Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    なまを

    @gakuaya_0327

    欲望に忠実になれ。
    大体学妖しかない
    大体ワンクッションしてます

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 34

    なまを

    ☆quiet follow

    妖と学が結ばれるまでPart2⃣です。
    Part1⃣を見てから、見てください
    最初当たりはめっちゃ妖の日記です

    #学妖
    learnFromADemon
    #うちよそBL
    privateBl

    〜妖と学が結ばれるまで〜 ②
    妖視点

    妖と学、恋人?になっちゃったよ編

    ……ただ、お前の事をまだそういう目では見れねぇし、恋人らしい事はあまり出来ねぇぞ。お前がそれでいいなら、いい。
    そう学が、俺が喋る前に口を動かす。

    「え、あ、はは………そっか……はっ……」思わず鼻で笑っちまった。あぁ、なんだ、びっくりした。こいつ、俺に気使ってんだ。そりゃあそうだよな、でもこれはある意味ラッキーだ、だって学と一応、付き合えたんだから。
    「ん〜……じゃあ、これからよろしく頼むよ。恋人として。」

    学が頷く

    こうして、3月27日を持って俺と学の恋人としての生活が開始された。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    学と付き合って1週間が経過した。
    うん、学と付き合えた筈なのに、こんなにも辛いと思うのはなんでだろう、!
    まぁそりゃ学は元々そういう目で俺を見てるわけではないし?大変だろうとは思った。それにしたってだ、仮にも恋人として俺はいるんだぞ?俺なりに学に対して恋人としてのアピールはいっぱい調べたし!やってる!もう、キ、、、キスだってした!
    なのにだ、あいつは俺を恋人だと思ってない!いつまでも弟扱いしてくる。しまいには好きがわかんないときた、俺の事なんかこれっぽっちも恋愛的に好きじゃないのが嫌でも分かる。
    学は俺の気持ちなんか全然分かんないんだ。
    もう既に辛い。
    ……決めた。学と付き合って1ヶ月は頑張る、でも、それでも学が俺をそういう意味で意識してくれなかったら、俺はもう学から離れる。そうしよう。頑張れ俺。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    学と付き合って2週間が経過した。
    今の現状を伝えよう。俺は学の首を愛情表現の1種として噛むようにしてるが、噛んでもそんなに嫌がらなくなったのは進歩かもしれない。
    でも、それだけだ。他何か変わったかと言われても微妙だし。でもなんとなく優しくはなってるかも……?でも扱い方が弟のそれな気がして、学に聞いたらまんま弟みたいと言ってきたので殴りそうになったのをなんとか堪えたのはここだけの話だ。
    恋人ってなんなのか分かんなくなってきた。
    調べても、凪紗にきいてもわかんないや。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    学と付き合って3週間が経過した。
    これまでで、恋人らしい事をしたかと言われたら微妙である。一緒にデートすらしてない。でもお風呂は一緒に入った。凄い嫌な顔をされたのはちょっと悲しかった。俺だって誰彼構わず裸を見せるわけじゃねぇのに……学だから誘ったし……学だからしたのに。
    あとはよく一緒に寝るようになったかな。
    あ、そうだ、なんか急に首噛まれたし、ものすごい痛いんだけど、あの行動の意味調べたら甘えからきてそうなのは分かったけど、多分あいつ寝ぼけてたからまた何かと間違えたんだろう。俺の事好きカウントには入んねぇな。
    学は本当に俺の事好きじゃないんみたいだ……辛いなぁ…………
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    学と付き合って4週間が経過した。
    凪紗から2人で色んなこと話し合ったらどうかと言われたから、学と色々話したけど、俺が過去の話するのが好きじゃないし、学も学で曖昧な表現でしか話してくれなかった。何か変わったかと言われても微妙だった。でもガクは俺含めて付き合った人数が5人らしい。正直妬いた。だけど既に4人付き合ってて、あいつは恋愛が本当に下手なんだなとも実感した。これで最後になるといいな。良い意味でも悪い意味でも。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    4月25日
    ああ、もう、潮時なんだろう。
    俺が限界だ。一緒にいる方が辛いってこういうことだろう。
    学には俺の愛が絶対伝わらないらしい。この数週間で嫌という程分かった。もう学と会わない事にしよう。きっとそれがいいんだ。
    俺達、どこまでいっても噛み合わねぇんだな。
    今のうちに荷物をまとめておく。そんな荷物なんかねぇけどな、元々。勝手に俺が住み着いただけだし。
    「もなか、おいで」
    そうしてもなかを呼べば嬉しそうに俺に擦り寄ってくる。可愛いやつだ。
    「お前は、俺と一緒にくるか?」
    もなかに俺は尋ねる
    「にゃー」
    もなかは鳴くだけだ。恐らく行きたそうにしてる。俺はもなかを撫でて、学の方を見る。
    いつも通り、仕事中だ。パソコンの前に張り付いてる姿ももう見納めだな。

    最後だし、学が俺の事どう思ってるのか聞こう。


    学に近付いて、学を呼ぶ。学はちゃんとこっちを向くようになってくれた。
    学は筆談だから遅いけど、それでも俺は学に色んなことをきいた。

    「ねぇ、学、学は俺の事どう思ってる?」
    (恋人だとは思ってるけど、まだ相棒という意識が強い)
    「そっか、学は俺の事、好き?」
    (分かんない。でも一緒にいたいとは思う。)
    「俺がどっか行くのはやだ?」
    (寂しいとも思うし、やだとも思う。)
    「んー…………そうなんだ…………それは俺も嫌だよ……」

    学の想いと俺の想いは噛み合わない。
    よく分かる。

    そういえば、今まで触れてこなかったけど、恋人って、肉体関係も持ったりするって、そういう事は考えたけど、俺は、学とそういう事がしたいと思ってはいた。学はどうなんだろう。きっと学はこの部分が絶対無理だろう。どうせ最後だし、結果も分かるけど、聞いてみよう。
    恋人だってちゃんと思ってるなら、俺の事そういう意味で意識してくれてるなら、恋愛的に好きなんだろうなとは俺は思う。まぁ、学は違うけど。

    「ねぇ、学、俺と体の関係を持つの、嫌?」
    学は俺から目を逸らして考えている。ペンが動く。

    (別に嫌じゃない)

    「えっ」
    (と、思う)

    「ほんとに?」
    (うん)

    「ほんとにいってんの?ちゃんと俺でそういう事考えたの?」
    学は少し考えてる表情をしてから、頷いた。

    「えっ、いや、お前、本当に、ちゃんと考えたかって??????」
    学はまたペンを動かし、紙をみせる。さっき書いた(と、思う)って字に斜線が引かれていた。そして、(うん)と書かれていた。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    目眩がした。大変な事になってきた……俺は分かってしまった……………………こいつ…………この、桐ヶ谷 学とか言う男…………俺の事、そういう意味で、恋愛的な意味で、ちゃんと好きだ。

    だけど、本人はそれを全く自覚していない。

    え、これ、俺の思い上がりとかじゃないよね?
    え????いや、でも、俺と肉体関係もっても嫌じゃないって事はもうそういう事だろ????
    や、やばい混乱してきた。
    だ、だれか、たすけ、、な、なぎさ、、あ、いない!!!れ、れんらく、、

    妖『なぎさ!!!!俺の事全く恋人だと意識してないと思ってた相手に肉体関係もっても平気かきいてうんって言われたんだけどこれはどういう事!?!?!?』

    凪紗からは脈アリスタンプが送られてきた。

    あぁ、やっぱり、そうなんだ。どうしよう、こんな質問で両想いだと気付けちゃった俺はどうにかしているんだろう。でも、それ以上に嬉しかった。

    俺は学に向き直る。学は急に俺が変な行動したから、不思議そうな顔をしていた。

    「いや……ごめん……気にしないで。あの、その、えっと、うん、まぁ……これからもよろしく、お願いします………………?」
    学は不思議そうな顔をして頷いてくれた。

    俺の計画は見事に潰れてしまった。良い意味で。

    これからも俺と学の恋人生活は終わらないみたいだ。


    次回から妖と学の恋人生活編が始まるよ!
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    なまを

    DONE妖と学が結ばれるまでPart2⃣です。
    Part1⃣を見てから、見てください
    最初当たりはめっちゃ妖の日記です
    〜妖と学が結ばれるまで〜 ②
    妖視点

    妖と学、恋人?になっちゃったよ編

    ……ただ、お前の事をまだそういう目では見れねぇし、恋人らしい事はあまり出来ねぇぞ。お前がそれでいいなら、いい。
    そう学が、俺が喋る前に口を動かす。

    「え、あ、はは………そっか……はっ……」思わず鼻で笑っちまった。あぁ、なんだ、びっくりした。こいつ、俺に気使ってんだ。そりゃあそうだよな、でもこれはある意味ラッキーだ、だって学と一応、付き合えたんだから。
    「ん〜……じゃあ、これからよろしく頼むよ。恋人として。」

    学が頷く

    こうして、3月27日を持って俺と学の恋人としての生活が開始された。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    学と付き合って1週間が経過した。
    うん、学と付き合えた筈なのに、こんなにも辛いと思うのはなんでだろう、!
    まぁそりゃ学は元々そういう目で俺を見てるわけではないし?大変だろうとは思った。それにしたってだ、仮にも恋人として俺はいるんだぞ?俺なりに学に対して恋人としてのアピールはいっぱい調べたし!やってる!もう、キ、、、キスだってした!
    なのにだ、あいつは俺を恋人だと思ってない!いつまでも弟扱いして 3070

    なまを

    DONE妖と学がコンビから恋人関係になります
    お話はまだまだ続く予定ですよ。
    〜妖と学が結ばれるまで〜 ①
    妖視点

    学に知られちゃった編

    なんで、なんで、なんで!!!!!!
    ずっと隠せると思ってた。それでいいと思ってた。それが正解だとも、それならあいつとずっと一緒にいれるとも思ってた。もうほんとに最悪だと思った。胸が苦しくて、泣きたかった。
    俺は学の腕を振り払ってその場から逃げた。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    「はぁ………………あ〜〜………超しんどい…」
    俺は息を整えると力が抜けるように地面にしゃがみこんでしまった。顔が熱い。
    俺は今、いつもの射撃場に来ている。それは別に、幽霊に追っかけられたからとか、銃の練習がてらにそこまで走っていこうとかそういうのじゃねぇ。前者だったら逆にぶっ倒してるし。
    ……事の始まりは、あの、桐ヶ谷 学とかいう男だ。俺の相棒で、俺がもう4ヶ月も、『片想いしてる相手。』……なんだよ、別に、俺もこんな気持ちを抱く予定はなかったし。俺がこんな気持ちを学に抱いてるのも学は鈍感だから気付かねぇとも、そもそも俺自身も言うつもりも無かったんだ。
    でも、バレた。しかも唐突に。
    ほんとにいつも通り俺は、学の、傍に座ってただけなのに…………………… 2617

    miru_ponkotu

    DONE妖と学が結ばれるまでPart①の学視点です。
    語彙がねぇ!色々書きたすぎてまとまらねぇ!
    結論。小説って凄い。尊敬。
    〜妖と学が結ばれるまで~①
    学視点

    妖に言ったら出ていかれた編

    知ってしまった。
    同時に言わない方がいいのだろうとも思った
    だが…俺の悪い癖だ。1度知りたいと、確かめたいと思ったことに関して俺は…
    探究心を抑えることが出来ないんだ

    _______________

    ことの発端は久しぶりに大学に顔を出した帰りだった。一夜(マヤ)とたまたま帰り道が同じで電車で帰る時に色々話していた。すると妖についての秘密の情報を持っているらしくその話しで少し盛りあがっていた。別に楽しい話だったわけじゃないし言われてもピンとくるもんでもなかったが結果、妖を見つめれば分かるかもと言われたので俺は帰って確かめてみることにした。まぁ、そこから色々あって3日ほど入院したのは長くなるから省く。

    _______________

    ようやく落ち着いて来た頃に試してみようと妖の方を見る。ひたすら見てみる。
    傍から見たら完全に変な奴だろう。俺も思う。が、気になるものは仕方ないとひたすらに見つめてみる。
    目を逸らし、あいつの顔が耳が赤くなっていく。それは見た事のあるものだった。

    …いや待て。待て。見間違いか思い違いだ 2202

    recommended works

    miru_ponkotu

    DONE〜妖と学が結ばれるまで〜のPart②です。
    ①を見てからの方がわかりやすいと思われ。
    Q、語彙を増やすためにはどうすればいいですか?
    A、本を読みましょう。
    〜妖と学が結ばれるまで~②
    学視点

    恋ってなんだ?編

    (…ただ、お前の事をまだそういう目では見れねぇし、恋人らしいことはあまり出来ねぇぞ。お前がそれでいいなら、いい。)
    ……今時期忙しいし。
    伝わったのかあいつは鼻で笑った。今こいつの心情が読めない、何をどう思って鼻で笑ったんだ。
    「ん~……じゃあ、これからよろしく頼むよ。恋人として。」
    あぁ。と頷く。

    こうして3月27日を持って恋人としての関係が始まった。

    _______________

    あいつと付き合って1週間。
    とりあえず今時期は新規の契約者や仕事のやり方を変えたからとにかく忙しい。
    片腕無くなってから作業効率もスピードも落ちて期限ギリギリに仕上がることが多くて少々イラつく。まぁいい、無くなったもんはしょうがねぇし、慣れるしかねぇ。
    それとあいつ、妖から甘えられることが多くなった。まぁそりゃそうか、恋人だもんな。
    ただ、今までの甘えと何が違うのかがわからねぇ。甘えは甘えだろ?…正直あいつと同じくらいの弟がいるもんでそういう風に思っちまう。好意とかそういうのもわかんねぇし…キスされたって心情が動くわけでもねぇ…
    はっ、俺つ 2698