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    ankounabeuktk

    @ankounabeuktk

    あんこうです。オル相を投げて行く場所

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    ankounabeuktk

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    餌付けの話。

    あか、き、みどり【オル相】 タコさんにしたウインナー、たまご焼き、ブロッコリーのサラダ。
     鮭の西京焼き、つぼ漬け、ベーコンアスパラ。
     プチトマト、ヒレカツ、ささげの油炒め。
     日替わりでお弁当箱に詰め込むそれを、相澤くんは頂きますと手を合わせ食べ進める。私はテーブルを挟んだ向かいの特等席に座ってその様子を眺めながら自分の分をゆっくりと食べる。
     決して咀嚼回数が少ないわけでもないのにみっちりと詰めたはずの弁当箱はみるみるうちに隙間が出来て、始まりと同じようにパンと手と手が顔の前で重なる。
    「ごちそうさまでした」
    「お粗末さまでした」
     定型文を返してまた半分以上残る自分の分に集中する。相澤くんは壁の時計を見上げ、十五分寝ますと宣言してソファにそのまま横になった。
     黒いヒーロースーツの腹の上で組まれた相澤くんの手元を眺める。
     服の下、肌の内側の胃袋に食物は落ちていった。
     彼が私のお弁当を食べてくれるようになってどのくらいになっただろう。
     私が愛を込めて作ったお弁当達が相澤くんの体を作る源の一部になるのなら、私の愛もまた彼の体に溶けて染み渡っていればいいのに。
     そんな願いを込めて作っているのだと知らせたら、すごく気持ち悪いものを見る目を向けられるのがわかっているから言えないけど。
     宣言の十五分に届く寸前、ソファの肘置きから垂れ下がる彼の髪を少し軽く指に巻き付けた。
     蓄積されていれば、きっとこのくらいは私の愛で出来ていてもいいのになあ。
    「校内でそういうのやめてくださいって言ってます」
     今の今まで眠っていたとは思えない反応で上体を起こした相澤くんは、文句は言いつつ持ち上げたままの私の指を振り払ったりはしない。
    「ごめん。つい」
     だけど、私が指を解かないのに怪訝そうな顔を向け、それから私をそのままの表情で見上げた。
    「何かありましたか」
    「……君が愛おしいな、という気持ちを噛み締めていたんだよ」
    「は」
     心配して損した、と言いたげにむっとして息を吐きソファから降りようとする相澤くんの表情に、ふと気配を感じる。
    (ああ)
     そこに、あるんだね。
    「なんですか。ニヤニヤして」
    「なんでもない。お弁当、明日も食べてくれよな」
    「……はあ。言われなくても食べますが」
    「明日のおかず、何がいい?」
    「なんでもいいです。全部美味いんで」
     平然と真顔で言うもんだから嬉しさにでへっと崩れてしまったのは許して欲しい。変なものでも食べたのだろうな、と言いたげに相澤くんは私の様子がおかしいことにはそれ以上触れず後片付けを始める。
    「私、幸せだなあ」
    「熱でもあるんですか」
    「君にお熱だけど」
     げし、と乱暴な足が私のふくらはぎを蹴った。
    「調子乗ってんですか、オールマイトさん」
     低い声に甘え過ぎたと悟った私は姿勢を正して良い子に努めようと湯呑みをふたつ急いで洗った。

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    ankounabeuktk

    DONEなすさんのオールマイトの「消太」呼びについてよ妄想に爆萌えした結果のえろい方。
    でも挿入はない。
    イーブン【オル相】 しょうた、と名前を呼ばれて俺ははっと意識を戻した。
     まだ薄暗がりの部屋の中、尻が痛い。
     見慣れない風景に一瞬自分がどこにいるのかわからなくなり、身と息を潜めたまま本能的に周囲の気配を窺う。
     徹夜からの夜警当番だった。オールマイトがうちに帰って来てよ、と甘えて言ったのを何時に終わるかわかりませんからとはぐらかした。終わった時には疲れと眠気はピークを超えているだろうし恋人としての義務を果たせる自信がなくて。そうかあ、と残念そうに言ったオールマイトはそれ以上食い下がることはなく、俺はすみませんと週末に一緒に過ごせない申し訳なさに頭を下げて寮を出たのだ。
     そして明け方に平和に終わった帰り道、眠気に任せてぼんやり移動していたらオールマイトのマンションの前に立っていた。あんなことを言ったくせにここに帰るんだと刷り込まれていた意識が猛烈に恥ずかしかった。こんな時間にチャイムを鳴らして部屋に入るのは非常識だ。オールマイトは窓から来る俺のために寝室のベランダの窓の鍵をいつも開けている。今日も有難くそこから入ろうと捕縛布を使って真上に駆け上がった。カーテンはレースのものだけが閉じていたが、暗さで中を窺い知ることはできない。窓に手を掛けたら案の定からからと開いた。
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