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    Ac_4265

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    ひいてと小説『ホワイトリリィの純愛』の設定2。
    先程上げた設定の補足です。

    ##ひいてと

    【スノウリリィ】
     通称『白百合ノ国』。代々天使の血を引いていると伝えらえる天城家が国を治めている。元々は自治区のようなものだったが、ブルーローズの助言もあり独立して1つの国になった歴史を持つ。騎士団の名が薔薇の名前を冠するのはその名残。
     古くから天使信仰に熱心な者が多く、スカイハイまで巡礼に行く国民も少なくない。ただ、その影響で悪魔や穢れたものを嫌い差別する傾向にある。
     建国より大きな争いが1度も起こっていない豊かな国だが、貧富の差が年々問題になっておりスラム街も存在する。当代の王である燐音は精力的に問題に向き合っているが、破天荒な彼をよく思わない貴族も存在する。


    【グリーングロウ】
     通称『大樹ノ国』。どこまでも続くなだらかな土地と、城を守るようにそびえ立つ大樹が特徴的な国。広大な土地と穏やかな気候を活かした農産業が盛ん。
     過去にブルーローズから侵攻を受けたことがある。しかし、ブルーローズが食糧難に陥ったところでグリーングロウは食料の援助を行う。正に『敵に塩を送る』形で争いは終結し停戦条約が結ばれた。
     次代の王は大樹に愛される王子だという。誰もが羨む美貌を持っているにも関わらず引っ込み思案であり、その姿を見た者は多くないという。


    【ブルーローズ】
     通称『青薔薇ノ国』。この一帯では1番古くから存在する国であり、領地も1番広い。代々朱桜家が治めているが、特殊な事情により別の家の者が一時王を務めることもある。
     一時期は他国へ侵攻を重ねていたが現在では落ち着いている。しかし年々トイエンパイアとの関係が悪化しており、行く末を案じる声も少なくない。
     現在はホワイトリリィに修行に行っている王子の代わりに、月永家の者が王を務めている。中々の曲者で家臣の頭を悩ませている模様。


    【スカイハイ】
     通称『空ノ国』。切り立った山の上にある小さな国で、他国に住んでいる者が訪れると天空にいるような心地になるらしい。
     険しい道のりを経なければならないが、天使信仰の聖地があるため多くの人が巡礼のためにやって来る。食料は以前は細々と国民たちの作ったもので賄っていたが、近年はグリーングロウから輸入しているものが多い。
     当代の王は神に選ばれた少年。なんと空を駆けることができるという不思議な力を持つらしい。


    【トイエンパイア】
     最近できた国のため通称名はまだない。グリーングロウとは真反対の工業国で、近年急激に勢力を拡大しているため近辺の国から警戒されている。
     元々朱桜家に反感を抱いた者が集ってできた国のため、ブルーローズととにかく仲が悪い。また、サンクチュアリと強い繋がりがあり、支援を受けているという噂が流れている。
     王子は天使信仰の宣教師も務めており、トイエンパイアとサンクチュアリを行き来しているという。


    【セイクレッド・サンクチュアリ】
     天使信仰の本拠地が独立して1つの国になっているという特殊な国。聖職者でも上級の者しか出入りが許されず、普通の人間がサンクチュアリに行こうとしても何故が辿り着けないという。スノウリリィとトイエンパイアの山間に存在すると言われているが、詳しいことは定かではない。
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