の刀剣男士だ。
「……」
寒さでついに震え始めている、店先の刀剣男士に手に持っていた襟巻きを巻いてやる。
2775夜の闇の中、万屋街の通りに居並ぶ店達は明かりが灯り、通りに人出はまだまだある。
そんな中、白い息を吐き出しながら、とある店の前で立つ刀剣男士。
はあ、とまた白い吐息が冬の空気に溶け込んでいく。
真冬の夜は、気温も日中よりも遥かに下がり、今晩は氷点下らしい。
軽装の中にたっぷり重ね着をし、羽織も羽織った状態だが、やはり寒いものは寒いのだろう。
身を縮こませ、手は袖から出そうとせずに、ただただそこに立っている。
闇のように溶け込んだ着流しの色、その上に羽織る羽織は濃い墨色の軽装姿。
「…毎回思うのだが、何故店先で待ちあわせをする」
そんな刀剣男士に声をかけるのは、こちらも軽装姿の刀剣男士だ。
「……」
寒さでついに震え始めている、店先の刀剣男士に手に持っていた襟巻きを巻いてやる。
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】23:00③
『通り魔③』
※がっつりホラー。
怖いけど読んでみたい…という方は、一番下の【真のテーマ】を読むと怖さが半減し、別の感情が湧いてくる…はず。
(怖さ消えなかったらゴメンナサイ) 4137
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】23:00②
『通り魔②』
※がっつりホラー。
怖いけど読んでみたい…という方は、一番下の【真のテーマ】を読むと怖さが半減し、別の感情が湧いてくる…はず。
(怖さ消えなかったらゴメンナサイ) 2767
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】23:00➀
『通り魔➀』
※がっつりホラー。
怖いけど読んでみたい…という方は、一番下の【真のテーマ】を読むと怖さが半減し、別の感情が湧いてくる…はず。
(怖さ消えなかったらゴメンナサイ) 1804
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】20:00②
『月の宴・弐』
※平安パロ
貴族な二振の雅なやりとり
月の宴・弐【傾慕】
宮中でも、帝が住まわれる棟から遠い所に建つのがこの陰陽寮だ。
ここ数日は、宮中行事とやらで陰陽寮の上役達がそちらに出向いている。
我々のように、政事に関わる貴族達に会うような機会のないただの一陰陽師達は皆この陰陽寮に詰めている。
「大包平、お先なー!」
にかり、と何時もの陽気そうな笑みを浮かべ同僚の一人が立ち上がる。
「ああ、また明日。騒速(ソハヤ)」
陽気そうな笑顔を浮かべながら寮を去っていく後ろ姿を眺めながら、
ふとあの陽気な同僚とは真反対の性質を持つ兄弟の事を思い出す。
ここ数日は宮中行事が続き、帝を守る役目を負った近衛の職についているその同僚の兄弟は、鬱々とした気配を振り撒きながら職務を全うしている事だろう。
3694宮中でも、帝が住まわれる棟から遠い所に建つのがこの陰陽寮だ。
ここ数日は、宮中行事とやらで陰陽寮の上役達がそちらに出向いている。
我々のように、政事に関わる貴族達に会うような機会のないただの一陰陽師達は皆この陰陽寮に詰めている。
「大包平、お先なー!」
にかり、と何時もの陽気そうな笑みを浮かべ同僚の一人が立ち上がる。
「ああ、また明日。騒速(ソハヤ)」
陽気そうな笑顔を浮かべながら寮を去っていく後ろ姿を眺めながら、
ふとあの陽気な同僚とは真反対の性質を持つ兄弟の事を思い出す。
ここ数日は宮中行事が続き、帝を守る役目を負った近衛の職についているその同僚の兄弟は、鬱々とした気配を振り撒きながら職務を全うしている事だろう。
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】20:00①
『月の宴・壱』
※平安パロ
貴族な二振の雅なやりとり
月の宴・壱【嚆矢】
宮中は夜でも人の気配が途絶えることはない。
帝やその妃たちや御子を守るために詰めている近衛や、宮中に住まう高貴な者のお世話のために控えている者たち。
しかし宮中の端に位置するこの建物はそう言った物とは縁遠い。
まだこの時代では。
この建物は、陰陽寮。
その名の通り、陰陽師達が日々勤めている。
近衛の夜の勤めの刻が終わりはしたが、勤めが終わっても夜明けまでは宮中に詰めている決まりだ。
近衛の夜勤は前後半制である。
前半だった時は、この建物で夜明けまでの刻を潰すことにしている。
この陰陽寮には、自分の兄弟である騒速(ソハヤ)が所属している。
それと。
「お前は毎回ここで俺と飲んで…飽きないな」
ふ、と笑みを漏らす蘇芳の髪の男。
1432宮中は夜でも人の気配が途絶えることはない。
帝やその妃たちや御子を守るために詰めている近衛や、宮中に住まう高貴な者のお世話のために控えている者たち。
しかし宮中の端に位置するこの建物はそう言った物とは縁遠い。
まだこの時代では。
この建物は、陰陽寮。
その名の通り、陰陽師達が日々勤めている。
近衛の夜の勤めの刻が終わりはしたが、勤めが終わっても夜明けまでは宮中に詰めている決まりだ。
近衛の夜勤は前後半制である。
前半だった時は、この建物で夜明けまでの刻を潰すことにしている。
この陰陽寮には、自分の兄弟である騒速(ソハヤ)が所属している。
それと。
「お前は毎回ここで俺と飲んで…飽きないな」
ふ、と笑みを漏らす蘇芳の髪の男。
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】19:00
『その画(え)の向こう』
現パロ。
少し不思議な話。
その画(え)の向こう今日も、この建物のメインホールへと足を踏み入れる。
この建物は国立の美術館。
外は憎たらしいほどの夏の晴れた空だが、建物の中はひんやりとしている。
重要な絵画や彫刻などを展示するための建物だからなのか、空調が行き届き日中なのに室内はどこか薄暗い。
メインホールはそれなりの人出ではあったが、ホールの真ん中にあるベンチタイプのソファにはまだ空きがあった。
真っすぐにそこへ向かい、腰掛ける。
視線を上げるとそこには、この展示会のメインである大型の絵画がある。
学校施設などの壁一面使ってではないと飾ることができない程のサイズ。
その絵画は夜の一面の草原、そこかしこから湧き上がる蛍の光たちをただ眺めている男の後ろ姿が描かれたものだった。
4818この建物は国立の美術館。
外は憎たらしいほどの夏の晴れた空だが、建物の中はひんやりとしている。
重要な絵画や彫刻などを展示するための建物だからなのか、空調が行き届き日中なのに室内はどこか薄暗い。
メインホールはそれなりの人出ではあったが、ホールの真ん中にあるベンチタイプのソファにはまだ空きがあった。
真っすぐにそこへ向かい、腰掛ける。
視線を上げるとそこには、この展示会のメインである大型の絵画がある。
学校施設などの壁一面使ってではないと飾ることができない程のサイズ。
その絵画は夜の一面の草原、そこかしこから湧き上がる蛍の光たちをただ眺めている男の後ろ姿が描かれたものだった。
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DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】16:00②
『錆』後編
※同位体の刀剣破壊を匂わせる表現があります。
※当刀達は折れません。
※時間遡行軍に対して独自の解釈が含まれますのでご注意下さい。 8794
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】16:00➀
『錆』前編
※同位体の刀剣破壊を匂わせる表現があります。
※当刀達は折れません。
※時間遡行軍に対して独自の解釈が含まれますのでご注意下さい。 16041
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】10:00④
これでも付き合ってない二振
早く付き合え!と野次りたくなる二振。
当社比で甘々。
これでも付き合ってない二振【逢引予約】
じい、と音がするかと思う程見つめている。
先程から微動だにせず。
「な、なあ?大典太…?」
硝子ケースの向こうにある【もの達】も怯えている様に見えてしまうのは、俺の心情を反映している故だろうか?
「なあ、主…」
なんで、お前の声はそんなに低くこっちに圧を与えてくるんだよ。
こちら、わざとらしいくらい身体が震えたわ。
「な、なに…?」
「この店のこれは【あれ】の好みだと思う…。
主はどう思う?」
「えー…そうなの?知らな…」
どふ!!
背中に衝撃が走る。
ゴホゴホと咳き込んで隣を見ると、にっこりと笑みを浮かべた今日の近侍がいる。
柔らかくも落ち着いた栗色のおかっぱの髪の短刀。
「そうですね。では本日はそちらをお二振のお八つにされては如何ですか?」
1608じい、と音がするかと思う程見つめている。
先程から微動だにせず。
「な、なあ?大典太…?」
硝子ケースの向こうにある【もの達】も怯えている様に見えてしまうのは、俺の心情を反映している故だろうか?
「なあ、主…」
なんで、お前の声はそんなに低くこっちに圧を与えてくるんだよ。
こちら、わざとらしいくらい身体が震えたわ。
「な、なに…?」
「この店のこれは【あれ】の好みだと思う…。
主はどう思う?」
「えー…そうなの?知らな…」
どふ!!
背中に衝撃が走る。
ゴホゴホと咳き込んで隣を見ると、にっこりと笑みを浮かべた今日の近侍がいる。
柔らかくも落ち着いた栗色のおかっぱの髪の短刀。
「そうですね。では本日はそちらをお二振のお八つにされては如何ですか?」
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】10:00③
『これでも付き合ってない二振』
早く付き合え!と野次りたくなる二振を目指しました。
当社比で甘々。
これでも付き合ってない二振【梅雨晴間】
季節は梅雨。
毎日毎日飽きもせず雨雲が垂れこめている。
私この時期が、だいっ嫌い!
湿気でうねりが凄い髪質でこの時期は本当に湿気でぴょこぴょこと髪の毛がうねるうねる。
それを、どの時季よりも早起きしてヘアアイロンで無理矢理落ち着かせないといけないんだから嫌いにもなる。
そんな私に仕えて支えてくれている刀剣男士達は皆何時の時期でも癖のない真っすぐな髪質や、いっそ癖が強過ぎてセットが全く崩れない髪質を持つ男士ばかりで、強すぎる癖は羨ましいくらい!
「はあ~…」
本日も曇天。
何時の頃からかは不明ですが必ず雨が降るでしょう、という空模様。
「今日も憂鬱…」
「あるじー!起きてるかー?」
障子の向こうから掛けられる声の主は、
2405季節は梅雨。
毎日毎日飽きもせず雨雲が垂れこめている。
私この時期が、だいっ嫌い!
湿気でうねりが凄い髪質でこの時期は本当に湿気でぴょこぴょこと髪の毛がうねるうねる。
それを、どの時季よりも早起きしてヘアアイロンで無理矢理落ち着かせないといけないんだから嫌いにもなる。
そんな私に仕えて支えてくれている刀剣男士達は皆何時の時期でも癖のない真っすぐな髪質や、いっそ癖が強過ぎてセットが全く崩れない髪質を持つ男士ばかりで、強すぎる癖は羨ましいくらい!
「はあ~…」
本日も曇天。
何時の頃からかは不明ですが必ず雨が降るでしょう、という空模様。
「今日も憂鬱…」
「あるじー!起きてるかー?」
障子の向こうから掛けられる声の主は、
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】10:00②
『これでも付き合ってない二振』
早く付き合え!と野次りたくなる二振を目指したオムニバス。
当社比で甘々。
これでも付き合ってない二振【幸福の証】
最近、大典太が政府から支給された端末を拙いながらも使いこなしてるらしい。
それを知ったのは、万屋街で入ったカフェの名物パフェ(季節のフルーツ盛り沢山)を、政府支給の通信端末についた無駄に高画質なカメラで撮影しようと撮る角度を思案していた私を眺めながら、
「そうそう、大典太もそうやって食べる前に撮るんだよなー」
と言った包丁藤四郎のこの一言。
包丁は先に美味しそうに、プリンアラモードを食べている。
「へ?大典太が?」
その時は、全く予想外の刀剣男士の名を聞いてポカンとしてしまった。
「そうだぞー、
あ!早く食べないと美味しさが逃げちゃうんだぞー!早く!早く!」
「あー、はいはい、いただきまーす!」
包丁に急かされ、さっさと数回撮影したら自分のパフェを食べ始めた。
1931最近、大典太が政府から支給された端末を拙いながらも使いこなしてるらしい。
それを知ったのは、万屋街で入ったカフェの名物パフェ(季節のフルーツ盛り沢山)を、政府支給の通信端末についた無駄に高画質なカメラで撮影しようと撮る角度を思案していた私を眺めながら、
「そうそう、大典太もそうやって食べる前に撮るんだよなー」
と言った包丁藤四郎のこの一言。
包丁は先に美味しそうに、プリンアラモードを食べている。
「へ?大典太が?」
その時は、全く予想外の刀剣男士の名を聞いてポカンとしてしまった。
「そうだぞー、
あ!早く食べないと美味しさが逃げちゃうんだぞー!早く!早く!」
「あー、はいはい、いただきまーす!」
包丁に急かされ、さっさと数回撮影したら自分のパフェを食べ始めた。
redapple555
DONE【第一回典包Webオンリー展示作品】10:00➀
『これでも付き合ってない二振』
早く付き合え!と野次りたくなる二振を目指したオムニバス。
当社比でかなり甘々。
これでも付き合ってない二振【半分この相手】
演練所に着いていく審神者の楽しみと言えば、自分の刀達の成長をこの目で直接見れること等々、多々あれど。
演練所の出店スペースを覗く事を楽しみにしている審神者が実は多数を占めていたりする。
出店スペースには屋台や、キッチンカーなどが決められた場所に整然と並んでいた。
軽食から丼ものまでずらりと多国籍な食べ物が並ぶ様はいつ見ても圧巻だ。
時間と集合場所を決め、一旦刀剣男士達と解散する。
俺は本日の近侍と共に、出店スペースで、断トツに長蛇の列が形成されている屋台へと足早に向かう。
「主、本当に、ほんとーに!間に合うんだろうね?」
何度も念押ししてくる近侍に大丈夫、大丈夫(多分な)と応えながら列に並んだ。
2099演練所に着いていく審神者の楽しみと言えば、自分の刀達の成長をこの目で直接見れること等々、多々あれど。
演練所の出店スペースを覗く事を楽しみにしている審神者が実は多数を占めていたりする。
出店スペースには屋台や、キッチンカーなどが決められた場所に整然と並んでいた。
軽食から丼ものまでずらりと多国籍な食べ物が並ぶ様はいつ見ても圧巻だ。
時間と集合場所を決め、一旦刀剣男士達と解散する。
俺は本日の近侍と共に、出店スペースで、断トツに長蛇の列が形成されている屋台へと足早に向かう。
「主、本当に、ほんとーに!間に合うんだろうね?」
何度も念押ししてくる近侍に大丈夫、大丈夫(多分な)と応えながら列に並んだ。