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    izayoi601

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    izayoi601

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    お題「パジャマを着ている法正」で妄想した文。何も着ない派だけど可愛いやつ着させられて欲しいという願望です。皆に遊ばれる(愛でられてる)ほせ。二直が戯れているだけになってしまいましたが最後に西涼も。ポイピクで小説もできると知ったので試しに。

    #西涼二直
    xiliangErzhi

    お題 パジャマを着ている法正「……ビール貰うぞ、徐庶」
    「うん、冷蔵庫に入……」
    何度視界に映しても心音が高まるなら、絶景と言うべきなのだろうか。滑らかに手を伸ばす褐色の肌、艷やかに水気を滲ませた胸元と細腰。雫が煌めく黒髪に掛けたバスタオル以外、身体は惜しげも無く晒されていた。俺のTシャツ、風呂場に置いた筈なんだけれど。
    「ええと……その前に、何か着てくれないかな……」
    「何だ、別に狼狽える様な仲でも無いだろ……男一人暮らしで、服なんて着るのか?」
    確かにもう見慣れてるし、普段激務して寝るだけみたいな君の生活環境では理解出来なくも無いけれど。今回も、仕事の打ち合わせを兼ね泊まった訳ではある。君は同僚だとか、仲が良いと認定した人へ距離の詰め方が大胆過ぎる。男女問わず魅惑する容姿である分、節度を保って貰わないと此方の身が持たない。
    「一応、此処は俺の家だからね……せめて下着は履いてくれ」
    「仕方無いな……」
    「それにもう肌寒くなってきたから……何か着ないと、風邪引くよ」
    「煩いな、母親じゃあるまいし」
    この際、何を言われても構わない。漸く下着を身に着けてくれたのに安堵し、バスタオルを両手で挟み拭いていく。
    「それくらい、心配しているんだよ……着てくれるね」
    「っ……解った」
    なるべく諭す様に微笑むと、睫毛から水滴を垂らし小さく応えてくれた。真っ直ぐ伝えれば素直だから、放っておけないんだよな。
    「よし……折角だから、これを着てみないか」
    この機会に、実は試してみたいものがあった。布類を積み上げたクローゼットから、パイル地の柔らかな感触を確かめ引っ張り出す。
    「何だ、これ……」
    「結構、良い素材なんだよ」
    胸を弾ませ、訝しみながらも着替える姿を見守る。偶には俺も、密かな願望を叶えてみたい。折り畳まれてさえいれば、ゆったりした黒のパジャマだけれど。
    「……どうかな」
    「お前、寝間着もTシャツかパーカーしか持っていないのか……着心地は、悪くないが」
    満足そうに袖を通す隙に、背中へ垂れた布を引っ張る。上手く頭に被さった瞬間、堪えきれず口元が緩んだ。
    「ふふ……うん……似合う……」
    「は?何笑って……」
    苛立たれ睨みつける視線さえ、愛らしく感じてしまう。今の彼には思惑通り、黒猫の耳が生えているのだから。
    「待って、法正殿……凄く、似合うから……っ」
    「おい、何写真撮ってんだ!?」
    泊まりに来たら皆で着ようって、馬岱殿から預かっておいて良かった。スマホを奪われかけても連写が出来る自らの反射神経と、絶妙な衣装を選ぶ彼に今日ばかりは感謝しよう。
    「はは、まさに黒猫で可愛い……痛っ!」
    「骨身にまで刻んでやる」
    「ちょ、ご、ごめん……俺も犬のを着るから!!」
    鋭く引っ掻かれる様な痛みに陥りながらも、何とか摘みに作った竹輪のチーズ炒めで機嫌を直して貰う。酔いが回った隙に覗けば、画面一杯に広がる愛くるしさに表情は綻んでしまった。

    「あはは、やっぱり似合うね!可愛いー」
    「法正殿と先に着るとは羨ましいぞ徐庶殿!俺も着たい!!」
    「っ……」
    翌日。送った写真を眺め愉しそうに笑う馬岱殿と唇を噛み締める馬超殿に微笑んだ後、耳元を真っ赤に染めた法正殿に背中を蹴られることにはなったけれど。今度は皆で撮ろうと、新たな希望が膨らんでいた。
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    izayoi601

    DONE桜の季節の話が久々に書きたくて、かくわい先生としょうかいくんがただ話してる学パロになりました
    この二人の親子みたいな関係性が好きで…ずっと温かい関係で居て欲しい
    青春しているしょうかいくんが先生には素直に本音を話せるところを書きたかっただけですがもし宜しければ
    ぶんおうくんは出てきませんがほんのり鴦鍾です
    私の先生「何なんだ、あの女……」
     今日は進路相談の筈だろう。天命館学園では二年生の春に行われる、担任からの個別面談。一年から引き続いての辛憲英先生と向かい合い、肝心の進路の話はほんの数分。まぁ私程優秀ならば口を挟まれる様なことも無いのだが、切り替わった話題が実に下らない。
    『文鴦君とは、その後如何ですか?』
    やれ『仲良くなられたのでしょう?』だの『ご友人との旨は胸を張って話すべきですわ』だの、駄洒落混じりに満面の笑みを浮かべながら根掘り葉掘り。ここ最近では最も疲弊した、もう何も話したく無い。
    「……それで、此方に居らしたのですね」
    気が付くと化学準備室の方向へ足を進め、まだ旧式とあいつが揃っていないことを見計らい扉を開ける。ローテーブルに緑茶を置かれ、少しずつ啜れば動かしたくなかった口でも言葉が奥底から湧き出て来た。
    2115

    izayoi601

    DONE公式さんのエイプリルフールから妄想して勢いで書いた、まんちょうどのが開発したARデバイスを付けるほせどのの現パロ超法小話
    二直とまんちょうどのは同じ工科大に通っている設定です…試作品で色々振り回されてほしい
    まんちょうどの久々に書いたので温かい目で見てやってください
    ちなみにじょしょどのはばたいどのの姿が見えた途端名前を呼びながら抱き締めました
    映るのは「……と言う訳で、早速着けてみてくれるかな」
     その訳を説明されても、俺に着ける義理は無いのだが。高校を卒業して工科大生活が始まってからというもの、徐庶と学部が同じことで出会った一癖ある彼の行動には呆れさせられた。流石教授から、創学以来の変わり者と言われるだけはある。大学部まである筈の名門鳳凰学院から、自由に発明へ没頭したいだけで此方を選んだという経緯だけでも納得したが。
    ゼミ棟の一室に篭っていたかと思えば、今も翡翠に光るサングラスの様な電子機器を否応無しに持たされてしまった。
    「ですから、何で俺まで」
    「ははっ、何事もデータは多いに越したことないじゃないか」
    要は趣味で作った発明品の実験台だろ。無邪気に至極当然という表情で答えられ、溜息を吐く。
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