五伊地のはなし年の瀬が迫ると人の動きに合わせて呪霊も活発になるのは仕方ないことなのか。
五条も伊地知のふたりが任務に忙殺されすれ違う日々もありで五条の機嫌が今年一番の悪さにぶち上がる。
伊地知はというと、五条以外の呪術師との同行や書類作成に追われているため五条の機嫌を伺う暇もない状況。
立て続けに五条以外の呪術師との同行任務に当てられたこともあり本音は顔を合わすのが面倒臭い、伊地知に熱を入れている五条の口からなんで伊地知じゃないの?おかしくない?
と駄々をこねられるのが分かっているので。
「とはいっても態となんですかね」
次々と入ってくる呪霊討伐依頼と適任者リストを見ながら伊地知がひとりつぶやく。
ならば、とPCに向かいリストと照らし合わせながら作業を始めると、
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