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    暁月さん

    会話文だけの小ネタをぽこぽこしてる。主にFGOで「FA○ZAとpixiv R-18で余計な知識をもぐもぐしてはカルデアを振り回しゴッフに『ペッしなさい!』て怒られるスットコドッコイマスター藤丸くん」略してFAN丸くんのくっそ下らない下ネタギャグ。極稀に自審神者とうらぶ小話がまろびでるかも。

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    暁月さん

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    バーソロミューの夢の話をパーシヴァルが聞いてるだけ。
    自我が強めのロイフォちゃんがいます。バソとロイフォちゃんが相思相愛です。
    ふんわりした知識で書いています、細部は許してほしい。

    夢のはなし「最近、よく夢を見るんだ」
    「夢……ですか」
    「あぁ、死の間際のね」
    「バーソロミュー、それは……」
    「ははっ、いや、気にしないで。そんなに重い話じゃないさ」
    「ですが……」
    「聞き流してくれていい、ただわたしが誰かに話して整理したいだけだからね」
    「そう、ですか」



    夢を見る。死の間際の夢を。
    命は途絶えたはずなのに、その後の光景が、音が、感触が。

    「この船のありったけの宝を船長にっ……!!」
    「服も、宝石も、貴金属も! 全てだ!!」
    「絶対に! 絶対に船長の死体を奴らに渡すもんか!!」

    そうして乱戦の中クルーたちに飾り立てられた私の身体は、彼らの手によって海へと還される。
    だんだんと海面の光が遠ざかる中、聞こえるはずのない声が聞こえていた。

    『愛してくれて、ありがとう』
    『最期まで、貴方をまもるわ』
    『手足が捥げようとも』
    『背骨が砕けようとも』
    『この身体に火が放たれようとも』
    『貴方が深い深い海の底で、安らかな眠りに包まれるまで』

    知らないけれど、よく知っている。
    聞いたことはない、けれどすぐに彼女の声だとわかった。

    『そうして、貴方がそこへたどり着いたら』
    『わたしも、共に沈みましょう』
    『決して貴方が暴かれないように』
    『あたたかな海の底で』
    『わたしも、共に眠りましょう』

    『愛しているわ……ロバーツ』

    ロイヤル・フォーチュン。あぁ、私の愛しい船(ひと)。
    最期まで共に海を駆け、死後は共に海底で眠り、そして今……



    「今、あなたの宝具として共に闘っている……」
    「あぁ。彼女は私の、最高のパートナーさ」
    「あなたに愛されているからこそ、この船はこんなにも美しいのだね」
    「おや、惚れてしまったかい? でもだめだよ、彼女は私だけの愛しい船(ひと)だからね」
    「えぇ、もちろん理解しています。ただ少し……羨ましいな」
    「羨ましい?」
    「こうしてお互いを無二のパートナーとして想い合える相手がいることが、羨ましいと思うよ」
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