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    なかた

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    なかた

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    #綴至
    suffixTo
    #女体化
    feminization
    ##A3!

    秋の終わりの綴至♀「あ~うまかった。いつもごちそうになってばっかりですみません」
    「いいの、いいの。私の課金で綴がお腹いっぱい幸せになってくれたら、それはもう実質収入だから」
    「なんすかそれ」
     オタク特有の思考回路が理解できずに至の方へ目を向ける。すると彼女は、返事をするより先に、腕にかけていたストールを広げた。
    「寒っ。車だから防寒のステータス上げる装備はいらないかと思ってたけど、読みが外れたか」
     店に入る前はまだ日も沈んでおらず、厚着をしてきた綴の方が汗ばむくらいだったが、食事をしている間に状況は一変していた。エアコンで適温に調整された店内を出ると、冷たい風が二人の体温を奪う。今日の至は上半身に薄手のリブニット、それから今たった羽織ったストールしか身につけていない。フード付きブルゾンを着た綴と比べても、見るからに寒そうだ。
    「俺のこれで良ければ貸しますよ」
    「マ?」
     平日の至はオフィスカジュアルのルールを守って、あまり身体のラインを拾わない服を着ている。締め付け感のなさを重視しているのか、部屋着のスカジャンも大きめで、体型はなんとなくしか分からない。しかし、彼女が休日デート用に選んだ私服はすらりとした手足や厚みのない腰回りと対照的に、ふくよかな胸元を目立たせるせるものだった。そのギャップの演出も、日頃から表と裏の顔を使い分ける至の策略なのだろう。なんとなく分かっていつつも、綴は密かにドキドキしていた。だから、色気のかけらもない自分の上着で隠してしまうのは正直残念なのだ。かといって、隣で腕をさすって寒さに耐える至を放っても置けなかった。
    「ありがとう。じゃあ、綴には私のストール貸してあげる。アイテムトレードね」
     綴が手渡したブルゾンに袖を通すと、至はストールを折り畳んでマフラーのように綴の首に巻きつける。
    「ふふ、かわいい」
     カシミヤの柔らかな生地にすっぽり鼻まで埋まった綴を目にして、至は満足そうに笑った。
    「かわいいのはそっちの方っす」
     だぼだぼの袖をゆらしながら、一足先に車に向かう至の背中目掛けて綴は小さくつぶやいた。
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