フォ…… だいたい⭐🎈落書き用保管庫。皆さんのスタンプに助けられています……ありがとうございます…………!@prsk_ruirui ⇒ツイッター ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 29
フォ……☆quiet followTRAININGアルパカを着ている類お題「アルパカの本」15分トレーニング 181071文字(所要時間約2分) ##司類 「司くん、こういうのはどうだい?」「…………類、よくそんな物見つけてきたな?」 類が今、着こなしているのはもこもことした綿つきのコスプレ衣装。ただしコスプレ、とは言っても何も性的な魅力のあるタイプのそれでなく、どことなくチープで、いわゆる宴会衣装に相当するような形の物ではあるのだが。 類の着るそれに呆れているような表情で司は見つめ返してくる。 それが、何となく楽しくなって、衣装の装飾品として備え付けられていたもこもこの手袋で彼の頬に触れてやる。「……っ、おい! やめろ!」「ふふふ、まぁこの感触は良いんじゃあないかな? 子どもたちも、喜んでくれそうだしね」「しかしだな……!」 彼にちょっかいをかけるために、類が動くと頭の先が少しぐらぐらとした。 この衣装には、類の頭の上に当たる場所から上に生えるようにして、何とも滑稽なアルパカの顔がくっついているのであった。「司くん。アルパカという生き物を見たことはあるかい? アルパカってね、結構シビアないきものなんだ。餌を持ってるとすごいスピードで近寄ってくる。でも、愛嬌を振りまくタイプではないから、食べ終わったらすぐにいなくなってしまうんだ。元は穏やかな動物だからね。少し警戒されたのかもしれない。……でも、遠くで穏やかに仲間たちと生活している様子は、見ていてとても興味深いんだよ」「へぇ……で、お前はオレに餌をくれって言ってるのか?」「うーん、どうだろう。僕、何か欲しがってる顔してるかい?」 グリグリと彼にふわふわを押し付けている手を止める。 類が引いてしまうと、今度は逆に司の方からそのもこもこに触れ返してきた。 類は先に彼に言われた言葉に返答を返さない。何ともなしに答えにつまり、さり気なく話を変えることにした。「……ついでにね、この格好でバルーンアートを渡すと面白いかなとおもってね」「まぁ、な……」 今、二人で話していたのはワンダーランズ×ショウタイムの新しい演目の話であった。 彼らのショーも、少しばかり人々に認知されてくるようになっていた。その中で、ある日、幼稚園の団体様からの予約が入ったものだから、そこへ少し変わった趣向をしようと案を差し出していたのであった。「アルパカ、な……?」 司はひとりごち、類の手のひらに備え付けられたふわふわを触りながら言う。少しくすぐったい。が、意外と強情な司のことだから、類が逃げようとしても話してくれないのだろう。 何かを考えている彼の表情を少し上から見つめつつ、類は彼が何かしら新しい企画を思いついているであろうことを想像するのだった。[20210414]Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow フォ……DONE二十代後半 半同棲?の⭐🎈※🎈誕サイストネタバレあります。「……そういえば、初めてキスをしたのも、僕の誕生日だったね」まるで物語のように進む僕達の恋は きしむ窓をザラリと開いてやると、閉め切られ、停止していた気配が少しずつ動き出してくる。新鮮な空気だ。司は、そんな様子を慣れた調子で感じつつ、気を良くして何度も深呼吸。そして、腰に手を当てては持ち前の超大デシベルの大声で「帰ってきたぞ!」などと高らかに叫んでみるのであった。 久しぶりの我が家。前に住んでいたのはもう一年以上前にはなるが、やはり自分の家というのは落ち着くというものだ。 浮ついた気分。 そのまま、彼は勢いづいて美しくターンしながら踵を返す。そして、そんな司の奇行をクスクスと笑いながら見つめている、彼の愛おしい人に向き直り「はじめるぞ、類!」と軽やかに声かけるのだった。 「水道とガス、電気は問題なく通っているみたいだよ。部屋はこれから見てくるね」 2954 フォ……DONE司類版ワンドロワンライ お題:『化粧』『本番5分前』より 1h(2766文字)光の中へ 舞台袖に準備したペットボトルに手をかける。幕はまだ降りている。舞台袖に光はなく薄暗闇の中でだが、しかしいつもの習慣ともなれば何ら問題はない。 類はぞんざいにキャップを取り外し、その中身をグビリと流しこんでいく。乾いた口内に清らかな水分が満たされて、ああ、自分の身体は随分乾いていたのだと気づかされるのだ。 ワンダーステージで公演されている、ワンダーランズ×ショウタイムの舞台開始五分前。常日頃は自己管理をたいして行わない類ではあるが、このタイミングでだけは、伸びやかな演技をこなすためにも水分補給を心がけているのであった。 類がそうやって水を含んでやると、後ろ隣からも似たような喉の音がする。果たして、振り返ってみてやると、思っていた通りに類の恋人である司が舞台衣装に身を包み、同じように身体を潤しては舞台に飛び出すための準備をしているのであった。 2773 フォ……MOURNINGPCから発掘された落書き⭐🎈キスお題の一部だったはず……(2153文字)5.閉じた目の上なら憧憬のキス 端正な顔だな、と思った。 それは類が司の眠る顔を見て初めて気づいた感情だ。 ワンダーランズ×ショータイムの劇場で、その公演を終えたさなかの一幕だ。 次の公演までは、あと一時間程度ある。忙しない公演と公演の合間だ。少しばかりの隙間を使い、天馬司は舞台裏の古びたソファの上で仮眠を取っていた。 「司くん?」 そこへ、通りがかった神代類。いつもであれば類もその辺りで舞台演出の修正を行いながら次の公演へ向けて準備しているのだが、今日はそこに意外な先客がいたのであった。 類が、覗き込むようにして問いかけるが彼からの反応はない。 やあ、困ったね。君がこんなところにいるなんて思わなかった。 天馬司は体力のある男だ。だから、常日頃から彼が弱っているところを見ることは意外にも少ない。暑さにとろけ、あるいは空に飛ばされたとしても、少しばかりの暗転をしてからはけろっと元に戻っている彼なのだ。 2238 フォ……MOURNINGPCから発掘された落書き⭐🎈キスお題の一部だったはず……※15禁(886文字) 1091 フォ……INFOこれ以前のお話はだいたいpixivにまとめています。どうぞよしなに……司類log1https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15224854 フォ……TRAINING司の作るカリカリベーコンお題「嘘の夜風」15分トレーニング 201372文字(所要時間約3分)妙に気だるい朝だった。目を開き、辺りを見渡すが照準が合わない。もぞもぞと動いてみるが、肩と腰が妙にぎくしゃくと軋んでいる。 類は、元より低血圧である。だから起きがけの気分は大抵最悪なのではあるが、今日のそれはいつもの最悪ともまた違う、変な運動をした後のような気だるさがあるのだった。「類、起きたのか?」 まだ起ききっていない頭の片隅を、くぐもった通る声が聞こえてくる。司の声。どこから声をかけてきているのか。それに、妙な雑音が彼の言葉に混じって聞こえ、よくよくその場所を判別できなくなった。「……起きてるよ、たぶんね」 重い体を何とか起こしてみる。体に巻き付いているシーツがいつもと違う。自室にあるソファに投げ捨てられているシーツでも、家の中にあるベッドとも違う、少し手触りの良い物だ。それに、類は今、何も身につけていなかった。 布団を通り抜け、ひやりとした風が入り込んでくる。少し回復してき思考が回り始めてからようやく、昨日、司の家に泊まったのだと思い出すのだった。 司は、大学に入ってから一人暮らしを始めた。類はそんな彼の現状を甘んじて受け止めて、よくよく彼の家に泊まるよ 1422