wave_sumi いろいろなげすてる。最近の推しはなんかそういったかんじ性癖が特殊。性転換が性癖 ☆yên lặng theo dõi Yell với Biểu tượng cảm xúc POIPOI 65
wave_sumi☆yên lặng theo dõivẽ nguệch ngoạc唐崎の夜雨、たいむ……らぷす……?脚注アレして論文みたいになってる。やばい。 hiển thị tất cả (+2 hình ảnh) Nhấn để toàn màn hình(kích thước: 1240 x 1754).Đăng lại bị cấm Hãy gửi phản ứng! freqphổ biếnsnackkhácXử lý thanh toán Câu trả lời từ người sáng tạo Hãy theo dõi!☆yên lặng theo dõi wave_sumiQUÁ KHỨ2023 JBFにて無料配布していたものです、しの♂×ぎゆ♀(異形、魚)煙草吸って縁日に繰り出して金魚掬いするにんぎょちゃんKeyWord:夏祭り・ぎゆ人魚・金魚すくい・新曲浦島人魚の仕入れ 透明な釣鐘がちりりと響く。真夏の空色を写し取ったガラスが震え、涼やかな音をあたりに響かせている。夏の音、虫の音、清らかな音―― 「雪の音だ」 深い、ふかい池の底にて。真冬に閉じ込められた魚は雪の音を知っている。 うすはりの氷のなかに、しんしんと積もる雪。音もなく、ただただ積み重なるだけの六花は真白な塊となってうずもれてゆく。その小さな音を、この女はいつも聞いている。 大池の茶室にて。体を水に浸しながら(それこそ、温泉にのんびりと浸かるような風体で)豊かな黒髪を水面に流した女が言った。真夏の夜の夢(A Midsummer Night's Dream)が脳裏に浮かぶ。幻想的な現実は、女が水面を打つ音で破れていった。 1417 wave_sumiPHÁT TRIỂN▶お餅を焼く(2/2)(なんであんなクソ不味ィやつ思い出すんだァ) 鼻に抜けた炭の香りから、人間だったころの人魚を思い出す。揺れる黒髪が艶めかしいと思ったのはいつ頃からだっただろうか。それを知ってから、実弥は義勇を嫌うようになった。今思えば、避けていたのだろう。本能でアイツが女だということを嗅ぎ取って、それを認めたくなくて、避けていた。真正面から見れば、うっかりアイツに惚れちまいそうで、俺は避けていた。 『不死川、神崎から餅を貰った』 最終決戦後、蝶屋敷から退院してお館様に挨拶を終えた後だったか。急に冨岡が話しかけてきた。片腕になったアイツは、未だに女であることを隠していた。書生のような男の装いで、前よりはよく笑うようになっていた。 1371 wave_sumiPHÁT TRIỂN▶お餅を焼く(1/2)「餅食いてェ」 「わかりました」 一口大にまるめられた、まだ少しやわらかな餅を火にかける。ストーブの上に網を置き、転がらないようにふたつ。菜箸でつつけば、まだ固い。いまのうちにと、アオイは給湯室から調味料を持ち出した。醤油、七味、砂糖、ついでにマーガリン。小皿をいくつか揃えて、土間へ戻る。 「焼けてきてんぞォ」 網の上を転がる餅に、ほのかな焦げ目がついている。真っ白な肌に少しオレンジ色が差した。実弥が餅を返してくれていたようで、球状のもちが少し平らになっている。 「面倒を見て下さったんですね。ありがとうございます……私は醤油で焼きますが、実弥さまは」 「焼けてからつけるわァ」 わかりました。アオイは実弥から菜箸を貰い、醤油皿に焼き色のついた餅を浸す。片面づつを浸して、網へ戻す。網の熱がじゅわりと餅に伝って、焦げた匂いが広がった。醤油のこげた香りは、なぜか胃袋を刺激する。喉の奥からわきあがる唾液をごくりと飲み込んで、アオイは餅を裏返した。 1405 wave_sumiPHÁT TRIỂN▶鶴の後についていく「実弥さま!」 「ンだよォ」 鶴翼をはためかせて飛べば早いだろうに、この鶴は律義に足で歩いていた。一本下駄が溶けのこった霜を踏み、くしゃり、とも、ざくり、とも言えない鈍い音がつま先を汚す。くしゃくしゃと歩いていく実弥の傍に駆け寄って、アオイはその隣に並ぶ。歩幅が緩んだのは、気のせいではないだろう。 「おはぎ、余っているので。戻ったら食べましょう」 抱きかかえたおはぎを、実弥の目に入るよう持ち上げる。色素の薄い三白眼をぎょろりと動かし、おはぎの包みを一瞥して鶴は是の返事をした。この鶴は、芯からおはぎが好きなようだ。顔なじみになった雑貨店の老婆が脳裏でにこにことほほ笑む。北海道のいい小豆をどこから仕入れているのだろうと考え、北海道だなと思考が着地する。 1273 wave_sumiPHÁT TRIỂN続いてます!!▶煙草が欲しい 要求は煙草だった。ハンガーにかけた上着に隠し持った煙草を引き出して、人魚が慣れたようにフィルタを咥える。ライターのこすれる音で、火がともる。 ぽ、と灯った煙草を人魚が呑めば、ずくずくと嫌な音を立てて魚がヒトになっていく。人工物を摂取すると、魚はヒトになるという。ならば、鶴はどうなるのか。そこまで考えながら、アオイはこの光景を眺めていた。 (……ホストクラブ) 聞きかじった情報の中から、このシーンに近い体験ができるだろう場所をはじきだした。歌舞伎町にあるというホストクラブでは、男が女にかしづいて、煙草に火を灯すという。兄の容姿ならトップになるのも問題はないだろう。その上の兄も、弟も。三兄弟が店に出るホストクラブで一儲けできるのではないだろうか。アオイはそこでスタッフとして勤務、元締めは……というところまで想像して、切り上げた。おそらく、この家の主はそういったことはしないだろうし、もしそういったことをするようになったら、産屋敷もいよいよということだ。いや、秋の祭りでやるかもしれない。その時は……ええと。おはぎを作ることに徹しよう。 1221 wave_sumiPHÁT TRIỂN▶目を合わせる 握られた指先から、温もりが流れてくる。ぱちりと合った瞳は、兄の目線とかちあった。 「美味しい和菓子です。堂々としていなさい」 か細く鳴くような返事をして、緊張の糸をすこし緩める。一人の人間と二つの怪異が茶菓子を咀嚼し、のみこんで。まず開かれた口は人間のものであった。 「アオイは」 ぐ。兄の指を握り返す。アオイの緊張は頂点に達していた。握り返された中指が痛い。しのぶは、黙っていることにした。 「料理も上手なんだね。上品で、繊細な味だ」 誉め言葉が出た。うれしくて、恥ずかしくて、ほっとして、感情の波が立つ。ざわざわと心の水面が波立って、不意にかくりと膝が折れた。腰が抜けた、のかもしれない。安堵と満足と羞恥と、ほわほわとした感情が折り重なって、年の瀬からほぼ徹夜で餡を炊いた疲労が出た。ふらりと揺れた身体を受け止めてくれたのは兄だった。 1990