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DOODLE夜中に突撃してくる銀灰さんの話。TLで拝見したカップラーメン食べる社長かわいいなと思って書き始めたら違う方向に行ってしまった。やや下ネタ。友情出演:イーサンジャンクフードと蜜の味「報告は受けているよ、荒野のど真ん中でエンジントラブルとは災難だったね」
その知らせがロドスの私の許へと飛び込んできたのは、そろそろロドスの夜シフトへの切り替わりが終わりひとときの落ち着きを取り戻し始める、そんなさなかだった。緊急コードが添えられた通信は付き合いが浅いとも言えなくなってしまった貿易会社のもの。突発的なエンジンの不具合により走行能力に不具合が生じたため寄航の許可を、との一報を受けて矢継ぎ早に各所に指示を下し、ようやくひと段落ついたところで、本日の主役直々のお出ましとなったのだった。
「まずは何より、スタッフの食事とベッドの用意に感謝を」
「こういうのは持ちつ持たれつっていうだろう。応急処置は明日の夕方まではかかると聞いているけれど」
3342その知らせがロドスの私の許へと飛び込んできたのは、そろそろロドスの夜シフトへの切り替わりが終わりひとときの落ち着きを取り戻し始める、そんなさなかだった。緊急コードが添えられた通信は付き合いが浅いとも言えなくなってしまった貿易会社のもの。突発的なエンジンの不具合により走行能力に不具合が生じたため寄航の許可を、との一報を受けて矢継ぎ早に各所に指示を下し、ようやくひと段落ついたところで、本日の主役直々のお出ましとなったのだった。
「まずは何より、スタッフの食事とベッドの用意に感謝を」
「こういうのは持ちつ持たれつっていうだろう。応急処置は明日の夕方まではかかると聞いているけれど」
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DOODLEしっぽドライヤーしてもらえてご満悦な銀博もふもふの魅力は抗いがたし 時間つぶしにと読み始めた書類からふと顔を上げ、ドクターははデジタル時計の示した数字にやや困惑の表情を浮かべた。
彼がシャワールームに入ってからもうずいぶんと時間が経っている。いつもならばそろそろ端末を取り上げられ寝室へと連れ込まれていてもおかしくないというのに、水音の消えたシャワールームの扉はかたく閉ざされたまま。まさか倒れてなどいやしないよなと振り返った耳にはかすかにドライヤーの音が聞こえてきたため、生命にかかわるトラブルが発生したわけではなさそうだった。だがそれにしても長すぎる。少なくとも何かしら不測の事態が起こってはいるのだろう。冷え始めた足先を室内履きに乱雑に突っ込んで、ドクターはソファから身を起こした。コートもフェイスガードも纏わぬ身はひどく軽く、よく見知った自室であるというのにどこか無防備ささえ感じてしまう。ましてや今この身に纏っているのはシャツ一枚――自身よりも二回りは大きいサイズのそれが一体誰のものかなんて野暮なことは聞かないで欲しい――だけであるからして当然ではあるのだが。ぱたりと室内履きの音を響かせればほんの数歩の距離にあるシャワールームへと続く扉の前で、ドクターはゆっくりと口を開いた。
3491彼がシャワールームに入ってからもうずいぶんと時間が経っている。いつもならばそろそろ端末を取り上げられ寝室へと連れ込まれていてもおかしくないというのに、水音の消えたシャワールームの扉はかたく閉ざされたまま。まさか倒れてなどいやしないよなと振り返った耳にはかすかにドライヤーの音が聞こえてきたため、生命にかかわるトラブルが発生したわけではなさそうだった。だがそれにしても長すぎる。少なくとも何かしら不測の事態が起こってはいるのだろう。冷え始めた足先を室内履きに乱雑に突っ込んで、ドクターはソファから身を起こした。コートもフェイスガードも纏わぬ身はひどく軽く、よく見知った自室であるというのにどこか無防備ささえ感じてしまう。ましてや今この身に纏っているのはシャツ一枚――自身よりも二回りは大きいサイズのそれが一体誰のものかなんて野暮なことは聞かないで欲しい――だけであるからして当然ではあるのだが。ぱたりと室内履きの音を響かせればほんの数歩の距離にあるシャワールームへと続く扉の前で、ドクターはゆっくりと口を開いた。
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DOODLE博に甘える銀灰さんのもふもふ話もふもふマッサージ[銀博♂]「もう起きて大丈夫なのかい」
ぼんやりと目を開けた彼は何度か目をしばたたかせながら腕時計をのぞき込み、ぐっと目元を抑えた。
「……仮眠は取れた」
「帰りの輸送機が来るまで、もう少し時間はあるんだろう?」
「お前のそばは寝心地が良すぎる」
拒絶の言葉を吐きながらも、彼はごろりと身を反転させこちらの膝に覆いかぶさるようにうつ伏せになった。実際彼に貸していた膝はやや痺れ始めていたし、欲しい資料を机の上に残してきてしまったため作業は先ほどから中断しっぱなし。本当ならば起こして顔でも洗わせて晴れ晴れしい顔で送り出してやらなければならないのだけれど、彼にひざ掛けを貸してしまったから寒いのだと身勝手な言い訳にもならぬものを自分に対して積み重ねてしまう。
1648ぼんやりと目を開けた彼は何度か目をしばたたかせながら腕時計をのぞき込み、ぐっと目元を抑えた。
「……仮眠は取れた」
「帰りの輸送機が来るまで、もう少し時間はあるんだろう?」
「お前のそばは寝心地が良すぎる」
拒絶の言葉を吐きながらも、彼はごろりと身を反転させこちらの膝に覆いかぶさるようにうつ伏せになった。実際彼に貸していた膝はやや痺れ始めていたし、欲しい資料を机の上に残してきてしまったため作業は先ほどから中断しっぱなし。本当ならば起こして顔でも洗わせて晴れ晴れしい顔で送り出してやらなければならないのだけれど、彼にひざ掛けを貸してしまったから寒いのだと身勝手な言い訳にもならぬものを自分に対して積み重ねてしまう。