Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    sea_jj_sea

    せあ@sea_jj_sea です
    ワンクッション置きたい絵や文、Rがつく文を載せます

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 7

    sea_jj_sea

    ☆quiet follow

    ドロライに参加する気で書き始めたけど思っていたより長くなり、案の定書けずにいるやつ。
    ここまでで書きたいとこの半分くらい(たぶん)

    Tap to full screen (size:618x1132).Repost is prohibited
    😭😭
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    sea_jj_sea

    DONEドロライ、お題「デート」長くなったのでこちらに。
    消防士🐯×獣医学生🐺
    ※名前のあるモブが出てきます※ 

    前主のワンドロワンライさんのお題「依存」で書いた「しつけとのろけ」というSSの、過去話(馴れ初め)という設定で書いています。▶次のぽいぴく投稿に上げています。
    今後も私がこのパロで書く際には同じ世界線になるかと思うので、同じ名前のモブがいるなーとだけ思ってもらえたら幸いです。
    君の宇宙の侵略者「伏黒恵さん、俺とデートしてください」
     はっきりと告げられた言葉は本当に同じ星の言葉か。差し出された大きな右手は本当に同じ地球人のものか。
     唐突すぎる申し出に驚いて、伏黒はただ呆気にとられたまま虎杖のことを見ていた。


     虎杖悠仁は、伏黒が在籍する某大学獣医学部のキャンパス近くにある、消防署に勤める消防士である。歳は伏黒と同じ二十二歳。出会いは伏黒のアルバイト先の動物病院に、虎杖が迷い犬を連れて来たこと。再会はその二週間後。実習帰りの伏黒はキャンパス内で虎杖に声をかけられ、実習でくたくたになった頭で適当に返事をしている間に夕飯を共にすることになっていた。
     虎杖は広大なキャンパスを(勝手に)ロードワークに利用していたらしく、最初に出会った時に伏黒がそこの学生だと聞いてから、ずっと探していたのだという。曰く、「友達になれる気がして」。一方の伏黒は、見るからに自分とは正反対の陽な光を放つ虎杖を、病院で接した時から「無理なタイプ」としていた。
    15282

    recommended works

    other8e

    MOURNING幸せであれ
    ※しじみ食べたことないので食感は検索してみたけど実際のところ知りません
    「嶺二」
    ぼくの名前を呼ぶ声にゆっくり目を開けると、ベッドの端に腰をかけたランランの姿があった。
    「おはよう、嶺二。やっと起きたな」
    ランランはぼくの頬をそっと撫でてふわりと微笑む。少しくすぐったい。カーテンの隙間から射し込む陽の光が、ランランのまだセットしていないふわふわの髪の毛を明るく照らしてきらきらと輝いている。
    「いまなんじ?」
    身を起こしながら聞くと、7時だと教えてくれた。ちょうどいい時間だ。
    体を起こしたものの疲労の残る体はまだ少しだるくて、ベッドの上でぼうっとしてしまう。ランランの小さく笑うような声が聞こえたかと思うと、ぎしりとベッドの軋む音と唇に優しく触れる感触。それにうっとりとする間もなくランランはぼくから離れて、物足りなさを感じて見上げるぼくの髪を大きな手でくしゃくしゃとかき乱した。
    「ちょっとー!」
    「目ぇ覚めただろ?朝飯作ってあるから早く顔洗ってこい」
    「うん」


    着替えは後回しにして、顔を洗って歯を磨いてリビングに向かうと、美味しそうな匂いがぼくを待っていた。
    「わー!すっごい!和食だ…!」
    テーブルには、お味噌汁に焼き鮭に卵焼きが並んでいて、どれもまだ白い 2846