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    すなぁ……

    @suna_ansu
    マヨ巽……

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    すなぁ……

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    ショタおにのマヨ巽になるはず※します
    ※突然のショタ化
    ※細かいことは気にしない人向け
    ※途中まで書いていたものの追記しましたが短文です

    #マヨ巽

    小さいマヨと母性に目覚めそうになる巽の話──星奏館、ブックルーム。日付が変わるまであと数分。本に囲まれた静かな空間に人影があった。
    (区切りの良いところまで、と読み進めていたらこんな時間になってしまいましたな。そろそろ部屋に……)
     壁掛け時計に視線を向けて時刻を確認した巽はようやく本を閉じて立ち上がった。
    「タッツン先輩!!」
     同時にブックルームに慌しく藍良が駆け込んで来た。
    「おや、藍良さんも夜の読書ですかな?」
    「そんな悠長なこと言ってる場合じゃなくて、大変なんだよお!!」
    「巽先輩ここにいたのか」
    「一彩さん、と……その子は」
     藍良に続いて現れた一彩は腕に子どもを抱えていた。深い紫色の髪に、不安げな表情をみせる下がり眉に緑の瞳。極めつけは小さな少し空いた口から覗くギザギザの歯。
    「マヨイさん……ですか? ふむ、少し見ない間に小さくなりましたな。普段から細身で栄養が行き届いているか心配でしたが……やはり食事はしっかり摂るべきです」
    「うむ! 巽先輩にも分かるようだね。気配もマヨイ先輩そのものだよ!」
    「どこからツッコむべきかなあ……」
     頭を悩ませる藍良だったが気を取り直して巽に小さなマヨイが廊下に蹲っていたことを伝えた。
    「小さなマヨさんはラブいけど元に戻るのか心配なんだよね。今後のアルカロイドの活動とか……」
    「心配せずとも巽先輩が小さなマヨイ先輩に対して邪なことを考えたら戻る気がするんだけど」
    「ヒロくんがこんなわけのわからないこと言うからタッツン先輩を探していたんだけど……タッツン先輩は聖職者だからそんな邪な考えなんて抱くわけないでしょ! マヨさんじゃないんだから……」
    「買い被りではありますな。さて、ここに長居するのもなんですし……マヨイさん。君が嫌でなければ俺の部屋に一緒に行きましょうか」
     目線を合わせるためにしゃがんで話しかける巽の目には邪気など一切なく、それを子どもながらに感じ取ったのか小さなマヨイはこくり、と頷いて巽の手を握った。
    「早速懐かれてる」
    「流石巽先輩だ!」
    「晃牙さんとレオンさんはペットロケでいないので、今夜は俺の部屋で休みましょう」
     一彩は抱えていた小さなマヨイをゆっくりと降ろした。不安げな緑色の瞳が巽を見上げる。巽は優しく頭を撫でたのちに、小さな手を握り微笑んだ。





     一彩と藍良は小さなマヨイを巽に託してそれぞれ部屋に戻り、巽の部屋には小さなマヨイと巽の二人だけになった。
    (小さなマヨイさんは見たところ十歳前後でしょうか。外見の年齢にしては精神的な幼さ故か指を咥えているのが気になりますが……)
     巽が小さなマヨイを観察していると小さな口が欠伸をした。
    「そうでした、子どもはとっくに寝る時間でしたな」
     既にうとうとし始めた小さなマヨイをベッドに運んで寝かしつけると眠たげにしていた小さな瞳はすぐに閉じた。重ね着のセーターを脱いで白シャツになりマヨイの隣に寝て布団を掛け直した。
    (普段のマヨイさんも愛らしいですが小さなマヨイさんはまた違う愛らしさがありますな。髪の毛も柔らかくいつまでも撫でていたくなります)
     抱き寄せるとマヨイがもぞもぞと動き胸元を探り始めた。
    「ま、マヨイさん……? 寝ぼけているのでしょうか? っ、俺から母乳は出ませんよ」
     小さなマヨイはシャツ越しにそのまま胸元に吸い付いた。本来出るべき母乳を求めているのか、吸い続けられた巽のシャツの胸元にはよだれの染みができていく。
    (引き剥がすことは出来ますが……不安にさせてはいけませんな)
    「ちょっと待ってくださいね」
    シャツのボタンを外し胸元を開けると小さなマヨイがまた吸い付いてきた。
    「ん、……」
    (小さなマヨイさんがこれで満足するのであれば……)
     胸元からはちうちう、と小さく吸い上げる音が聞こえている。心なしか小さなマヨイも満足気だった。
    「マヨイさんのことを伴侶や母のようだと言っていましたがこれでは……俺が母親のようですな」
     柔らかな髪を撫でながら胸に吸い付くマヨイに慈愛の目を向け抱き寄せる。
    (しかし、このまま小さなマヨイさんのままでは何かと困りますな。ユニット活動もですが……)
    「っ、……」
     吸われ続ける胸元の刺激は強くはないものの濡れて感じた突起は固くなり始めていた。求める程の刺激が無くもどかしさからマヨイが吸い付いている胸元の反対、空いた胸元に自ら手を添え指を立てた。
    「はぁ、……っ、マヨイさん」
     先端を引っ掻いて自ら刺激を与えて吐息を漏らす。更につねっては強く求め一人で耽っているといつの間にか小さなマヨイからはすやすやと寝息が聞こえていた。
    「はぁっ、………もっと、」
    (いえ、この考えはいけませんな。小さなマヨイさんが純粋に母乳を求めていた行為に己の欲を満たすためだけに求めるとは……俺もまだまだですな)
     我に返り邪念を祓うための瞑想をしている内に巽も眠りについていた。





    「マヨさんが元に戻ってる!!!」
    「マヨイ先輩が大きくなっているよ!!」
     翌朝、巽の部屋を訪ねた藍良と一彩はマヨイの姿を見て声を揃えた。
    「な、なんだかお騒がせしたみたいで……すみませぇん!!」
     すっかり元の姿に戻ったマヨイがそこにいた。
    「小さなマヨイ先輩のままでは心配だったが無事に巽先輩は邪なことを考えたんだね!」
    「は? タッツン先輩がそんなこと考えるわけないでしょ。こういうのは自然と元に戻るものなの」
    「ふむ、そういうものなのか……?」
    「実際のところどうなんですか巽さん……?」
     ニタニタと緩む口元を抑えながらマヨイが巽に問う。
    「それは……っ、神のみぞ知る、ですな」


    おわり
    (ぶくスタの邪念感知でデカくなる巽ネタがすきです)
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