肉まん周回友達大作戦! 荀攸が遠征から帰ってくると、なにやら違和感をおぼえ、すぐに荀彧を探し始めた。
おかしい。
普段であれば荀彧が皆を代表し、出迎えてくれ、兵達を労ってくれるのだが、彼の姿はなく、風紀も少し緩んでいるような気がした。
悪い意味ではなく、いつもぴりついた雰囲気が感じられず、どこか穏やかだったのだ。
一体なぜと、荀攸は辺りを見渡すと、城の廊下にたたずむ荀彧らしき人物がおり、荀攸は叫ぶように年下の叔父の名前を呼んだ。
「文若殿…!?文若殿なのですか!?」
「はい!あっ、公達殿!おかえりなさいませ」
「えっ、あっ、少しお待ちください。俺は疲れているのです。文若殿はわずかですが、ふくよかになられているような…」
荀攸が声をかけた人物は、自身を荀彧と名乗ったのだが、荀攸は信じられず、顔を真っ青にした。
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