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    okeano413

    @okeano413

    別カプは別時空

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    甲操 みどりいろのひび
    ※攻めの女装 三次創作

    ##甲操
    ##三次創作

    2021.11.24

     布をまとえば朝が来る。カーテンも開かずの薄暗闇でフリルを整えられるくらいには、このお洋服とも付き合いが長くなった。
    「おはよう。今日はなにして過ごす?」
     音も立てずに用向きを探しに来る主人の声に、またかと呆れるのも慣れたものだ。そのうち、呆れてやるのも諦めるだろうか。囲うように匿われるのも、人懐っこく遠慮のないのと付き合うのも初めてなものだから、先の予想がつかない。
    「……ノックをしろと教えたのはあなたでしょう。早くから末端を構っている場合ですか?」
     昨夜眠る前に、なにやら所用を片付けるのが面倒だとぼやいていたはずだが。振り返ると、着せさせられた裾の広い細かな装飾の施されたネグリジェから着替えもせず、先程まで俺のいたベッドに寝転んでいる。
    「僕の家だからいいの〜。拾った子のお世話をするのも主人の役目だもん」
     玩具の手入れ、の間違いだろう。あてがわれた部屋はやたらに広い。眠る以外の機能もないが、二十人で雑魚寝も易いほどに。匿ってくれと逃げ込んだ日、隅の調度品まで値の張りそうなここへ放り込まれた時はありがたく身を投げだして眠ったものだが、本気で俺の私室として、ついでにお昼寝の場所としておろしたての寝具まで運び込ませたとはまさか思うまい。
     じろじろと品定めされる事はなかったが、訊ねる俺をもののようにも扱おうとしない使用人の不気味な態度が記憶にこびりついている。
    「君の話を聞くのも楽しいけれど、たまには僕のないしょばなしでもしよっかな。お話したいこと、たくさんあるんだよ」
     一人で予定を組み立てたらしい坊っちゃんが、シルクの裾から伸びる生脚をぱたぱた揺らす。撫でる爪先はすっかり冷たい。近付いても食事の匂いはしない。ぐっすり眠って、機嫌良く目覚めでもして、裸足でここまで駆けてきたらしい。
    「その前に、腹になにか入れましょうよ。ただでさえ不健康なんですから」
    「君が作ってくれるなら食べるよう」
    「料理人に落ち込まれるのはいやです。布一枚で過ごそうとするのもやめてください」
    「はあい。隣、座ってくれるよね」
    「ご命令であれば」
    「おねがいなのにな」
     大きな屋敷を背負う身だが、聞き分けはそれなりにいい。ちぇ、と唇を尖らせて、俺の枕を抱きしめる。このまま歩かせたら余計にいけない。食事に向かわせる為には、空間を与えられた俺よりものびのび過ごす少年に、まずは置きっぱなしの私服を着せるところからだ。
     壁に隔てられた向こうのウォークインクローゼットから適当に見繕って戻ると、お利口にボタンを外しながら待っていた。覗く胸元まで薄い。ぱたぱた走り回るくせ、小さなショコラで済ませようとするからだ。
    「ボタン、外せるならご自分で着てくださいよ」
    「どうして。君が選んだのだから着せてくれるべきでしょう」
    「……はあ……」
     無抵抗な腕に、少しだけ意図を持って触れてみても抵抗はない。指を滑り落ちるシルクを脱がせて、腹を冷やさないようアンダーウェアを被せてから、少年に着せるにしては可愛らしい薄ピンクをまとわせる。何枚か重ねれば、薄い体も少しはましになった。ネグリジェは、適当に置いておけば他の使用人が適切に手入れしてくれる。誰も彼も慣れたものだ。主人が野良犬の元へすっかり入り浸るのを誰も見咎めない程度には自由の身であるらしい。
    「ありがとう」
    「いいえ」
     礼を怠らないところはいい。こいつの距離感も、どうして異性装をさせられているのかも教えられないままだが、こいつの作った箱庭は、肌に合わずとも居心地はそう悪くない。
     今日も一日が始まる。どうせ、昨日と代わり映えはしない平和な一日が。エスコートまで望む手を無視して赤ん坊のように腋に手を入れて立ち上がらせる。寄り掛かろうとするのを避けても、機嫌を悪くしたふうもない。
     散歩に付き合う弟のように、半歩後ろを歩きたがる主人を好きにさせて、眠る前に鍵を掛けたままにした扉を開く。毎度律儀に掛け直しているのか、どこかに隠し扉でも作っているのか知らないが。
    「今日こそは操って呼んでね」
     俺を名で呼ばないくせに。
    「ここを追い出される日に、呼びますよ」
    「えーっ、それじゃあ一生呼ばれないじゃない。条件緩和を要求します」
     全面の窓からやわらかな日差しが差し込む。ダイニングルームに付いたら、メイドの用意した熱めの紅茶に砂糖をふたつと、ミルクを五ミリリットル注いで、やけどしない程度まで混ぜてやって。ブレッドの焼き上がる香りにまじってバターの気配がする。スープを飲ませろとねだるのを断ったら、後は静かな時間だ。確約のない日々を、せいぜい楽しむとしよう。
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    陈肥驴零号机

    TRAINING
    法式咸派仙人 今天椎名君给我带来一个好消息,我最爱的法式咸派正式加入月桂的菜单了呢!
    要说我对法式咸派的喜爱,只能用人尽皆知来形容了吧。啊啊,每次结束一天的行程回到家,果然没有什么食物能比法式咸派更能犒劳疲惫的身体了呢!
    享受法式咸派的过程从纯君被我赶进厨房开始,接着厨房里开始响起乒乒乓乓锅碗瓢盆碰撞的声音,亲爱的法式咸派开始酝酿了。不用过多久,馅料在锅里翻炒的味道连坐在客厅沙发上都能闻到,即使不加入其他食材,光是洋葱和大蒜在热橄榄油中迸发出的香味就足够令人食指大动。等到纯君在厨房里大声喊,喂——阿日前辈,可以来吃了哦,一盘美味的法式咸派就诞生啦!端上桌的咸派已经被贴心地切成了三角形的小块,剩下的部分保存进冰箱,这样接下来的几天就都可以享用到咸派了呢,冰箱真是伟大的发明。用勺子挖下恰好一口的大小,恰到好处的大小也是品尝咸派的必要条件哦。马苏里拉芝士会和富含纤维的菠菜拉出长长的丝带,鸡腿肉负责提供一些嚼劲,鸿禧菇和菠菜可以让咸派不至于太过厚重,顺滑的芝士,鲜咸的培根碎,每一样食材的存在都必不可少,我再次宣布,法式咸派是世界上最完美的食物!感受着所有的食材在口腔中翻滚,简直就是味蕾的盛宴。啊!积攒了一天的疲劳在这一刻都被一扫而空,这就是所谓的comfortable food吧!
    2320

    yingying

    SPUR ME*双方自愿基础上的角色扮演,含有一纳米的BDSM要素➡️
    *因为从头到尾都在做所以放不出什么试阅部分,很纯爱的题目很佐艾的内容和很纯爱的结尾,「爱」——💗💗
    *如果喜欢的话请给我评论!💕💕请给我评论……!
    融化棉花糖可可没有比现在更加羞耻的场面了。

    巴日和脱光了衣服分开腿坐在地上,将自己的身体毫不遮掩地展示给面前的人看。红嫩的乳头挺立着,随着呼吸起伏的胸膛向涟纯靠近,然后又远离,像一场再直白不过的引诱。跪坐的动作让巴日和的性器无可避免地紧贴着地面,冰冰凉凉的触感和以往被纯君用手抚慰的感觉完全不一样。巴日和不由地回忆起之前和涟纯做爱的场合:温柔的、纵情的,不管自己提出什么要求都会被尽力满足——哪怕后穴已经被填满了,前端和上半身也会被照顾到。总之不会像现在一样无论如何也抱不到近在咫尺的纯君,后面还塞着兀自震动的跳蛋。性器好歹还能靠磨蹭地面稍稍抒解,乳头只能可怜地挺立在空气中。

    涟纯还算体贴地主动替巴日和摘下口球,因为阿日前辈从刚刚开始就一直在发出“呜呜”的声音,由于快感积蓄而不自觉产生的泪沾水到了睫毛上,偏偏那双漂亮的眼睛还一直盯着自己,表现出来的渴求与希冀已经到达一个难以忽视的地步,所以他还是心软了。
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