藤之崎
REHABILI【判南】バレンタインも書いたし、3/16なので書いてみました。うーん短文。笑意外とホワイトデーのタイミングで書いてなかったな〜と……いい機会でしたね 相変わらずなクオリティですが、楽しんでいただけたら嬉しいです|ω・)💦 3
0615_ym
REHABILIP道。師匠が道流で最高になった後の話(語弊がある)
捏造のお仕事描写が少しだけあります。
少しくらいカメラのフラッシュが瞬き、シルエットが浮かび上がる。照らされ影を落とした大きな手が、女性の腰を支え鋭い視線をこちらに向けていた。女性が含みのある笑みを浮かべ差し伸べた指に口づけるように手を取ると、交わった視線から物語が生まれる。そしてそれに飲み込まれていく。
「…はい、オッケー!チェックするんでお待ち下さーい!」
スタジオに響き渡った声に物語は唐突に終わりを迎えた。お疲れ様でした!と笑う表情に先程の面影はない。女性もまた表情を変え優しく笑い、お互いを労る談笑が始まった。
確認しますか?という声にデータを取り込んだ液晶を覗き込む。
あぁ。本当に。
「かっこよかったなぁ…」
酒を飲みきったグラスを机に置きながらプロデューサーはしみじみと呟いた。
1426「…はい、オッケー!チェックするんでお待ち下さーい!」
スタジオに響き渡った声に物語は唐突に終わりを迎えた。お疲れ様でした!と笑う表情に先程の面影はない。女性もまた表情を変え優しく笑い、お互いを労る談笑が始まった。
確認しますか?という声にデータを取り込んだ液晶を覗き込む。
あぁ。本当に。
「かっこよかったなぁ…」
酒を飲みきったグラスを机に置きながらプロデューサーはしみじみと呟いた。
bumilesson
REHABILI久々にエク×吉岡(まもる)です。頭悪いえちちリハビリ。双子ネタ大好き。
弟はおにいちゃんを襲いたい。【弟はおにいちゃんを襲いたい】
何だろう、どうも腰のあたりがモゾモゾする。というか何か暖かくてぼんやりじんわりとキモチがいい。真冬に電気毛布にくるまれているみたいな暖かさ、と思っていたら時に湿った感じもする。眠くて目が明かない。でもこれは一体何、と思ってしばらくその感覚に身を浸していたが次第にぴちゃぴちゃと水音まで聞こえてきた。温泉にでも入ってる夢でも見てるのか、いや何かそれとも違う。
眠い目を起こして布団を上げる。そこには自分と同じ顔をした弟がいた。俺のモノを咥えて。
「こらまも、何やってんだお前」
「だってエク構ってくんないんだもん」
双子の弟護と俺はいわゆる不適切にも程がある関係だ。双子の男の兄弟で出来てるなんて世も末すぎるが仕方がない。俺と護はこの世でたった二人の家族で互いの存在なしに生きていけないくらい共に依存し合って生きている。生まれた時から親も知らず二人きりで生きてきた。誰に咎められても止める気はさらさらないが、問題は明日俺が早番だという事だ。
2323何だろう、どうも腰のあたりがモゾモゾする。というか何か暖かくてぼんやりじんわりとキモチがいい。真冬に電気毛布にくるまれているみたいな暖かさ、と思っていたら時に湿った感じもする。眠くて目が明かない。でもこれは一体何、と思ってしばらくその感覚に身を浸していたが次第にぴちゃぴちゃと水音まで聞こえてきた。温泉にでも入ってる夢でも見てるのか、いや何かそれとも違う。
眠い目を起こして布団を上げる。そこには自分と同じ顔をした弟がいた。俺のモノを咥えて。
「こらまも、何やってんだお前」
「だってエク構ってくんないんだもん」
双子の弟護と俺はいわゆる不適切にも程がある関係だ。双子の男の兄弟で出来てるなんて世も末すぎるが仕方がない。俺と護はこの世でたった二人の家族で互いの存在なしに生きていけないくらい共に依存し合って生きている。生まれた時から親も知らず二人きりで生きてきた。誰に咎められても止める気はさらさらないが、問題は明日俺が早番だという事だ。
0615_ym
REHABILIP道ホワイトデーVDの約束は果たした数年後のお話
二人がホワイトデーになんてことない会話をするだけ
あまいはなしには、うらがある「本当に手作りのクッキーで良かった?」
「はい!楽しみにしてました!」
「それなら良いんだけど…どう?」
「…美味いッス!」
「良かった」
「甘さも控えめで、いくらでも食べられそうッス」
「ありがとう……ところで、このクッキー何回か作ったんだけど」
「はい」
「毎回砂糖こんなに入れて良いのか?ってちょっと躊躇う」
「あぁ…」
「こんなに入れてもこの甘さなら市販って」
「気付いちゃったんスね」
「美味しさはカロリーで出来てるんだなって」
「うちのラーメンもそうッスよ」
「やめて」
「糖質と脂質と塩分は美味いんスよ」
「やめて」
「そろそろ内臓も労らないと」
「やめて、まだ食べる!まだ美味しく食べるから!!!」
307「はい!楽しみにしてました!」
「それなら良いんだけど…どう?」
「…美味いッス!」
「良かった」
「甘さも控えめで、いくらでも食べられそうッス」
「ありがとう……ところで、このクッキー何回か作ったんだけど」
「はい」
「毎回砂糖こんなに入れて良いのか?ってちょっと躊躇う」
「あぁ…」
「こんなに入れてもこの甘さなら市販って」
「気付いちゃったんスね」
「美味しさはカロリーで出来てるんだなって」
「うちのラーメンもそうッスよ」
「やめて」
「糖質と脂質と塩分は美味いんスよ」
「やめて」
「そろそろ内臓も労らないと」
「やめて、まだ食べる!まだ美味しく食べるから!!!」
akuta595966
REHABILIドードーの話昔々、大国からかなり離れた小さい島にドードーという鳥達が住んでいた。
ドードーは奇妙な鳥だった。体はずんぐりとして丸く、羽根は小さい。嘴は大きく長かった。
その羽根の小ささと体格のせいか鳥だというのに飛ぶことも出来ず、のそのそ歩き回るばかりだった。
それでもドードーが生き延びられたのは、その島に彼らの脅威になるような生物が存在しなかったからだといえる。
島の恵みと運の良さを享受し、ドードーは平和に暮らしていた。
だがそんな日々は突然終わりを告げた。
彼らの棲家である島に人間がやってきた。
天敵のいない楽園のような場所で生きてきたドードー達のうちあるものは「怪鳥」として人間に連れて行かれ、あるものは食糧となり、その羽毛を取られ、あるものは人間が持ち込み放った哺乳類に卵を食われた。
3668ドードーは奇妙な鳥だった。体はずんぐりとして丸く、羽根は小さい。嘴は大きく長かった。
その羽根の小ささと体格のせいか鳥だというのに飛ぶことも出来ず、のそのそ歩き回るばかりだった。
それでもドードーが生き延びられたのは、その島に彼らの脅威になるような生物が存在しなかったからだといえる。
島の恵みと運の良さを享受し、ドードーは平和に暮らしていた。
だがそんな日々は突然終わりを告げた。
彼らの棲家である島に人間がやってきた。
天敵のいない楽園のような場所で生きてきたドードー達のうちあるものは「怪鳥」として人間に連れて行かれ、あるものは食糧となり、その羽毛を取られ、あるものは人間が持ち込み放った哺乳類に卵を食われた。
vi_mikiko
REHABILI降志ワンライ27回開催のお題お借りしましたそろそろ書き始めないとやばいのでリハビリ
CP:降志
時間:30mくらい
お題:「卒業 家探し 嘘でも良いから」
卒業 家探し 嘘でも良いから 引っ越しとなると突然部屋が広くなる。比喩ではなく事実だと思う。ラベンダー色のベッドもサッカーチームのマグカップも、機能性を追い求めたデスクも研究所顔負けの薬品分析装置も、この狭い空間にあったと思えない。
彼女の存在がこの部屋に質感を与えていた。時には麗らかに、時には冷ややかに、時には柔らかに。宮野志保は、空間を彩る芳香剤のような女性だった。
規則の通り公安警察が用意していた家に住み、一日の行動を報告し、与えられた任務をこなしていた。もう、国家の庇護から卒業する時期だった。
ブラインドから差した細い光が細かい埃を捉える。瞬きした瞬間、家主をなくした彼らが自然と群れを成し、その影を形作る。
『来年からも、一緒に住む?』
434彼女の存在がこの部屋に質感を与えていた。時には麗らかに、時には冷ややかに、時には柔らかに。宮野志保は、空間を彩る芳香剤のような女性だった。
規則の通り公安警察が用意していた家に住み、一日の行動を報告し、与えられた任務をこなしていた。もう、国家の庇護から卒業する時期だった。
ブラインドから差した細い光が細かい埃を捉える。瞬きした瞬間、家主をなくした彼らが自然と群れを成し、その影を形作る。
『来年からも、一緒に住む?』
yuzugi_74
REHABILI途中で飽き魔法学校長報告集会「魔法学校長報告集会を始めさせていただきます、本日はどうぞよろしくお願いします。」まっすぐ息を吐きながら落ち着いた声で開始を告げる。
「今回会長と進行はクリスタルアカデミー学園長、フローライト改めウィル・ゼーバルトが務めさせていただきます。よろしくお願いします。」久しぶりに自分の本当の名を呼んで不思議な気持ちになる。
魔法学校長報告集会。年に2回魔法界にある全ての魔法学校の学校長・学園長が集まり、近況報告や昨今の魔法学校の問題点の意見交換などを行う集会だ。私は5回参加して初の会長と進行を務めることになった。
隣にちょこんと座っているアフタークラン魔法専門学校の学校長であるアンネ・ファルシュはこちらをチラリと見ては不敵な笑みを浮かべ、小声で耳元で話しかけた。
1117「今回会長と進行はクリスタルアカデミー学園長、フローライト改めウィル・ゼーバルトが務めさせていただきます。よろしくお願いします。」久しぶりに自分の本当の名を呼んで不思議な気持ちになる。
魔法学校長報告集会。年に2回魔法界にある全ての魔法学校の学校長・学園長が集まり、近況報告や昨今の魔法学校の問題点の意見交換などを行う集会だ。私は5回参加して初の会長と進行を務めることになった。
隣にちょこんと座っているアフタークラン魔法専門学校の学校長であるアンネ・ファルシュはこちらをチラリと見ては不敵な笑みを浮かべ、小声で耳元で話しかけた。
MondLicht_725
REHABILI離反後〜0の間※夏五顔を合わせてません
※モブ視点
大丈夫な方のみどうぞ。
【夏五】早い者勝ち「ねぇそこのお兄さん、随分悪いモノ憑けてるねぇ。このままじゃ君、あと数日で死ぬよ。間違いない。僕にはわかる。死にたくない?なら助かる道はひとつだけ、僕と一緒にそこのファミレスに行こう」
誰あんた、とか。なにその胡散臭い話、とか。この後約束があって、とか。言い返したい言葉は喉元まで次々這い上がってくるのに、実際に出たのは「ああ」だとか「ええ」だとか「うう」だとか、意味をなさない音だけだった。OKとも応えていないはずなのに、半ば引きずられるようにファミレスに入ったのは大体10分前。
平日だというのにそこそこ混んでいる店内の一角、向かい合って座る謎過ぎる怪し過ぎる男は、浮ついた声で期間限定パフェの注文を終えたところだった。席について、メニューを広げて数分。季節限定にするか、スペシャルにするか悩んだ末での結論だ。
5358誰あんた、とか。なにその胡散臭い話、とか。この後約束があって、とか。言い返したい言葉は喉元まで次々這い上がってくるのに、実際に出たのは「ああ」だとか「ええ」だとか「うう」だとか、意味をなさない音だけだった。OKとも応えていないはずなのに、半ば引きずられるようにファミレスに入ったのは大体10分前。
平日だというのにそこそこ混んでいる店内の一角、向かい合って座る謎過ぎる怪し過ぎる男は、浮ついた声で期間限定パフェの注文を終えたところだった。席について、メニューを広げて数分。季節限定にするか、スペシャルにするか悩んだ末での結論だ。