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    陽炎@ポイピク

    ジョジョ5部プロペシメインです。パソコンもペンタブもないので携帯撮り&アナログ絵しかうpしません。
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    陽炎@ポイピク

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    アイドル活動を始めた暗殺チーム
    全員キャラ崩壊のギャグ
    何でも許せる方のみお読み下さい
    https://twitter.com/SsKasugaharu080/status/1235467038191046656?s=19の続き。

    前回までのあらすじッ!
    お金のない暗殺チームはメローネの何気ない一言で小金を稼ぐ事にッ!
    「俺達アイドルやった方が儲かるんじゃね。顔だけはいいし」
    自分で言うなとギアッチョは突っ込みたい気持ちだった。そもそも暗殺者なのにアイドルとはどういう事だ。
    「しょ~がねぇなぁ。オレは賛成だぜー?ボスからの報酬だけでやってられっかってんだ」
    意外と乗り気なのは暴れる猫を抱きながら服をバリバリに裂かれているホルマジオだった。
    「ふん、テメェの場合単に女からチヤホヤされてぇだけだろ。で、稼げんのか?そのアイドルってやつは」
    ホルマジオへ皮肉混じりの小言を口にしながらも前のめりに鏡から出てきたのはイルーゾォだった。
    おい待てオメェもかよとギアッチョは焦る。
    「ライブとかコンサートとか会場を抑えるのに金は掛かるがチケットを売って物販でグッズを売れば、少なくともマイナスにはならない筈だ」
    流石金にがめついソルベ!そういう所は抜かりないッ!するとジェラートが甘えるようにソルベの肩へ頭を乗せた。
    「オレ達がアイドルになればぁ、TV出演とかも決まって更にギャラとか入るよねー?」
    待て待て待て。勝手にそこまで話を進めるな。
    その前に色々突っ込む所あるだろうが!ギアッチョは助け舟を求めるように血走った目でプロシュートを見た。
    「おいおい、オメェら。アイドルになるって言うからには顔がいいだけじゃ売れねぇ。アイドルとして活動するからには!歌って!踊れて!トコトンアピールしなきゃ人気になれねぇ!」
    「プロシュート兄貴ィ!やっぱりプロシュート兄貴はすげぇや!」
    ギアッチョはとうとう頭を抱えた。ペッシはプロシュートの言葉は全て正しいと信じ込んでるし残るはリーダーであるリゾットが待ったを掛けるしかねぇ!
    「ふむ。アイドルデビューするなら衣装もちゃんと用意しないとな。裁縫なら任せろ」
    オカンかよッ!ボケにボケを重ねるなッ!
    ギアッチョは耐えきれずとうとうブチ切れた。
    「テメェら頭おかしいだろ!オレ達はギャングだろ!しかも暗殺チームだろ!?誇りはねぇのか誇りは!そもそも誇りってよぉ~!ホコリと紛らわしいだろうが!ふざけやがってクソッ!」
    するとメローネがすっとギアッチョの目の前にポルポとの契約書のコピーを差し出した。
    「パッショーネという組織は別に副業を禁止してる訳では無いぞ」
    ーーという訳で。あれよあれよと決まってしまった流れで、アイドルとしての長く厳しい道程を彼等は歩む事になった。
    アイドルになる為のレッスンは地獄の特訓だった。スタンドの訓練の方がまだマシだ。滝行の中での発声練習。落ちたら真っ逆さまな崖の上でのダンスの練習。リゾットは夜なべしてミシンでひたすら衣装を作り、ソルベとジェラートは徹夜でグッズ作成……。それでも皆根を上げたりはしなかった!
    一流の暗殺者(アサッシーノ)たる者、一流のアイドルにならなければいけない!
    そして遂に、彼等の最初のステージが決まった。
    ライブハウス『酒!飲まずにいられない!』での初舞台。
    メンバー全員が明日の本番に向けて心をひとつにしていた(スペースキャット顔のギアッチョを除いて)。彼等の中で増していく緊張と高揚感。
    だが、ペッシの戸惑いの声がすっかりレッスン会場となったアジトの中に響いた。因みに壁全面にある鏡はイルーゾォが掻き集めたものである。
    「えっ!?明日の本番、オレだけ出るなって……!兄貴、何でです!?」
    ペッシはいつもの服と違いアイドルらしいキラキラした衣装を身に纏っている。因みにスパンコールはホルマジオが盗んだものである事はここだけの話である。
    「ペッシペッシペッシペッシよぉ~。オメーが1000年に1度の美少年である事は間違いねぇ」
    腰に手を当てて低い声で諭す男、プロシュート。
    メンバーの一員にも関わらずスデにペッシのグッズを買い占めアジトの一部は彼専用のペッシ祭壇が出来上がっていた。(因みに金をどうやって細工したのかは謎である。何せこの男はペッシの為ならジジイになって乞食の振りすらも厭わないのである)
    「だがまだ舞台に立てるレベルじゃーー」
    グッズが売れてホクホクなソルベとジェラートが『プロシュートは単にペッシがファンにサービスすんのが許せないだけだろ』と声を潜めていたその時だった。
    「待て」
    奥から人影が出てくる。
    そこに立っていたのはリゾットだった。
    ……フリフリの桃色ミニスカートを着た状態だが。
    「ペッシのミスは俺が目立つ事でカバー出来る筈だ。客は必ず俺に注目するだろうからな」
    真顔で言ってるが再度言おう。この男、スゴ味のある表情をしているがフリフリのアイドル衣装である。
    果たして、彼等の初ライブは成功するのか?
    突っ込み不在のまま、彼等は本番に向けて最後の仕上げを始めるのだった。
    to be continue……?
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    recommended works

    陽炎@ポイピク

    DONE #プロペシ版ワンドロ・ワンライ
    お題『キセキ』
    月祈(きせき)は神仏に祈る事
    街中で鮮やかな色の糸を見た。
    糸を辿ろうと其れに触れた途端消えた。
    男は直感した。あの糸はスタンド能力だと。
    男は何日間もあの糸が再び現れるのを待った。
    どうして組織の把握していないスタンド使いが居る?
    パッショーネに所属していないスタンド使いが居るとするならば、ポルポの試験で矢に刺される事の無かった天性のスタンド能力者という事になる。
    きらりと光る針先が通りの遠くの方へ進んでいくのを目撃した男は糸の紡ぐ軌跡を追うように辿った。
    その釣り針は観光客の懐へと潜り込むとあっという間に財布だけを掠め取った。男は釣り上げられた財布と並走した。
    正確には糸を引いている主の元へ辿り着く為に。
    「あっ……」
    釣竿を手にしている少年はボロボロの布切れを身に纏い身体中が痣だらけであった。
    弾かれたように逃げようとしたものだから男は咄嗟に釣り糸を掴んだ。掌の中に食い込む針の痛みに構わず男は唇を開いた。
    「――お前、家族は」
    少年は怯えたように頭を横に振った。声が出ないのか、それとも出せないのか。それでもスタンド能力を解除しようとはしない。男はぞくりとした。腕を這い上がっていく釣り針と糸の感覚。この少年はオ 1665

    陽炎@ポイピク

    DONE #プロペシ版ワンドロ・ワンライ
    『大丈夫』
    敵対組織への潜入任務。情報を入手するだけの仕事で、ペッシのビーチ・ボーイの本領発揮の場所になる筈だった。
    「追え!スタンド使いだ!」
    ところが連中の中にスタンド使いがいやがった。パッショーネから金で引き抜かれたクズ野郎なんだろう。向こうの雇われスタンド使いなんざ想定外で、能力を把握しねぇまままともに戦うのはまずい。
    「逃げんぞペッシ!!」
    パニックになりそうな程気が動転してるペッシを先導させる。背後から聞こえる銃弾にオレは肩口を撃たれた。
    「兄貴ッ!?」
    「いいから行くぞ!もしもの時のために保険掛けといただろうがッ!」
    痛みに耐えてペッシに激を飛ばす。
    ペッシはオレの言葉に落ち着きを取り戻し記憶を頼りにある場所へ向かった。
    「イルーゾォ!」
    鏡の前でペッシが叫ぶ。鏡の中からぬっと腕が伸びてそのまま中へ引きずり込まれた。
    「ざまぁねぇな、プロシュート。ペッシに銃弾が当たらないようにしたのはいいが、おめぇそんなんじゃ命が幾つあっても足りねぇぜ」
    オレの肩口に開けられた風穴にイルーゾォは呆れた声を上げてペッシがはっと我に返った。
    「兄貴ッ!大丈夫ですか!」
    鮮血でスーツは台無しだ。けどオレは 840