大人とDKの愛抱夢×ランガくん「あんまり身長、変わらないんだね」
「…ああ、そう…だね」
ちらりとこちらを見る赤い目に、同じく赤い目で応えてやる。
彼越しに雪色の髪が揺れ、優しいまなざしが僕…じゃなくて、もうひとりの僕に向けられていた。
「俺も、同い年の愛抱夢と滑りたいな…」
「…うん?」
白いシーツの海で、互いを求めて欲を泳いだ後、微睡みながら彼は言った。
何でもジョーとチェリーからかつての僕の話を聞いたらしく、高校生当時…つまりランガくんと同じ歳の時の僕と滑りたいと思ったと。
「あと、一緒に…ハンバーガーショップ…行って、どっちが沢山たべれ…か競争したり、あと…」
重たい瞼、ぱちぱちと瞬きをするたびに色素の薄いまつ毛が光を散らす。
それを美しいと思いながら、彼の頬を指の甲で撫でると、気持ちよさそうに目を細めた。
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