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    NatsuNe_02

    @Natsu_Ne02の作文部屋
    ここに上げるものはほぼ推敲してない。

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    NatsuNe_02

    DONE栗の皮を剥いているとあり得る話。時間軸は南ラプより前のつもり。
    ほのぼのな南の思い出話をネとファが聞く。フィとレノは会話の中で出てくる程度です。ルチが主に話してます。
    なんでもありな方向け。
    ありえない話 朝食の片付けが終わり、昼食の準備開始までの少しの時間。ネロにとっての休息の時間でもある。その時間にキッチンから賑やかな声が聞こえる。珍しいなと思いながら、ファウストは逡巡したがキッチンの扉を開けた。
     キッチンに入るとそこにはネロと南の兄弟がいた。ネロがキッチンにいるのはいつものことだが、ルチルとミチルが揃ってここにいるのは珍しい。彼らは作業台を囲んでそれぞれ丸いすに座り、楽しそうに会話しながら作業をしていた。その中心には鍋にいっぱいの栗がある。
    「おはよう。邪魔するよ」
    「おはようございます、ファウストさん」
    「今お目覚めですか?ハーブティーで宜しければ淹れましょうか?」
     ファウストが声をかけると、南の兄弟が手を止め顔を上げて歓迎した。素直なこの兄弟は、ファウストが起きてきた時間を咎めることなく迎え入れてくれるものだから、ファウストも彼らの手を止めてしまったことに申し訳なさを感じてしまう。
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