活ロマ三次創作(おそカラ)勝手に前日譚「チョロ松、ちょっと」
長期任務から帰ってきたばかりのおそ松は、帰ってくるなり歌劇場の近くにいたチョロ松を捕まえて話しかけた。
「あ、おそ松兄さん。もう戻ってきたの? ……トト子ちゃんと何もなかっただろうな?」
「ねえよ。あったらお前らに自慢しまくってるわ」
鋭い眼光で睨みを聞かせる三男を軽くいなし、うんざりしたように返す。
陸軍一番のかわいさを誇るトト子隊員とふたりきりの出張任務ということで、チョロ松を筆頭に隊の男全員から妬まれた。何かあったら呪い殺す…と四男の恨みがましい声も聞こえてきた。しかし、兄弟たちが想像しているような”良いこと”が現実に起こるわけもなく……。怪異を始末したらあとはいつも通り買い物の荷物持ちだった。
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