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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
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    ちょこ

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    エガキナ

    よその子さんお借りしてます

    ##エガキナ

    あの頃と今 まだフレイ達が顕現しておらず、無免連であるサクリと臨時を組み始めた頃の話になる。家で一人、原稿を進めながらこの前買った金平糖を食べていた。スーパーなどで売っているような金平糖ではなく、ネットで話題になっていたお取り寄せの金平糖を買ったのだ。
     綺麗な小瓶に詰められた色とりどりな金平糖、一粒摘んで食べながらパソコンを見る。またもう一粒、と小瓶を触ろうとした時、手が空を切る。置いていたはずなのにそこに小瓶はなかった。そして、誰かの気配を感じて横を向いて思わず驚く。そこにはいつから居たのか、サクリが小瓶から金平糖を取り出して食べていたのだ。

    「あんたこういうの好きなのかよ」
    「……黙って出てくるとビックリするだろ」
     いつの間に居たのだろうか、臨時を組む前から自分の影から出てきては相手を驚かしていた事も多々あったが、思わずため息を吐く。そんなことはお構い無し、と言わんばかりにサクリは部屋に置かれているソファに座り、本棚にから本を取り出して読み始める。
     原稿の邪魔をしなければいいか、それにしてもサクリが好きそうな本は置いてただろうか、なんて考えていると、サクリが丁度読んでいる本が自分の書いた本だと気づいた。
    「……」
    「なんだよ」
    「……いや、別に」
     読み終わったら感想を聞こうか迷ったが、恐らく相手は言わないだろうと分かりきっていたため、琥珀はそれ以上何も言わずにパソコンに向き直した。それよりも、自分の作品を読んでくれていることが嬉しかった。どう感じたかは相手次第だが、何か少しでも印象に残ってくれたら、と儚く思う。

     琥珀はふと目を覚ました、目の前には執筆途中の原稿がパソコンのトップ画面に映る。どうやらうたた寝をしていたらしい、少し懐かしい夢でも見たなと思っていた。少し目をこすって考える、あの頃はフレイ達もいなかったし、創も見つかってなかった。そして、突然自分の影から出てくるサクリに驚いていた。
     少し前の出来事が遠くのように思えてくる、先程見た夢も、何の変哲もない日常の一ページかもしれない。けれど、琥珀にとっては昔の自分だったら想像も出来ない一ページなのだ。
     コーヒーでも淹れるか、と部屋を出てキッチンに行き、お湯を沸かす。コーヒーを淹れている時、いい香りが包むのと同時に気配を感じた。あの頃よりかは慣れたため、もう驚かない。
    「いるか?」
     後ろにいるであろうサクリに、琥珀は笑って聞いた。
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    ちょこ

    DONEよその子さんお借りしてます
    二次創作
     その日は、雨が降りそうだと言わんばかりの曇天だった。昨日の天気予報では朝から晴れると言っていたはずなのに、いざ当日になったらこの天気だ。凪は頬杖をついて窓の外の風景をぼぅ、と眺めていた。この調子では晴れそうにない、凪はそう思ったあと椅子から立ち上がり、事務所に備え付けであるミニキッチンへと向かう。お湯を沸かせるくらいは出来るミニキッチンにて、お湯を沸かしコーヒーを淹れた後、コーヒーを飲み外を眺めた。
     何でも屋に定休日はない、依頼が来れば仕事の日になるし、来なかったとしても書類作業をする。ある意味気分で休みが決まると言っても過言ではなかった。そして凪は、二階にいる八重の所へ行こうかと考えていた。八重は朝から体調が優れないように見えた。凪から見たら休んだ方がいいなと感じたため、八重を休ませたのだ。当の本人は大丈夫だと言っていたが、それでも休ませた。依頼主が来る様子はない、なら八重のところに行こうと思った。事務所は二階建てのビルになっており、凪の居る一階は何でも屋の事務所で二階は居室スペースだ。コーヒーを飲み終わったマグカップを流しに置いた後、事務所を出る。
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    成蹊子

    DOODLEsummary:"都是明白人,这点谎言不去拆穿,不应该是基本礼仪吗?"

    炮友文学,批瘾发作半夜上头怒写一通,Cuntboy理。
    【砂理/r】今夜谁人坠入情网维里塔斯·拉帝奥第一次见到那个赌徒是在公司的酒会上。那时这男人尚未评上p46的职称,还是个初来乍到的新人,那张勾魂摄魄的脸年轻到甚至可以称之为稚嫩,还没有后来那么锋利的线条,只有那双独特的眼睛里闪着异样的光芒。后来他迅速地升职,这种场合他带着蜂蜜般的发色和橙胸绿鸠的眼睛穿过人群的窃窃私语从容而至,拉帝奥清楚那都是些什么样子的非议——下贱的茨岗尼亚奴隶,被判了死刑的罪犯,尸山血海里走出来的疯子——席间觥筹交错,看着那个小奴隶在一片纸醉金迷间得体地应酬着这群自诩文明社会人话间百转千回的讽刺,维利塔斯皱了皱眉。

    他不喜欢那家伙——尽管青年生着一张过于漂亮的脸蛋,金发的尤物,异域风情的甜心,他讨厌和他的交往与周旋,砂金讲话时那种拿腔做调的浓情蜜意让人有点恶心,拉帝奥的同事曾阴恻恻评价道这新人应该和打着绸缎蝴蝶结的哈巴狗待在一起摇头摆尾,乖乖做贵妇的玩物。然而拉帝奥更不喜欢的是他轻浮外表下隐藏的锐利,就像他粉色墨镜下那双妖冶的眼睛。真理医生有预感,当眼前笑眯眯的人收起伪装的随和,粉色紫色的迷人荧光水母随蔚蓝海潮褪去,原地只会留下深黑不见暗礁的灏溔域;犹如一个漩涡,海妖的歌声引诱着船只,稍有不慎就会粉身碎骨。
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