フォ…… だいたい⭐🎈落書き用保管庫。皆さんのスタンプに助けられています……ありがとうございます…………!@prsk_ruirui ⇒ツイッター ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 29
フォ……☆quiet followTRAINING散らかる部屋問題についてお題「免れたロボット」15分トレーニング 121547文字(所要時間約3分) ##司類 司はガシャガシャとロボットの残骸をかき分けながら、類の部屋に入り込んできた。 その折には「うわ」だの「いたい」だのといううめき声オプションがついている。「類、そろそろまずいんじゃないのか?」「そろそろまずい? 何がだい?」「……この部屋の事だ! 一体、どうやったらこの短期間でこんなに散らかるんだ?」 司は玄関よろしくマットを敷いた入口で靴を脱いでしまった事を少しばかり後悔しているらしい。 ぶつぶつと少しばかり小さく悪態を付きながら、それでも部屋に呼び入れた類のすぐ近くまで、しっかりと来てくれるのである。「あぁ。最近新しいロボットを作っていたからね。そうだ! 司くん、見るかい? 昨日キミのためにとてもいいロボットを作ったんだ……!」「いいやいい! 類。むしろお前はどうやってこの部屋に入ったんだ……?」 彼は類が少し前に用意していた来客用椅子をしっかりと見つけ、何とかその場所に座り込む。どうしても気になったのか、手元の届く範囲でしっかりと、積み上げられたおもちゃのようなそれらを少しずつ片付け初めている。「……ああ。いつ、入ったんだったかな? 確か、部屋に入った時はこんなじゃなかったんだけどねぇ」「作業してるだけでこんなになるものなのか?」「発明、っていうのはそういうことだよ。司くん。」「うーむ。何だかな……俺は、たまにお前が心配になるぞ?」 頭を抱えている様子の司を見やる。 類は、随分前から完成したロボットを見つめる形になったまま、その場所から一切動くことができなくなっていたのだった。 動けない。というのは何も身体的な問題があったわけじゃない。 これまで司が言っていたのがその理由であり、詰まるところ、この部屋の荷物があまりにも溢れかえってしまったせいで、外へ出られなくなっていたのだった。「……ところで司くん、ちょっとお腹がすかないかい?」「腹? そうだな、今日はまだ昼を食べてないな」「そうかい! ちょうど良かった! ここにね、デリバリーサービスのチラシがあるんだよ。丁度昼時だから頼んでも一時間くらいかかるかもしれないけれど。ここのお店なら僕も食べられるメニューがたくさんあるし」 スルリ、と一枚の紙を司に渡す。 最近この辺りで始まった、新しいデリバリーサービスのクーポン付きチラシであった。 先日、その話を二人でしていたので取っておいたのだ。司はそれを見つめながら、けれど少し渋い顔をする。「……それはいいんだが…………類。この部屋に運んでもらうのか?」「うーん、そうだね。困ったことに、この部屋にはたくさん物が溢れてしまったから、ここからは出られないしねぇ」「……配達は一時間くらいかかるのか?」「さっき見たら、だいたいそんな感じだったねぇ」 類は先程出来上がったロボットに触れながら、なんともなしを装って司に言葉を投げる。一方の司はいつの間にか彼の携帯を取り出して、デリバリーのサイトをくまなく確認しはじめたようだった。「…………類。これ頼んだら、来るまでの間に全部片付けるぞ、いいな?」「ふふ、もちろんだよ司くん。司くんは、片付けるのが上手だからねぇ」 はぁ、と司は小さくため息をついたようではあるが、彼が手伝ってくれるのは明白である。生まれ持っての世話好きなのか、類の足りない所を彼は補完してくれる。それに、こうやって罠にはめたとしても類と関係を続けてくれるのが彼の良いとろこであって、それを類はとても好んでいるのだった。「それで、類は何を食べたいんだ?」 挙げ句、デリバリーの注文までしっかりと行ってくれるようである。 類は「そうだねぇ……」と一つ間を置いてから、先日、司が食べたいと言っていたメニューを思い出しながら、それに近い料理を伝えていくのだった。[20210410]Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow フォ……DONE二十代後半 半同棲?の⭐🎈※🎈誕サイストネタバレあります。「……そういえば、初めてキスをしたのも、僕の誕生日だったね」まるで物語のように進む僕達の恋は きしむ窓をザラリと開いてやると、閉め切られ、停止していた気配が少しずつ動き出してくる。新鮮な空気だ。司は、そんな様子を慣れた調子で感じつつ、気を良くして何度も深呼吸。そして、腰に手を当てては持ち前の超大デシベルの大声で「帰ってきたぞ!」などと高らかに叫んでみるのであった。 久しぶりの我が家。前に住んでいたのはもう一年以上前にはなるが、やはり自分の家というのは落ち着くというものだ。 浮ついた気分。 そのまま、彼は勢いづいて美しくターンしながら踵を返す。そして、そんな司の奇行をクスクスと笑いながら見つめている、彼の愛おしい人に向き直り「はじめるぞ、類!」と軽やかに声かけるのだった。 「水道とガス、電気は問題なく通っているみたいだよ。部屋はこれから見てくるね」 2954 フォ……DONE司類版ワンドロワンライ お題:『化粧』『本番5分前』より 1h(2766文字)光の中へ 舞台袖に準備したペットボトルに手をかける。幕はまだ降りている。舞台袖に光はなく薄暗闇の中でだが、しかしいつもの習慣ともなれば何ら問題はない。 類はぞんざいにキャップを取り外し、その中身をグビリと流しこんでいく。乾いた口内に清らかな水分が満たされて、ああ、自分の身体は随分乾いていたのだと気づかされるのだ。 ワンダーステージで公演されている、ワンダーランズ×ショウタイムの舞台開始五分前。常日頃は自己管理をたいして行わない類ではあるが、このタイミングでだけは、伸びやかな演技をこなすためにも水分補給を心がけているのであった。 類がそうやって水を含んでやると、後ろ隣からも似たような喉の音がする。果たして、振り返ってみてやると、思っていた通りに類の恋人である司が舞台衣装に身を包み、同じように身体を潤しては舞台に飛び出すための準備をしているのであった。 2773 フォ……MOURNINGPCから発掘された落書き⭐🎈キスお題の一部だったはず……(2153文字)5.閉じた目の上なら憧憬のキス 端正な顔だな、と思った。 それは類が司の眠る顔を見て初めて気づいた感情だ。 ワンダーランズ×ショータイムの劇場で、その公演を終えたさなかの一幕だ。 次の公演までは、あと一時間程度ある。忙しない公演と公演の合間だ。少しばかりの隙間を使い、天馬司は舞台裏の古びたソファの上で仮眠を取っていた。 「司くん?」 そこへ、通りがかった神代類。いつもであれば類もその辺りで舞台演出の修正を行いながら次の公演へ向けて準備しているのだが、今日はそこに意外な先客がいたのであった。 類が、覗き込むようにして問いかけるが彼からの反応はない。 やあ、困ったね。君がこんなところにいるなんて思わなかった。 天馬司は体力のある男だ。だから、常日頃から彼が弱っているところを見ることは意外にも少ない。暑さにとろけ、あるいは空に飛ばされたとしても、少しばかりの暗転をしてからはけろっと元に戻っている彼なのだ。 2238 フォ……MOURNINGPCから発掘された落書き⭐🎈キスお題の一部だったはず……※15禁(886文字) 1091 フォ……INFOこれ以前のお話はだいたいpixivにまとめています。どうぞよしなに……司類log1https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15224854 フォ……TRAINING司の作るカリカリベーコンお題「嘘の夜風」15分トレーニング 201372文字(所要時間約3分)妙に気だるい朝だった。目を開き、辺りを見渡すが照準が合わない。もぞもぞと動いてみるが、肩と腰が妙にぎくしゃくと軋んでいる。 類は、元より低血圧である。だから起きがけの気分は大抵最悪なのではあるが、今日のそれはいつもの最悪ともまた違う、変な運動をした後のような気だるさがあるのだった。「類、起きたのか?」 まだ起ききっていない頭の片隅を、くぐもった通る声が聞こえてくる。司の声。どこから声をかけてきているのか。それに、妙な雑音が彼の言葉に混じって聞こえ、よくよくその場所を判別できなくなった。「……起きてるよ、たぶんね」 重い体を何とか起こしてみる。体に巻き付いているシーツがいつもと違う。自室にあるソファに投げ捨てられているシーツでも、家の中にあるベッドとも違う、少し手触りの良い物だ。それに、類は今、何も身につけていなかった。 布団を通り抜け、ひやりとした風が入り込んでくる。少し回復してき思考が回り始めてからようやく、昨日、司の家に泊まったのだと思い出すのだった。 司は、大学に入ってから一人暮らしを始めた。類はそんな彼の現状を甘んじて受け止めて、よくよく彼の家に泊まるよ 1422