10/21:ランタン とある町に立ち寄った日のこと。グランはその町の長からある相談を持ちかけられていた。
町長は今年の収穫祭を前年よりも盛り上げたいと考え、近くの森をハロウィンのランタンで飾り付けるイベントを考案したらしい。しかし、他の催し物の準備に追われた結果、森の安全性についての調査までは手が回らず、腕の立つ騎空士に依頼をしようと考えているのだと。
グランが自分も騎空士であると話し、町長の相談を騎空団の団長として正式に依頼として受け、団員達と分担しながら森の調査を進めることになった。
明るい時間帯に確認した時点で、森の中に住む魔物は、こちらから手を出さない限り温厚に過ごす種類ばかりだということや、所々に散見する獣道に誤って入らないよう注意さえすれば問題はなさそうだった。
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