Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    百合子

    @yuriyuri13100

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 23

    百合子

    ☆quiet follow

    珍しく大和さん達に悩み相談する一織。だが内容が…兄に関することという。過激ブラコンをこじらせる和泉兄弟の話

    #和泉兄弟
    wazumiBrothers
    #いおみつ
    honey
    ##いおみつ
    ##和泉兄弟

    いつもは悩みを抱えても誰にも話さず一人で抱え込むことの多い優等生タイプの和泉一織。だがこの日は珍しく弱音を吐いてくれた。仕事を終えへとへとな身体でなんとか寮へたどり着き、のんびりくつろいでる五人のメンバー達。なお、彼の兄である和泉一織は現場帰りで偶然会ったRe:valeの百さんとグラスを酌み交わしてるだろう。リビングのテーブルに肘をつき、重々しい溜息を吐きだしながら紡がれた言葉。

    「はぁ。兄さんはかわいい人だともちろん持っていると分かっていましたが、最近は大人の色気をほのかに醸し出したり、または内なるエネルギッシュさを出した愛らしい姿を披露してくれます。なんて素敵なことなんでしょう。色んな要素を加味した兄さんの姿を見るのは喜ばしいです、しかし同時に大きな不安に駆られます。兄さんの魅力に引き寄せられた変な虫…言い方を変えます、変な輩が付きまとわないか?と。弟として生を受けたからには、迫りくる魔の手から兄さんを守りたいと強く願っているんです。だがしかし、そのためには兄さんの最近の動向を全部把握したいと思ってます…」
    「えっと…。つまりイチはなにが言いたいわけ?」

    缶ビールを傾けながら、引きつりそうな口を頑張って動かした二階堂大和。他の人たちも興味深そうに耳を傾ける。長い前口上を述べた一織が最終的になんと言ってのけるのか?皆気になることは同じだった。メンバーからの温かい視線に見守られながら、大きく息を吸って吐いてをし、まっすぐ前を見据える。

    「…ぜひ、みなさんからお聞きしたいんです。兄さんの最近の一押しな姿を。どんな姿の兄さんに魅力を感じたのか。それは私の知らない兄さんなのか。題して”和泉三月コレクション2020”です。私は兄さんの全てを知っておきたいんです…」
    「なんっじゃそりゃ!!!」
    「いおりんやべー」
    「えっと、それって僕たちにはなんの得にもないよねって感じるの、僕だけかな?」
    「Oh、イオリ…あなた疲れてるのよ。もう休んだ方がいいわ。ってどこかのアニメで聞いたことあるセリフを使う時が来ようとは」
    「うわぁぁぁ!!疲れすぎて一織が壊れちゃったよ!どうしよう…えっとひとまず三月に連絡して帰ってきてもらう?」

    阿鼻叫喚という文字が似合うぐらい騒がしくなったリビング。ただ一人。問題発言をかました当の本人はいたって冷静なままだった。

    「待ってください。兄さんがいないタイミングを狙って皆さんに相談したのですから。本人をここに呼び戻すのはタブーです。メンバー内で最年少の私のわがまま、たまには聞いてくれますよね?年上の皆さん?」
    「んー、俺が一番下だと思うんだけど…」
    「四葉さん空気読んで下さい。いま年下の特権使って丸め込もう作戦決行してるんですから。王様プリン買ってあげるので協力してください」
    「わーい!するする!」

    甘い誘惑に簡単に釣られてしまった環。いつも以上に圧の強い一織の姿に果たして残りの四人は従ってくれるのか。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    百合子

    DOODLEバレンタイン&誕生日お祝いの和泉兄弟with大和さんバレンタイン。世間ではチョコを楽しむ光景や、男女の告白の日にもなっている。そして、俺の誕生日でもある。いやね、お兄さんも昔ほど誕生日嫌だなって悲観的にはなってないよ?こんな愛が溢れた日に愛されてはいけない自分が生まれたことに嫌気差すことも多かった。でも、今は大事な仲間達と一緒に過ごす楽しさも分かってきたから。誕生日って案外悪くないもんだなって、思い直せた。

    だけど…。

    「ほら大和さん。こっちのチョコはどうだ?日本酒混ぜてみた自信作だぜ!」
    「二階堂さん。あなたの好きなメロンとチョコを組み合わせてみました。食べてみてください」

    こいつらパティシエ家出身の兄弟に挟まれながら餌付けされている。チョコが大好きな奴だったら嬉しいだろう。でも甘いものよりビール派な俺にとっては酷すぎる状況。しかもこいつら……。

    「あっ、一織にはちゃんと酒なしの特製チョコ用意してあるからな!今年のチョコも自信作だぞ!」
    「ありがとうございます。私も兄さんにお渡ししたい物があります。兄さんほど上手く作れなくてお恥ずかしいですが」
    「んなことねぇって!気持ちこもってるのが大事だって!丁寧に作ってくれた一織のチョコ 731

    recommended works

    百合子

    MOURNING前回の魔法少女ハーツラビュルの続き。マスコットしてヤのつく職業っぽい見た目にぴったりなオクタ寮が登場。
    リドルくんは密かに想っているデュースくんへのラブパワーで魔法少女なってくれたらいいなって妄想。でも肝心のデュースくんの出番が全然ない。
    鏡を通って訪れたのは学生たちの放課後のお楽しみの場として提供されてるモストロラウンジ。海のなかで建てられているが、水圧で壊れるほどやわな作りではないらしい。さすが学園長を上手く口車に乗せて作らせただけある。ってモストロラウンジの外観ばかり意識を向け現実逃避してる場合ではない。大事なお客様ですからと到着してすぐVIPルームへ連行され、アズールとリーチ兄弟と対面に座らせられた。革張りで高級感溢れるソファーの座り心地は悪くない。ハーツラビュル寮で使用してる家具に引けを取らないと舌を巻く。さすが何事にも利益を追い求め妥協を許さない男、アズール·アーシェングロット。って関心している場合ではない。にやにやと気味の悪い笑みを浮かべる三人に向かって直球の言葉をぶつける。

    「ボクを呼び出した理由を率直に述べよ」
    「まぁまぁそんな警戒しなくても。ドリンクや食べ物でもつまみながらゆっくりお話しましょうよ。いま後ろに控えているジェイド達に運ばせますから…」
    「結構。変なものを盛られてるか気になるし、無償で食べさせるだなんて太っ腹なことしないだろう?」
    「そんな…僕たち同じ二年の寮長同士。尊敬してるリドルさん 786